懐かしい日本の原風景が残る板井原話題のお店！智頭の郷土料理を味わえる古民家カフェ　鳥取県智頭町

智頭町の板井原（いたいばら）集落にある「カフェ 和佳（のどか）」は2020年5月にオープンした古民家カフェ。板床に大きな囲炉裏が設けられており、心がほっとするようなあたたかい雰囲気が迎えてくれる。町内の農家で採れた食材を使った、丁寧な手作りの郷土料理が提供される。5月下旬から10月中旬は、智頭の伝統食である「柿の葉寿司」がランチに登場。板井原の澄んだ水で炊かれたつややかな白米がおいしい人気メニューだ。居心地のよいカフェで、智頭ならではの景色と滋味豊かな郷土料理を楽しもう。

「カフェ 和佳」のある「板井原集落」は、農業や炭焼き、養蚕業などで江戸時代より栄えた集落。今も水車小屋や炭焼き小屋など、どこか懐かしく感じる山村風景が残されている。牛臥山（うしぶせやま）や海上山（かいじょうさん）など高い山々と深緑の杉林に囲まれたひっそりと静かな山里には、ほかにも古民家を再活用したカフェや食事処が点在する注目のスポットだ。駐車場に車を停めて散策したり、ドライブで昭和30年代そのものの集落の景観を楽しんだりしよう。

板井原集落より車で約10分の「智頭宿」は、奈良時代からの歴史ある街道・智頭往来が通る宿場町。江戸時代には藩主の宿泊所である本陣や休憩処である茶屋などが置かれ、要所として賑わった。往時をほうふつとさせる酒蔵や町屋の建物が今も残るレトロな町並みが魅力だ。江戸時代の旧家「石谷家住宅」は大きな邸宅と美しい庭園で国の重要文化財に指定された。また、レンタルした着物を着て智頭宿を歩く「着物レンタル着付けサービス（1週間前に要電話予約）」も行われている。

水車小屋や炭焼き小屋が今も残り、昭和の山村風景そのままの集落のカフェや、宿場町として栄えた智頭宿を訪ねるドライブに出かけよう。

智頭町出身の女性オーナーが営む一軒家カフェ。伝統的な智頭の味を楽しめるランチや手作りスイーツ、ドリンクが好評。

「日本の山村集落の原風景」として昔の山村集落の形態を残す、数少ない集落。昔ながらの山村風景を見てみたいと県内外から観光客が訪れる。古民家の保存や再生事業も行われ、伝統的建造物群保存地区に指定されている。

江戸時代には鳥取藩最大の宿場町として栄えた。智頭往来に面した「石谷家住宅」は、元禄年間（1688～1704）初期に智頭へ移り住んだ石谷家の大邸宅で、智頭宿の見どころのひとつ。

■カフェ 和佳
住所：鳥取県八頭郡智頭町市瀬1947
TEL：0858-75-3017
営業時間：10～18時
定休日：火・水曜（祝日の場合は営業）ほか不定休あり　12～2月は完全不定休
アクセス：鳥取自動車道智頭ICから車で約10分
駐車場：あり
URL：https://cafe-nodoka.com/

■板井原集落
住所：鳥取県八頭郡智頭町市瀬板井原
TEL：0858-76-1111（智頭町観光協会）
アクセス：鳥取自動車道智頭ICから車で約15分
駐車場：あり（板井原集落駐車場）

■智頭宿
住所：鳥取県八頭郡智頭町智頭
TEL：0858-76-1111（智頭町観光協会）
アクセス：鳥取自動車道智頭ICから車で約10分
駐車場：あり（智頭宿特産村無料駐車場）

■石谷家住宅
住所：鳥取県八頭郡智頭町智頭396
TEL：0858-75-3500
営業時間：10～17時（受付～16時30分）
定休日：水曜（祝日の場合は翌日）、12月28日～1月3日
料金：大人600円、高校生500円、小・中学生400円、幼児・80歳以上無料
アクセス：鳥取自動車道智頭ICから車で約5分
駐車場：あり（智頭宿特産村無料駐車場）
URL：https://www.ifs.or.jp/

※記事内のデータは2021年4月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]