森の中の足湯や満開のシャクナゲ!自然を感じるドライブへ出かけよう 熊本県水上村

邑南球磨川の源流と豊かな森林に恵まれた水上村は、森林セラピーにおすすめの村。「もとゆの森公園(トップ画像)」は、健康増進や交流、教育などを目的に設立された自然公園だ。隣接の立ち寄り温泉入浴施設「湯山温泉 元湯」から源泉を引いた足湯や、村の特産品を販売する市場などがあり、樹木が多く森林セラピー効果も期待できる癒しの空間。園内に植栽された樹木や植物にはそれぞれ案内看板が添えられ、知識を深められる学びの場にもなっている。ここから車で約3分の「桜図鑑園」は、多種類の桜が咲く桜の見本園。芝桜や八重桜、枝垂れ桜、珍しい緑色の御衣黄(ぎょいこう)、秋に花が咲く十月桜などさまざまな桜が揃い、もとゆの森と同様に自然を楽しみながら学ぶこともできるためおすすめだ。車ですぐなのでこちらにも寄ってみよう。

「しゃくなげ公園」はもとゆの森公園から車で約40分の白水自然森林公園内にある、県下有数のシャクナゲの名所。白水川の雄滝、雌滝からなる夫婦滝のうち雌滝の上流に位置し、4月下旬から5月上旬にはシャクナゲの花が満開となる。淡紅色の花が山上を染める光景は、シャクナゲが村の花として制定されているのも納得の麗しさだ。例年見頃となる4月下旬には「しゃくなげ祭り」(2021年は中止)が開催され、多くの人でにぎわう。

セラピー効果を期待できる森林や、今を盛りと咲き誇るシャクナゲが咲く公園をめぐり、水上村のドライブを満喫しよう。

もとゆの森公園

市房総合センターや市房ユースホステルの跡地を利用し、整備された公園。「湯山温泉 元湯」に隣接。近くの「桜の図鑑園」には、花びらが緑色の御衣黄(ぎょいこう)や、秋に花が咲く十月桜など珍しい桜が揃う。御衣黄は2月下旬から5月上旬まで、十月桜は秋と、長い期間桜を楽しめるのも特長だ。

  • 公園の中心部にある、無料で利用できる足湯はぬるめのお湯で老若男女問わず誰でも楽しめる。

  • 国内各地から集められた約80種120本もの桜を見られる「桜の図鑑園」。4月中旬頃がおすすめ。

しゃくなげ公園

自生のシャクナゲや植栽された西洋シャクナゲが合わせて約1500本咲く、1982年に造成された公園。

  • 高山の奥地に咲くことが多いシャクナゲ。見事な群生は一見の価値あり。

  • 慣用句で使われる「高嶺の花」の花はシャクナゲが由来になったともいわれる。

■もとゆの森公園
住所:熊本県球磨郡水上村湯山
TEL:0966-46-0800(水上村観光協会)0966-44-0314(水上村役場産業振興課)
アクセス:九州自動車道人吉ICから車で約40分
駐車場:あり

■桜図鑑園
住所:熊本県球磨郡水上村湯山133-1
TEL:0966-46-0800(水上村観光協会)0966-44-0314(水上村役場産業振興課)
アクセス:九州自動車道人吉ICから車で約40分
駐車場:あり

■しゃくなげ公園
住所:熊本県球磨郡水上村江代1362(白水自然森林公園内)
TEL:0966-46-0800(水上村観光協会)0966-44-0314(水上村役場産業振興課)
アクセス:九州自動車道人吉ICから車で約70分
駐車場:あり

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[ガズー編集部]

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