夜通し奉納される夜神楽と神秘の雲海!晩秋の高千穂へドライブ 宮崎県高千穂町

東九州自動車道佐伯ICから宮崎県の高千穂町まで、車で約90分。高千穂町では毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、夜神楽(よかぐら)が行われる。夜神楽は里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿(民家や公民館)にお招きし、 三十三番の神楽を夜を徹して奉納する昔からの神事。なかでも、岩戸五番(里によっては六~七番)は人気の舞。天岩戸に隠れられた天照大神が、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の面白おかしい舞いに、神々が大笑いしたことをきっかけに姿を現したという日本神話を題材としたものだ。
標高513mの国見ケ丘は、高千穂盆地や椎葉の山々などを一望できる絶景スポット。秋から初冬にかけて、早朝には雲海が出現する。雲海が山並みを覆う光景は、神が住まう町にふさわしい幻想的な世界だ。気象条件がそろった日にはぜひ見に行ってみよう。

夜神楽には天照大神をはじめ、神話や伝説に登場する神々が総出演。

期間が決まっている夜神楽とは別に、365日毎晩行われる「高千穂神楽」もある。

雲海の名所、国見ケ丘。秋から初冬、快晴無風の冷え込んだ朝に発生する霧が周辺の山々と調和して神々しい。

国見ケ丘は冬の間に家畜の飼料とする草を刈る際歌われる労働歌、正調刈干切唄(せいちょうかりぼしきりうた)の発祥の地。

■夜神楽
夜を徹して三十三番の神楽を奉納する「高千穂の夜神楽」は、昭和53年(1978)に国の重要無形民俗文化財に指定された。毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内二十の集落で奉納されるが、集落によって例祭日や題目などは異なる。
TEL:0982-73-1212(高千穂町企画観光課)、0982-73-1213(高千穂町観光協会/休日・祝祭日も可)

■国見ケ丘
2011年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星を獲得した絶景ポイント。神武天皇の御孫・建磐龍命(たていわたつのみこと)が、九州統治の際に立ち寄って国見をされたという伝説が残る。西に見える阿蘇五岳はお釈迦様が横たわった姿に似ていることから「阿蘇の涅槃像」といわれる。
本格的な雲海が見えるのは年に数回程度。9月中旬から11月下旬頃、少し湿気があり、昼と夜の気温差の大きい晴れた無風の朝に発生しやすいという。
住所:宮崎県高千穂町大字押方
TEL:0982-73-1213(高千穂町観光協会)
駐車場:あり(100台/無料)
アクセス:高千穂バスセンターから車で約15分

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