砂金掘りができる清流・歴舟川とハマナス咲く北の原生花園へドライブ　北海道大樹町

大樹町内を流れ太平洋へと注ぎ込む歴舟川（れきふねかわ）は、環境省による水質調査で1位になること11回の清流として有名な大河。江戸時代より歴舟川やその周辺の川では砂金採取が行われており、全盛期には歴舟川や周辺の川で、100人近く砂金掘師によって採取が行われていたという。現在は砂金掘りを生業にしている人はいないが、今も川には砂金が残され、砂金掘り体験も行われている。
「カムイコタン公園キャンプ場」は、そんな歴舟川の清流と森に囲まれたキャンプ場。十勝八景のひとつにも数えられる景勝地、カムイコタンにあり、一部はオートキャンプ場としてテントサイトまで車で乗り入れることができる。川岸での水遊びや砂金掘り体験、ニジマスやイワナ釣りなども楽しめる。キャンプ開設期間は例年6月から9月下旬まで。

キャンプ場から車で約40分のところには「晩成原生花園」があり、300種類以上の高山植物が自生している。6月下旬からはハマナスをはじめ、エゾカンゾウやヒオウギアヤメなどが見頃となる。

大樹町での食事なら、北海道ならではの農場・牧場直結型のファームレストランがおすすめ。晩成原生花園から車で約40分の、ホエー豚を生産、販売する「源（げん）ファーム」では、レストランで自慢のホエー豚を使った料理を味わえる。ホエー豚とはチーズをつくる際などにできる、栄養価の高いホエーを与えて育てた豚のこと。十勝の郷土料理として人気の豚丼も、もちろん特選のホエー豚で作り提供している。

雄大な自然に恵まれた大樹町で、のびのびと開放的なドライブを楽しもう。

水がきれいな歴舟川は、カヌーにもおすすめでカヌーイスト憧れの川。カムイコタンキャンプ場の一部は歴舟川に接していて、カヌーやゴムボート、水遊びなどを楽しめる(道具の貸出は行っていない)。森の中では昆虫とりなどもできる。「カムイコタン」は、アイヌ語で「神が住むところ」の意味。

太平洋を望む晩成海岸線沿いに位置し、海と高山植物のコントラストを楽しめる原生花園。豊かな自然が残り、海岸には海跡湖も点在している。

希少種であるケンボロー豚にビタミン・ミネラル・乳酸菌などを豊富に含んだホエーを与えたケンボロー・ホエー豚を飼育。通販でも取り寄せることができる。

■カムイコタン公園キャンプ場
住所：北海道広尾郡大樹町字尾田217−3
TEL:キャンプ場開設期間（6月上旬～9月下旬）は01558-7-5623（キャンプ場管理棟）
開設期間以外は01558-6-2114(大樹町役場企画商工課）
アクセス：帯広・広尾自動車道忠類大樹ICより車で約30分
駐車場：あり
利用には電話予約が必要。

◇歴舟川砂金掘り体験
道の駅「コスモール大樹」（TEL：01558-6-5220）にて道具の貸し出しを行っている。
ゆり板1枚500円、カッチャ1本（5人前後で1本）500円。
10名以上は大樹町観光協会 大樹町役場企画商工課（TEL：01558-6-2114）に電話予約が必要。
インストラクターによる指導は、3日前までに要予約。

■晩成原生花園
住所：北海道広尾郡大樹町晩成
TEL：01558-7-8159
開園時間：終日
アクセス：帯広・広尾自動車道忠類大樹ICより車で約40分
駐車場：あり

■源ファーム
住所：北海道広尾郡大樹町字開進111-1
TEL：01558-9-6116
営業時間：11～17時
定休日：月・火曜
アクセス： 帯広・広尾自動車道忠類大樹ICより車で約30分
駐車場：あり
URL：http://www.genfarm.jp/

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2020年5月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]