ナナマルくんのパーツ探訪 後編【東京オートサロン2022】
前編では、TOYOTA GAZOO Racing、日産、BBS、RAYS、ブリッドを回ってきました。後編は、総合チューニングメーカーを中心に駆けずり回ってきました。
「TRUST」日本屈指の老舗チューニングメーカー
ナナマル(愛車70スープラ)のサブコンピューター、ブーストコントローラー、オイルクーラー等はTRUST製。TRUSTのブースは当然外せません。
70スープラのタービンを変えた直後に発売された「TD06SH-20RX」というタービン。このタービンは私のクルマのキットが販売されていないので、タービンを単体で購入し、エキゾーストマニホールドや吸排気のパイプ類等の部品は他メーカーの商品を使用したり、ワンオフで製作して取り付ける必要があります。しかし、従来のタービンと同等のレスポンスながら中回転以降のパワーアップができるものです。どれほどのものだと興味がありました。
見た目しかチェックできませんが、ブレードはアルミ合金のためか…輝いて見えるし、従来品との風量アップを謳っているからかコンプレッサーホイールも奥行きがありそう、そしてハウジングにはロゴがあり、商品名が書いてある赤いバッジさえもかっこよく見えてしまいました。
このタービンを装着した70スープラを妄想していました。
TRUSTはGReddy FACTORYというモータースポーツで培ったテクノロジーをフィードバックし、製品や車両を制作するオーダーサービスがあり、そのノウハウが注ぎ込まれたセリカXXが展示されていました。セリカXXといえば、名称は違えど70ス―プラの先代モデルですので気になるとこです。エアロは昔TRUSTが販売していたものが装着され、マフラーは純正の様なデザインでありながら、テールパイプにブランドロゴが入ることで所有感を満たしてくれるはずです。
「HKS」感性に訴えるこだわりのもの造り
ナナマルがいつも気にしているチューニングメーカーのHKS。というのも、排気系、車高調、点火システム、汎用タービン等、パーツの種類が最も豊富だと思うからです。
まず車高調!
細部のパーツも耐久性やパフォーマンスを重視した単筒式が出展されていました。オーバーホールもでき、3年6万キロと長期保証が魅力。適合車種に70スープラがラインナップされないかなと期待しています!
続いてタービン!
発表されたばかりのGTタービンの新シリーズを見る事ができました。写真左の商品は「GT4950_BB」と書いてあります、BBと付いている事から、恐らくボールベアリングを採用しており、ポーテッドシュラウドも装着されています。今回発売予定のタービンは、ハウジングの刻印からギャレット製もあると推測しました。
また、金色のシュラウドの配色がクール…サクションパイプを装着すると見えなくなってしまいますが。GT4950_BB」という約380〜580psの範囲で使用できるものが自分のクルマにはマッチしそう。次はシングルタービンも良いな、なんて妄想をしていました。でもこちらは汎用タービンであるため、装着する場合はTRUSTのブースで見たタービンと同じく、私のクルマに合わせてタービン周りの部品を購入、製作する必要があります。でもタービンを見ていると、テンションがあがります!
オートサロンでも珍しい70スープラ発見
多数のタイヤメーカーが展示を行っていましたが、まずはVITOUR TIREのブース。とは言ってもタイヤとは関係ないのですが、70スープラが展示されていたのでしっかり見させていただきました。きれいなブルーの車体にエアロパーツが装着されており、ウィンカーレンズとサイドマーカーはクリア化、ボンネットとヘッドライトカバーはカッティングシートが貼られていて、個性的なんです。細部のモール類のコンディションがとても良い状態で、ナナマルの目標になります。頑張らなければ!
こちらのメーカーさんのタイヤはコスパの良さで評判が高く、前々から気になっていたので、いつかスポーツ走行の機会があれば是非履いてみたいタイヤですね。
お次は、横浜ゴムのブース。
お目当ては新商品の「ADVAN NEOVA AD09」。ドライ及びウェットでのラップタイムを従来品と比較すると、ドライ、ウェットでも3%近くタイムが短縮するとのこと。以前、旧モデルの「AD08R」を装着しいていた事がありますが、素人の私でも分かるグリップ感で、スポーツ速度域ではもちろん、街乗りや高速道路でも食いついている感じがステアリングや車の挙動を通じて伝わりました。私には宝の持ち腐れでしたが、それを上回る性能には興味しんしんです。
適合車種豊富、手ごろな価格だけど信頼性のあるブレーキメーカーをチェック
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ブレーキメーカーで気になる台湾のJBT BRAKE SYSTEMS JAPAN。ここはナナマルが検討中のメーカーの一つです。世界中の多くのメーカーにブレーキをOEM供給している海外のメーカーで、日本ではTRUSTのブレーキキットも製作していました。ブレーキパッドの選択は大手のパッドメーカーに対応しており、ローターはセミフローティングの2ピース仕様が標準であるため、走る方にはピッタリだと思います。
更に、社外ブレーキキャリパーにはキャリパーの表面にメーカーロゴが切削されているのが一般的ですが、このメーカーの商品はロゴ無しが選択できる点やオリジナルカラーやロゴを製作できるドレスアップにも富んでいます。そして、価格も一般的なブレーキキットと比較するとお手軽な価格であるだけではなく、適合車種が豊富である点が魅力的だと感じています。社外のブレーキキットの選択肢が少ない70スープラだけではなく、他車種に乗っている同じの悩みを持つ方にオススメです。
完成度が非常に高いロードカー
サーキットでのタイムアタックやドラッグレース、完成度の高いロードカーの製作等で有名なお店のブースにあったクルマは、見た目はもちろん走りのスペックの完成度も非常に高いです。ロータリー勢や日産の新旧スポーツカー勢、新旧911勢がもともと好きで、実車を見ると確実にテンションはあがります。
車のリアルイベントは楽しいことを再確認
サーキットでのタイムアタックやドラッグレース、完成度の高いロードカーの製作等で有名なお店のブースにあったクルマは、見た目はもちろん走りのスペックの完成度も非常に高いです。ロータリー勢や日産の新旧スポーツカー勢、新旧911勢がもともと好きで、実車を見ると確実にテンションはあがります。
そして、ウェブサイトで商品やスペックを確認するのは楽ではありますが、装着後のイメージを膨らますことができるのはリアルだなと再確認できました。そして、オートサロンに展示できるぐらいのクルマ(現実は厳しいというのが承知しています)を目指して、改めてナナマルらしく内外装を美しく、走りも抜かりないクルマに近づけたいと思う気持ちがモリモリ沸いてきました。
いたるところでテンションをあげれる東京オートサロンは、やはり自分にとって格別なもので、大変満足しました。それでは皆様も体調に気をつけて、またどこかでお会いしましょう。
(写真、テキスト ナナマルくん 編集:GAZOO編集部)
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