愛らしいカタクリが作る薄紫色のじゅうたん！春を告げるかたくり群生の郷へドライブ　秋田県仙北市

2019.03.23 14:00

仙北市西木町では、例年4月中旬から5月上旬まで「八津・鎌足かたくり群生の郷」が開園する。特産の西明寺栗を栽培する栗林に自生するカタクリが、薄紫や白の花を咲かせる。その広さは東京ドーム4.2個分。その美しい光景は春の里山に敷かれた薄紫色のじゅうたんのよう。園内は広く、自家用車で回ることも可能。春の一日、のどかな時間を楽しめそう。

八津・鎌足かたくり群生の郷から田沢湖までは、車で約15分。周囲約20㎞の田沢湖は、深い瑠璃色の美しい湖で、遊覧船が運行し、湖上巡りも楽しめる。湖畔には市営田沢湖キャンプ場や桜の名所で知られる県民の森などがあり、ドライブに最適だ。

同じ仙北市のスポットで外せないのが角館。歴史ある武家屋敷が並び、桜の時期以外も年間を通じて観光客でにぎわう人気の地だ。角館には2つの武家屋敷通りがあり、このうちの田町武家屋敷通りにあるのが「西宮家」。5つの蔵と1つの母屋からなり、明治中期に建てられた母屋では趣のある空間でお茶や甘味を楽しめる。かたくり群生の郷からは車で約20分ほどなので、こちらへもぜひ足をのばしてみよう。

八津・鎌足かたくり群生の郷

栗林に20haも広がるカタクリの自生地。栗の栽培により日当たりや土の栄養状態がよいことから、ここまで広く群生したと考えられている。

: カタクリは発芽してから開花まで、約8年もかかるという。長い年月をかけてきれいな群生地となった。

: カタクリの花言葉は「初恋」。うつむき加減にひっそりと咲く様子は花言葉にピッタリ。

: 薄紫色のカタクリの中、珍しい白いカタクリもちらほらと垣間見える。

田沢湖

水深約423.4m、日本一の深さをもつ湖。永遠の美と若さを求めて泉の水を飲み、龍になったというたつこ姫の伝説が残る。湖畔には名所・旧跡、キャンプ場などがあり、レジャースポットとしてにぎわう。

: 伝説の美少女、たつこ姫のブロンズ像は田沢湖のシンボル。

西宮家・母屋

角館の田町に居住していた「今宮武士団」の中の一人、西宮織部（にしのみやおりべ）を祖とし、地主としても栄えた西宮家。明治から大正にかけて建てられた建物が、その栄華を今に伝えている。

: 敷地内には母屋のほかに、桜皮細工や和小物などを販売する米蔵、お漬物を販売するガッコ蔵など5つの蔵がある。

: 落ち着いた雰囲気の母屋の店内。囲炉裏部屋、奥座敷、中座敷、二階座敷と4つの部屋がある。

: 窓から見える小京都・角館の風景を楽しみながら、「甘味とお抹茶」550円（税込み）でほっとひと息。

■八津・鎌足かたくり群生の郷
開催期間：例年4月中旬～5月上旬
開催場所：秋田県仙北市西木町小山田字八津・鎌足地区
TEL：0187-47-3535（仙北市かたくり館）0187-42-8480（西木観光案内所）
開園時間：8～17時
入園料：高校生以上300円
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約50分
駐車場：あり

■田沢湖
場所：秋田県仙北市田沢湖潟字搓湖
TEL：0187-43-2111（仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」）
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約70分（たつこ像付近まで）
駐車場：あり（たつこ像真向かいの斉藤商店、遊覧船着き場付近など）
※斉藤商店に停める場合は商品の購入をお願いしています。

■西宮家
住所：秋田県仙北市角館町田町上丁11-1
TEL：0187-52-2438
営業時間：10～17時
定休日：無休（12月1日～4月中旬まで冬期休業）
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場：あり
URL：http://nishinomiyake.jp/omoya.html

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