谷口信輝 ドライバーズコラム 第6回 箱根ヒルクライム

こんにちは!谷口信輝です。

先日、箱根ターンパイクでとあるイベントが行われました。「モーターヘッド 箱根ヒルクライム」です。去年初めて行われ、今回で2回目となります。箱根ターンパイクを全線占有し、2車線全部を使い全開アタックするという前代未聞な試み。尚且つ、ナンバーの付いているチューニングカーだけでは飽き足らず、バリバリのレーシングカーまで走らせちゃうという無茶苦茶なイベントです。

去年、第1回目は、
HKS GTR(ストリート)
スタディBMW Z4 GT3(レーシングカー)
スバルWRX(ニュル24時間マシン)
スバルWRX(WRCマシン)
トラストGTR(D1マシン)
が走りました。

レーシングカーがターンパイクを全開で走る!ドリフトチャンピオンカーがターンパイクで全開ドリフトをする!その反響ったらもう、半端なくインパクトがあり、話題を呼びました。

そして第2回…。今年集められたマシンたちは…。ハンパなかった。

まずはHKS GT1000+

そして、GT300チャンピオンカーGTR

ポルシェ962C

GT300 マザーシャーシ エボーラ

そして…
ベネトンF1

そして…
JPS F1

D1マシンたち

凄まじいラインナップ!

ところが…
前日の搬入日は曇りでしたが…
次の日(本番日)の天気予報は100%雨。

主催者以外は、全員、
「明日は無理やろ」って思ってた。

搬入日の夜から雨は降り出し、
明日も全く止まない方向。
関係者一同、とても残念で仕方なかった。

とーこーろーが!
主催者の気合いなのか?怨念なのか?
奇跡的に朝方、雨が上がった。
超ウルトラスーパーミラクル!

路面はハーフウェットだが、雨に比べれば断然マシ。各車スケジュール通り進行する。僕は去年同様HKS GTRを担当。

去年走ったGTRは、ストリート仕様なので、ブーストアップの600馬力。
それにスリックタイヤを履いて走りました。約8kmの区間を走るのだが、タイムは2分53秒くらい。最高速は220km

今年のマシンは、HKS GT1000+ という、タイムアタック用の1200馬力のGTRだ。

路面がハーフウェットということもあって、タイヤはスリックではなく、ADVAN A08Bというラジアルタイヤで臨んだ。

去年は、600馬力にスリックタイヤ、今年は1100馬力にラジアルタイヤでハーフウェット。それでも、まぁまぁ攻めました。タイムは2分52秒で1秒アップ。最高速は238km出ました。

危ないって(笑)

まもなくDVDも出るので、みなさん是非見てください。

このチャレンジは、ちゃんと警察にも許可を取り、安全も最大限に考慮し、尚且つ危険な香りを楽しめ、日本にもこんな素晴らしい道路があるんだという事をアピールし、決して暴走行為を助長しているわけではなく、「速度と安全」をテーマにやっている、雑誌「モーターヘッド」は凄いね。あの「100%雨」をなんとか止ませた怨念にはビビった(笑)。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road