早速、新しいカーナンバーでサイン! ~大阪オートメッセ2020&GTチャンピオン大嶋和也選手レポ~
2月は恒例の大阪オートメッセ!大阪、行って参りましたよ~。狭い日本なのに大阪の文化の違いが毎年新鮮。今年は暖冬で、仕事中楽で助かりました。例年、小雪が舞う寒さですがね。
さてイベントは、カスタムカーのイベントですが、SUPER GTとのコラボイベントでもあります。そのコラボは今年で8年目。コラボ初年度は、SUPER GTって何だろう?という反応だったそうです。“継続は力なり”、今年はたくさんの方がブースを訪れていました。
ブースは、年々規模が拡大し、今年はとても広い面積を確保。直近の3月に開催される「2020岡山国際サーキットファン感謝デー&公式合同テスト」や4月の「開幕戦」が控えていますから、それらのPR活動も行われていました。
例年、SUPER GTのシリーズチャンピオンがゲストに招かれ、3日間イベントに参加しますが、今回はGT500クラスのチャンピオン大嶋和也選手も参加されていました。先般、今季のモータースポーツ活動計画が大嶋選手の所属するトヨタ自動車から発表され、昨年同様SUPER GT、スーパーフォーミュラに参戦することになったのはご存じの方も多いでしょう。
今季は昨年と体制が変わりましたね。目を引くところは、SUPER GTのチャンピオンゼッケン「1」は付けないところかな。これはチームにチャンピオンゼッケンは与えられるものであり、チームがGT500クラスに参戦しないため、チーム移籍をしたことで、数字に固執していないかもしれませんが、「1」を付ける権利がないんです。
ちなみに、スーパーフォーミュラは、ドライバーにゼッケンが付随するので、チャンピオンがチームを移籍をしてもゼッケン「1」を使うことが可能です。昨年のホンダの山本尚貴選手がその一例ですね。
大嶋選手、今季は心機一転ゼッケン「14」。セルモがメンテナンスのルーキーレーシングからの参戦となります。 10代の頃から仕事を通してトップカテゴリーにあがって来るまで見てきましたが、逞しくなりましたね。大人になったなあと。低いトーンで話すところは変わらないかな?チャンピオンを獲得して変わったところは何もないと言いつつ、気持ちに余裕ができたと話してくれた大嶋選手。SUPER GTに関してお話を伺うことができたので、少しですがどうぞ。
――今季から新体制になりますね!
大嶋: 2011年から在籍した思い入れのあるチームから移籍して、場所も人も変わりましたが、今、新しいことにトライすることは非常に楽しいです。エンジニアはそのままで、メンバーも大きくは変わりません。新しく一緒に仕事をするメカニックたちも、どこかしらで今まで仕事をしたことがあるメンバーですので不安もないです。マネージメント、メンテナンスなどをセルモさんにお願いして今季はレースに臨みます。
- 昨年の最終戦の様子
――チャンピオンを獲得できた理由、これまでと何が変わったと思いますか?
大嶋:何度もチャンスはありましたが、勝てていなかったですね。でも良くないイメージではありますが、思い返せば近年4年間で3回もタイトル争いをしてきているので、まったく悪くはないんです。不運に見舞われたこともありましたしね。
昨年は、タイで優勝できたことがタイトルを引き寄せた大きな要因ですね。今までのチームル・マン24時間レースは、ミスで優勝を取り逃したりしたことが過去にありました。でも、今年はタイで、あそこで優勝してからスタッフも自信がついたし、もう一回勝ちたいという勝ちに対して貪欲になりチームが変わったと思います。頑張っていても結果が伴わなかったことで、不安、不満もあったと思います。しかし、勝ったことで自分たちが今までやってきたことが正しかったと認識できたと思うんです。そこからチームの雰囲気も変わって、ますます頑張ってくれました。近年、若手の人材も確保して、強いチーム作りもしてきた結果だと思います。
――チームメイトの坪井翔選手はどんなドライバーでしょう?
大嶋:真面目で実力のあるドライバーで、もちろんチームメイトとして不満もありません。クルマづくりをとても勉強してきていますね。ヤマケン(昨年までの相棒、山下健太選手)よりも、クルマづくりは任せられます。ヤマケンとはもちろん仲良かったですが、感覚で走るドライバーなので、まず好きなだけやってもらって、それから自分がという感じでした。こちらに無理に合わせてもらおうとか自分が合わせようという思いはなく、それでとてもうまく行きました。今年はそういう意味で違いはありますが、何ら問題なく頑張ります」
――2台体制ということで同じチームには、石浦宏明選手がいらっしゃいますね!
大嶋:戦うときに誰がいるとか、まったく意識したことはなく、誰かのために走っているのでもなく、ただ頑張るのみです。ただ2台体制で高みを目指せると良いとは思っていますが、これまでと何ら変わりはありません。今年も応援よろしくお願いします!。
ありがとうござました。イベントの3日間で、GRスープラデビューウィーンをしたと述べていた大嶋選手。ステージでは、ホンダ陣営の今季GT500 クラスデビューの福住仁嶺選手やGT500クラス武藤英樹選手と楽しく新車の探り合いトークを展開していました。
また、苦楽を共にしたチャンピオンカーのエンジン始動も行っていましたね。天井の高い会場に響き渡っていました。これは、例年行われますがなかなか良かったです。広がるエンジン音に頑張ったねと、私はいろんな思いが広がりました。誰がチャンピオンを獲っても思うのですよ、感覚がお母さんでごめん…。
今からまず岡山公式テストが楽しみでしょうがありません。いろいろ心配な要素がありますけどね。引き続き、次のコラムでも大阪オートメッセ2020 SUPER GTコンテンツの様子をお伝えいたします!続くっ!
<関連リンク>
2020 岡山国際サーキットファン感謝デーの特設サイト
http://okayama-international-circuit.jp/special/fan-2020/
(写真/テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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