苔むした古刹を訪れ、冬の人気スイーツを楽しもう！「雪国の小京都」へドライブ　長野県飯山市

2019.11.20 14:00

飯山市の「称念寺（しょうねんじ）」は、浄土真宗を広めた親鸞（しんらん）の弟子の宗諦（しゅうたい）が開山した寺。本堂は大正9年（1920）に火事に見舞われ焼失したが、昭和43年（1968）に正倉院の校倉造（あぜくらづくり）に倣い再建された。丁寧に手入れされた庭園は、特に紅葉の季節のその美しさに目を奪われる。

ハート型の湖、北竜湖に隣接する温泉旅館「いいやま北竜温泉文化北竜館」は、称念寺から車で約15分。日帰りでも利用可能な温泉は、妙高山、戸隠山など北信州の名峰を一望できる｢北信五岳展望風呂｣と、眼下に北竜湖を望む｢北竜湖展望風呂｣の2種。それぞれ大浴場と露天風呂があり、長野の豊かな自然を感じながら、ゆっくりとリラックスできる。

ひと息つくなら、飯山の冬の名物「バナナボート」はいかが。バナナと生クリームをスポンジケーキで包んだもので、市内の和洋菓子店やパン屋で購入できる。バナナを包むのがスポンジケーキではなくクレープ生地だったり、生クリームの代わりに練乳クリームを使っていたりと、各店のアレンジが光る人気ご当地スイーツ。おみやげにもおすすめだ。

称念寺

「雪国の小京都」といわれるほど多くの寺がある飯山市の中でも、指折りの古刹。苔のある石庭から「苔寺」とも呼ばれる。本尊の阿弥陀如来像は室町時代の作とも言われている。

: 日本画の一種である南画家の長井雲坪（ながいうんぺい）が、この寺に招かれ水墨画を教えたという。

いいやま北竜温泉文化北竜館

本館22室、別館32室からなる温泉旅館。中庭にはアルダブラゾウガメとケヅメリクガメ、2種類の大きな陸ガメがいる。

: 宿泊時の食事メニューには、希少な「みゆきポーク」を使った肉料理や飯山の郷土料理・いもなますなどもある。

: 本館4階の大展望露天風呂からは、北信州の雄大な自然を一望。写真は北信五岳展望風呂（内湯）。

: 弱アルカリ性単純温泉で、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなどに効果が期待できる。写真は北信五岳展望風呂の露天風呂。

バナナボート

昭和50年（1975）頃、飯山市内の和菓子店が作ったのが始まりとされる。当時は適切な冷蔵設備がなく、冬の間だけ作られたことから冬のお菓子として定着した。市内11の店で販売するほか、道の駅「花の駅・千曲川」内「Café 里わ」（販売期間は2019年12月7日（土）～2020年3月29日（日）までの土・日曜）、スーパーなどでも購入できる。

: チョコ味、抹茶味、ココア味など、いろんなフレーバーが揃う。おみやげに買って帰って食べ比べてみよう。

: ボートの形をした見た目もかわいいお菓子は、飯山市民が愛してやまないソウルフード。

■称念寺
所在地：長野県飯山市大字飯山奈良沢2028
TEL：0269-62-2431
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約10分
駐車場：あり

■いいやま北竜温泉文化北竜館
住所：長野県飯山市大字瑞穂7332-2
TEL：0269-65-3121
営業時間（日帰り入浴）：11～17時
料金（日帰り入浴）：大人500円、子ども300円
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約25分
駐車場：あり
URL：http://bunkahokuryukan.com/

■Café 里わ（道の駅「花の駅・千曲川」内）
住所：長野県飯山市大字常盤7425
TEL：0269-62-1887
営業時間：7時30分～17時（ラストオーダー16時30分）
定休日：第2木曜（冬期は毎週木曜）
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約20分
駐車場：あり
URL：https://www.chikumagawa.net/cafe/

※記事内のデータは2019年11月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]