眺望抜群の展望台から大歩危や吉野川を見渡そう！日本三大秘境のまちへドライブ　徳島県三好市

三好市の大歩危・祖谷（おおぼけ・いや）は、手つかずの自然が残る秘境の地。吉野川上流に位置する大歩危・小歩危（こぼけ）や、平家一族の落人伝説が残る祖谷は、まさに秘境の名にふさわしく、時が止まったかのような神秘的な空気が漂う。
平成27年（2015）3月に完成した「吾橋（あわし）・雲海展望台」は生い茂る樹木を伐採し、その木材でしつらえた展望ウッドデッキで、大歩危、吉野川や西祖谷方面を一望できるビュースポットだ。標高約600mの展望台からは、春や秋の早朝に発生する雲海も見ることができる。

展望台から車で約15分の「琵琶の滝」は落差約50m、静かに流れ落ちる美しい滝。「琵琶の滝」の名は、この地へ逃げ隠れた平家の落人が都をなつかしみ、この滝で琵琶を奏でて慰め合ったことに由来するとの言い伝えが残る。滝から歩いて5分ほどのところにある「祖谷のかずら橋」は、追われ逃げる平家の落人が、追っ手が橋を渡って来られないように、切り落とせるシラクチカズラで作ったともいわれている。人里離れた山の奥は平家の落人がひっそりと身を隠すにふさわしく、落人伝説にさもありなんと思わせる雰囲気だ。

「かずら橋夢舞台」は、物産店や食堂、大型駐車場などがある観光施設。祖谷のかずら橋から徒歩約5分で、観光の拠点にぴったりだ。地元の特産品も多数揃い、おみやげ購入にも最適。

平家の落人伝説が残る秘境、大歩危・祖谷はICからスポットまで長距離となるが、ドライブにうってつけ。時間をとって出かけてみよう。

幅6m、奥行き4mのウッドデッキから、遠く高知まで見渡せる展望台。雲海が見られるスポットとして人気。

祖谷のかずら橋を渡って左へ進むと現れる、落差50mほどの滝。遊歩道から石階段を通って川辺まで下りることができ、夏は川遊びを楽しめる。

おみやげ店や食堂などを備えた大型観光施設。祖谷のかずら橋まで、館内を通って5分ほどで行ける。食堂では地元の名物「祖谷そば」も食べられる。

■吾橋・雲海展望台
住所：徳島県三好市西祖谷山村上吾橋237
TEL：0883-76-0877（三好市観光協会）
アクセス：徳島自動車道井川・池田ICから車で約60分
駐車場：あり

■琵琶の滝
住所：三好市西祖谷山村善徳
TEL：0883-76-0877（三好市観光協会）
アクセス：徳島自動車道井川・池田ICから車で約60分
駐車場：あり（かずら橋夢舞台の駐車場を利用。普通車・軽自動車500円、二輪車210円）

■かずら橋夢舞台
住所：徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1
TEL：0883-87-2200
営業時間    ：4～11月は9～18時（12～3月は～17時）/食堂「かずら橋亭」10～15時
定休日：無休
アクセス：徳島自動車道井川・池田ICから車で約60分
駐車場：あり（普通車・軽自動車500円、二輪車210円）
備考：夜間の駐車は近隣のコインパーキング形式の駐車場を利用

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[ガズー編集部]