カスタマイズフェアは本当にお得。宮城トヨタのカスタマイズフェアで確信!…寺田昌弘連載コラム
「自分だけの1台に仕上げたい」愛車を自分の好みに合わせてカスタマイズするのが人気の日本。新車購入時から販売店のオプションで装着するオーナーもいますが、乗り出してからホイール&タイヤ選びに始まり、エアロパーツやドレスアップ、サスペンション、ブレーキパッド、ランプ、エアクリーナー、マフラー、インテリアそしてボディ補強、エンジンチューンナップへ。
また予算を抑えた中古車を買って、そこからカスタムするオーナーも。専門ショップで相談したり、インターネットでメディアやユーザーの声など観ながら、自分の気になる製品をチェックしますが、その製品の作り手の思いを直接聞いてみたい。
そんな願いをかなえてくれるのが、販売店やカー用品店で開催されるカスタマイズフェアです。
今回、宮城トヨタグループが開催するカスタマイズフェアに行きましたが、29ブランドが出店し、各ブランドの代表や開発責任者からレーシングドライバーまで、直接相談に乗ってもらえる貴重な機会になっていました。
レーシングドライバーが勧める2つのブランド
今シーズンも白熱したバトルを展開しているスーパーGT選手権から、自らGT500でシリーズチャンピオンを獲得し、現在TGR TEAM au TOM’Sの監督を務める伊藤大輔さんと、GT300にHOPPY team TSUCHIYAから参戦し、スーパー耐久シリーズではルーキーレーシングのCorolla H2 concept(水素エンジンのカローラ)で参戦する松井孝允選手の二人が、それぞれが勧めるブランドのブースに立っていてびっくりしました。これは贅沢でファンにはたまらないです。
伊藤大輔さんのおすすめはもちろん<TOM’S>。リアルスポーツとしてスーパー耐久シリーズや全日本ラリーに参戦しているGRヤリスを、長年TOM’Sがモータースポーツで培ってきた扱いやすい速さとエアロダイナミクスデザインでよりマッシブにしています。
展示車は「TOM’S GR YARIS Type TK」で現在、WRCにYARIS WRCで参戦し、表彰台も獲得した勝田 貴元選手がプロデュース。
WRカーを彷彿させるフロントバンパーやセンター出しのエキゾーストがピュアスポーツカーの存在感を増し、専用リヤアンダーディフューザーやリヤルーフウィングとリヤバンパーダクトの組み合わせにより、空力パフォーマンスを向上しています。
伊藤大輔さんに伺うと「TOM’Sは何より乗り味を重視したカスタマイズが特徴です。GR YARISに限らず公道では純正よりしっとり乗れて、サーキットでは安心して攻められるセッティングがなされています」とのこと。
エンジンはTOM'S POWER BOXでファインチューニングされ、ノーマル比 19ps増の291psにパワーアップ。サスペンションは40段調整可能な車高調整式スポーツサスペンションを装備。ワインディンを快適に走れる性能を持ちながら、街乗りでも不満のない乗り心地に自分の走りに合わせたセッティングが可能です。
もちろん2つのフロントメンバーブレースとリアエンドバーでボディを強化し、リニアなハンドリングが楽しめ、意のままに走らせられる爽快感が得られます。
松井孝允選手は、イギリス生まれのカーケアグッズの<GYEON>ブースにいました。コーティング剤や用途に合わせた洗浄剤そして洗車用具などアクセサリーを幅広くラインアップしているブランドで、ボトルデザインがおしゃれで一見カーケアグッズには見えず、これなら車庫に保管していてもかっこいい。
あまりにも種類が多いので松井選手にお聞きすると、「スターターキットがあるので、それを選んでいただくのがいいですが、まずGYEONのよさをすぐ体感できるのが、BATHE+。これはカーシャンプーですが撥水コーティング剤もプラスされ、泡立ちが控えめで洗い流しが楽。時間がないときでも、さっと洗車ができてとても便利です」とのこと。
確かにクルマで出かける直前にさっと洗車するのが理想なので、これはいい。
「さらに艶を出して撥水コーティングをするにはWET COATが便利です。BATHE+で洗車して水で流したら、濡れた状態のままボディにスプレーして、多めの水で流すだけ。簡単便利で、いつもクルマをきれいにできるので、私も愛車の86にいつも使っています」と。
これらはすでにコーティング施工されているボディにも使えるとのことだったので、ぜひ使ってみたいです。
愛車の用途に合わせてカスタマイズを考える
会場を観て回ると、ほかにも欲しくなるブランドがたくさんあります。一番気になったのが、すべて日本で生産される日本ライティングのZeusブランドのLED。
アルミニウム削り出しのボディと専用設計の電動ファンが搭載されるLEDバルブは、観るだけでも美しい造形で配光も明るくきれい。もちろん車検対応。
最近特に人気なのが純正LEDフォグランプ用パワーアップバルブやフォグをユニット交換できるキットです。純正が控えめな配光に感じているオーナーが多く、交換するだけで明るくなり、購入した方もみな大満足です。
そして昨今のキャンプブームでSUVが人気。宮城トヨタグループではヤリスクロスのアウトドア仕様のカスタムカーを展示し、LX-MODEはリヤゲートにつなぐ「クロスLX/カー+リビングポップアップテント」をRAV4のリヤに取り付けて展示していました。
車内をストレッチする感覚でリヤゲートとドアノブに固定するだけのシンプルな構造。汎用なのでリヤゲートが190cmまでのクルマであれば、使用可能とのことです。
ほかにも各タイヤメーカーや、シートなどそれぞれプロが相談にのってくれるカスタムフェア。各地のトヨタ販売店でも少しずつ広がってきていますので、お近くで開催される機会がありましたら、ぜひ観に行っていただくと、マイカーを「自分だけの1台」に仕上げる製品にきっと出会えると思います。
写真:茅原田哲郎 文:寺田昌弘
ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。
最新ニュース
-
-
『これはいるのか?』ストリートカーでも使える? ロールバーの選び方と装着のコツ~カスタムHOW TO~
2024.11.19
-
-
-
「クルマファンを増やす」ため茨城のトヨタディーラーが結集! その核となる「茨城ワクドキクラブ」が目指す先
2024.11.19
-
-
-
レクサスの3列シート大型SUV『TX』に「Fスポーツハンドリング」追加
2024.11.19
-
-
-
NISMOフェスティバル、ブランド40周年で富士スピードウェイに歴代レーシングカー集結 12月1日開催
2024.11.19
-
-
-
トムス、キッズEVカート無料体験イベント開催、全日本カート選手権EV部門最終戦で
2024.11.18
-
-
-
アキュラ、新型コンパクトSUV『ADX』発表…1.5リットルVTECターボ搭載
2024.11.18
-
-
-
イチオシ機能の“実効空力”は本物なのか? ホンダアクセス「モデューロ」が30周年!
2024.11.18
-
最新ニュース
-
-
『これはいるのか?』ストリートカーでも使える? ロールバーの選び方と装着のコツ~カスタムHOW TO~
2024.11.19
-
-
-
「クルマファンを増やす」ため茨城のトヨタディーラーが結集! その核となる「茨城ワクドキクラブ」が目指す先
2024.11.19
-
-
-
レクサスの3列シート大型SUV『TX』に「Fスポーツハンドリング」追加
2024.11.19
-
-
-
NISMOフェスティバル、ブランド40周年で富士スピードウェイに歴代レーシングカー集結 12月1日開催
2024.11.19
-
-
-
トムス、キッズEVカート無料体験イベント開催、全日本カート選手権EV部門最終戦で
2024.11.18
-
-
-
アキュラ、新型コンパクトSUV『ADX』発表…1.5リットルVTECターボ搭載
2024.11.18
-