開幕に思いを馳せる ~近況報告~
みなさま、こんにちは!緊急事態宣言が出た神奈川県に住んでおりますが、その後いかがお過ごしでしょうか?新型コロナウィルス、自分がそして身近な人が感染、もしくは、罹患させてしまうリスクがありSTAYHOMEな毎日。取材もお互いの為になりませんので、出来ておりません。外出しないということ、それが一番の収束、そして終息の早道ということで我慢しております。我慢を覚える時ですね。
さて、シーズン中は仕事に追われSNSのタイムラインのごとく時が流れていくばかりで、20年に渡り前に進むばかりで後戻りがあまりなく…、現場が終わればコラムやもろもろのレポートなどを執筆したら次の現場へ移動…というように過ごして来ました。今このような状況になって、自分が今までやって来たことを振り返る時間が出来ました。あらためてレースに向き合う時間が出来たと思っています。いつかまた世の中に「日常」が戻ったら、熱く現場を追いかけますので、じっくり時間を使わせてくださいね。
- (写真=トヨタ自動車)
本来なら、先週末にSUPER GTの開幕戦が岡山国際サーキットで行われているはずでした。今年は、GT500クラスの3メーカーが新車が華々しく登場するシーズンです。トヨタ勢は、Supra is back! スープラデビューイヤーでもあります。3年に一度の新車投入のシーズンは、一か月前に開催される公式テストでクルマが公になり、ファンの方がテストからたくさん押し寄せるんですよね。今年の公式テストは、「無観客」というカタチで行われましたから、お客様は新車を見ることができていないんですよね。第2戦富士、第3戦鈴鹿も延期ですので、ただただ残念でなりません。
開幕戦の予定がぽっかり空いたレースウィークに、自宅にいる虚しさと言ったら…。さみしさのあまり架空のSUPER GTのハッシュタグ 「#エアSUPERGT」でSNSに投稿したりと妄想を楽しんで時を追いやりました。やっぱり好きなんだな「現場」が…と素直に思いましたね。
シーズン中の現場は、取材を頑張ったご褒美に最終日にレースがもれなくついてくる感じ、私の場合は。レースが終わってからも取材は続くのですがね。3日間現場にいて最後に決勝があるので、その時間じっくりメディアセンターでレースに集中です。1時間半くらいでしょうか、日中やっと座れる時間でもあります。
前述の“妄想の投稿”に戻りますが、見ていて思ったのは、お客様の臨場感がものすごくハートに訴えてくること。同じサーキットにいても、場所が違うだけでこんなに目に見えているものが違うのかと。わかっていても驚きです。また、お客様の動向、サーキットへはどうやって来られるのかなど、知らない部分が目に見えて来ました。サーキットからお帰りになる際のバス待ちは大変そう。かなり昔になりますが、乗ったことがあるのでわかります。サーキットは広いので歩き疲れている中で、帰りにまた大変な思いをしてお帰りになる様子は、疲労まで目に浮かびますね。
また、勉強と反省になったこともありました。最近GTファンになった方からのコメントです。見たことがないものも、発信したものに対して、自分も想像を加えたりして理解するというものでした。自分は長年通っているサーキットですが、発信を受け取る相手が全て理解できているわけではないということ。未知の世界でもある…。初心忘するべからず…です。言い聞かせているつもりでしたが、再認識させていただきました。もちろん、メリハリの発信が特にSNSなどはおもしろいので、そこは考えてやらないといけませんけどね。
開幕戦を心待ちしていた方、関係者もたくさんいたということは大いにわかりました。パブリックビューイングに参加しているという妄想も楽しかったです。日本全国、海外も含めサーキットに行くのは大変。時間とお金も必要です。ライブ中継もありますので、レースの楽しみ方はそれぞれですが、一度で良いからサーキットに来て欲しい気持ちは変わりません。大変ですけどね。
開幕戦が延期になっても、開幕戦に併せての動きもありました。TOYOTA GAZOO Racing公式ツイッターは、今年デビューするGRスープラの車両6台の画像を掲載していました。#エアSUPERGT2020開幕!と称して…(笑)。エアがシリーズになると大変だよと、ツッコミながらもこのノリを賞賛しました。車両が変わって、注目の的でもありますね。オフシーズンテストの様子は、まだまだ開発の余地があるでしょうし、共通パーツのデリバリーも公式テストの時点で全てではなかったようですし、様子がまったくわかりませんけどね。
昨年の開幕戦は、レクサス勢がぼろ負けでしたね。2019年はそんなシーズンなのかなと思ったら、タイトルを獲得していましたね。そんな事からもこの先何がどうなるかわかりません。参戦するクルマの種類は変わらなくても、新しいGT-RやNSX-GTも進化しリベンジして来るはず。そう思うと開幕戦見たかったね。ずっと言い続けるだろうけど。
現在、移動も不要不急の事以外できる限り最小限となり、何もできない昨今、ドライバー、レース関係者だけではなく動画配信への動きが大きいですね。スマホやビデオ、それを編集するソフトやアプリの進化がものすごい。私でも編集出来ちゃいますしね(笑)。昨年GO PROを買ったら、楽しくて一時ハマっておりましたが、今、その成果を発揮する時です。と言っても、私は昨年のものを編集して配信してますが、ドライバーさんに会えなくてさみしいファンの方々は、ドライバーさんたちが配信するYouTubeを見る時間も増えたのではないでしょうか?
私自身もYouTubeを見る時間が非常に長くなりました。洋楽と勉強系ですが、最近は過去のレースもじっくり見る時間が出来、思い出に浸っております。思いがけず思い出が向こうからやって来るんですよね。今後、コラムを執筆させていただく前のレースなども振り返って行こうかなと考え中。今回は、ただの近況報告になってしまいましてごめんなさい。
SUPER GTは7月に開幕戦を予定しています。状況が好転すればの話とみんなが認識しているはずです。
(今後の予定 SUPER GT公式サイト https://supergt.net/news/single/19930)。
ただ、希望のない世の中では自粛にしろ何事も頑張れないので、7月を目標に頑張ろうと思います。ではまた!
(写真=トヨタ自動車、大谷幸子 テキスト=大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
あわせて読みたい!
最新ニュース
-
-
NISMOパーツてんこ盛りな新型『キックス』! アーバン・シャドウは見た目も走りも「一線を画す」…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
「悪魔のZ」がラスベガスに降臨、隠された“Devil Z”を探せ…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
セリカGT-FOUR の魂を『GR86』に、300馬力の「ラリーレガシーコンセプト」発表…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
トヨタ『タコマ』をオフロードレーシングカーに、伝説のドライバーと協力…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
『フェアレディZ』の新たな姿「レジェンドパッケージ」を日産が公開…SEMAショー2024
2024.11.05
-
-
-
ホンダレーシングが一般車両向けパーツ開発にも注力、『パイロット』カスタムを初公開へ…SEMAショー2024
2024.11.05
-
-
-
トヨタ、『ランドクルーザー70』の40周年記念プロジェクト開始
2024.11.05
-
最新ニュース
-
-
NISMOパーツてんこ盛りな新型『キックス』! アーバン・シャドウは見た目も走りも「一線を画す」…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
「悪魔のZ」がラスベガスに降臨、隠された“Devil Z”を探せ…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
セリカGT-FOUR の魂を『GR86』に、300馬力の「ラリーレガシーコンセプト」発表…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
トヨタ『タコマ』をオフロードレーシングカーに、伝説のドライバーと協力…SEMAショー2024
2024.11.06
-
-
-
『フェアレディZ』の新たな姿「レジェンドパッケージ」を日産が公開…SEMAショー2024
2024.11.05
-
-
-
ホンダレーシングが一般車両向けパーツ開発にも注力、『パイロット』カスタムを初公開へ…SEMAショー2024
2024.11.05
-