日本酪農発祥の地で「白牛」発見！ミカン狩りや農村レストランで一日遊ぼう　千葉県南房総市

南房総市の「千葉県 酪農のさと」は、四方を山に囲まれた牧場で小川が流れ、どこまでも続くかのように牧草地が広がっている。ヤギたちがのんびりと草を食む田園風景は、物語に出てくる別天地のよう。日本では珍しい「白牛」が飼育されているのも見どころ。ここは戦国時代に軍馬を育てるためつくられた「嶺岡牧場」（安房郡の山間、嶺岡地域）があったところで、「日本酪農発祥の地」とされ、酪農のさとに隣接する千葉県嶺岡乳牛研究所の事務所入口には日本酪農発祥の地の記念碑が立つ。

「千倉オレンジセンター」は、「千葉県 酪農のさと」から車で約20分の野営農園。温州みかんや甘夏、デコポンなど人気品種のミカン狩りを楽しめる。ハウス栽培の区画があるため、10月1日～2月20日のハウス栽培期間中は雨でもミカン狩りができるのも魅力。ミカン以外にレモン狩りもできるほか、採れたてのレモンで淹れたレモンティーをサービスしてくれる。ほかにもブルーベリーや山菜、タケノコなど年間を通じて何らかの野菜や果物の収穫体験ができる、おすすめの農園だ。

ミカン狩りのあとは「農村レストラン カントリーマム」で食事休憩しよう。千倉オレンジセンターから車で約25分の道の駅「三芳村 鄙の里（ひなのさと）」内にあるレストランで、地元の野菜をたっぷり使った料理が自慢だ。御膳や麺類、デザートまで、メニューは豊富。料理教室などのイベントも随時開催している。

南房総ドライブで自然や動物とふれあう一日を過ごし、リフレッシュしよう。

日本酪農発祥の地である南房総市大井の地につくられた牧場。戦国時代に軍馬を育てるための牧場として開かれたが、江戸時代に入り、8代将軍吉宗がインド産といわれる「白牛」を輸入し、牛酪（バターに似た乳製品）の製造を開始した。これが日本の酪農の始まりとされている。

キャンプサイトやコテージもある野営農園。ミカン狩りはメインの温州みかんが10～1月にかけて、その後2～4月はハッサクや甘夏、デコポンなどを収穫できる。レモン狩りは9月頃から。収穫したミカンやレモンはもちろんその場で食べてもよいし、持ち帰りや買い取りも可能。

のどかな田園風景の中に建つ道の駅「三芳村 鄙の里」内のレストラン。野菜を多く使った料理が特長で、メニューには薬膳カレーもある。

■千葉県 酪農のさと
住所：千葉県南房総市大井686
TEL：0470-46-8181
営業時間：9時30分～16時30分（最終入園16時）
休園日：月曜（祝日の場合は営業、翌日休み）、12月29日～1月3日
入園料：無料
アクセス：館山自動車道富浦ICから車で約35分
駐車場：あり
URL：http://www.e-makiba.jp/

■千倉オレンジセンター
住所：千葉県南房総市千倉町久保1494
TEL：0470-44-0780
営業期間：10月1日～4月30日
営業時間：9～17時
料金：大人500円、子ども300円
定休日：無休
アクセス：館山自動車道富浦ICから車で約25分
駐車場：あり
URL：https://orangemura.com/mikangari/

■農村レストラン カントリーマム
住所：千葉県南房総市川田82-1
TEL：0470-36-4436
営業時間：9～17時
定休日：無休
アクセス：館山自動車道富浦ICから車で約10分
駐車場：あり
URL：https://www.countrymam.co.jp/

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※記事内のデータは2020年8月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]