銀座がタイムトリップ?! 思わず二度見する「動くミュージアム」クラシックカーイベント 2/3

五街道の道の起点、日本橋に集う

徳川家康が打ち出した全国道路網整備計画によって1603年に創架され、翌1604年に五街道の制で日本の道の起点となった日本橋。現在は首都高が真上を通っているため華やかさに欠けるが、ここがあるから日本の道は整備され、現在の自動車文化ができたといっても過言ではない。日本橋周辺は水運も発達し、魚介や海苔といった水産物から呉服、薬など全国からさまざまなヒト、モノが集まった。呉服商には越後屋や白木屋など現在の三越や東急などのルーツとなったものも。現在は「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに、地域活性と新たな魅力を創造するプロジェクト「日本橋再生計画」によって、水辺や街並みを整えながら街づくりが進行している。

真っ赤なCHEVRELET BELAIR(1955)と左)VOLVO AMAZON(1947)、VOLVO PV544(1964)
左)Ferrari DINO 246GT、右)ALFAROMEO RZ(1990)
ルノースポールで製造されたRenault Sport Spider(1996)
スバル・360をかわいいと言ってみる沿道のかた。その後ろからはフェラーリが・・・

日本の鉄道の玄関口、東京駅へ

江戸時代の道路、水運の起点である日本橋を渡り、今度は鉄道の中心、東京駅へ。ここは千代田区になるが、やはり東京駅丸の内駅舎の美しさは、東京ドライブでははずせない。1914年に開業した東京駅は、2007年から復元工事が着手され、2012年に完成。現在も駅前工事をしていてすべて完成するのが待ち遠しい。

日本銀行から呉服橋交差点へ。ここはまだ中央区。先頭はAston Martin DB2/4(1955)
1930年代のクラシックカーのデザインに見劣りしない東京駅丸の内駅舎
イタリアとアメリカが融合した名車DETOMASO PANTERA(1972)
AUSTIN-Healey 100/4(1956)
MG TD(1951)
最近再登場した話題のFIAT ABARTH 124 RALLY(1974)
横断歩道を渡りながら、その風景に合うクラシックカーに見入る