津軽藩発祥の地に咲く大輪のボタン！春の花を愛でるドライブへ出かけよう　青森県鰺ヶ沢町

鰺ヶ沢町の「光信公（みつのぶこう）の館」は、1990年に種里城址（たねさとじょうあと）に開館した資料館。15世紀末に種里の地に入部し、種里城を居城としながら今の弘前市に大浦城を築くなど、津軽統一の礎をつくった大浦光信公や種里城にまつわる資料を展示している。館の前庭には津軽藩の紋章であるボタンが800本ほど植えられ、例年5月下旬から6月上旬の開花時期は多くの人でにぎわう。青い空の下、赤や白の大輪のボタンが咲き誇る光景は圧巻だ。

日本海に面しているため、海のイメージが強い鰺ヶ沢町だが、花の名所も各所にあり、ボタンのほかに「菜の花畑」もよく知られている。「菜の花畑」があるのは光信公の館から車で約30分の鰺ヶ沢町建石町（たていしまち）一帯。津軽富士とも呼ばれる岩木山をバックに、鮮やかな黄色のじゅうたんを広げる「菜の花畑」は鰺ヶ沢の春の風物詩。思わず写真を撮りたくなる絶景として人気のスポットだ。ナノハナの栽培場所は毎年変わるため、毎年違った景色を楽しめるのも魅力だ。

ドライブ途中に訪れたいのが、海産物や農作物など鰺ヶ沢町の特産品が集まった「海の駅わんど」。菜の花畑がある建石町から車で約20分。2階の「鰺ヶ沢相撲館～舞の海ふるさと桟敷～」では、相撲の歴史や鰺ヶ沢町出身の力士について紹介している。注目したいのは屋外店舗として2020年7月にオープンしたジューススタンド「マルゴトジュース」。鰺ヶ沢町産のメロンやスイカ、リンゴ、ナシなど、旬の果物をまるごと使ったフレッシュ生ジュースを味わえる。7～8種類の定番メニューのほか「今日のとくべつ生ジュース」があり、こちらを目当てに来店する人も多いとか。果実そのものの風味に満ちたジュースは、暑くなるこれからの季節にぴったりだ。

咲き誇る花々をめぐる、鰺ヶ沢町の春ドライブを楽しもう。

津軽発祥の地とされる種里城址にある、大浦光信公ゆかりの資料館。種里近隣を平定した光信公が1526年に種里城にて死去した後、大浦氏は勢力拡大を続け、5代目の為信公（初代津軽藩主）によって津軽が統一された。前庭には津軽藩の始祖と崇められる光信公の銅像が建つ。

あじがさわ菜の花サポーターにより毎年植えられ、春の開花時（例年5月上旬～下旬）には県内外から多くの観光客が訪れる。

「海の駅わんど」の屋外店舗として人気のフレッシュジューススタンド。フルーツの生ジュースのほか、自家製シロップを使ったジンジャーエールも好評。

■光信公の館
住所：青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字種里町字大柳90
TEL：0173-79-2535
開館期間：5～10月 の金・土・日曜（ボタン園はいつでも入園可）
開館時間：9～17時（9～10月は～16時30分）
アクセス：東北自動車道浪岡ICから車で約60分
駐車場：あり
URL: http://www.town.ajigasawa.lg.jp/mitsunobu/index.html

■菜の花畑
所在地：青森県西津軽郡鰺ヶ沢町建石町（山田野地区）
TEL：0173-72-5004（鰺ヶ沢町観光協会）0173-72-2111（鰺ヶ沢町観光商工課）
アクセス：東北自動車道浪岡ICから車で約45分
駐車場：あり（臨時駐車場）

■マルゴトジュース（海の駅わんど屋外店舗）
住所：青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町246-2
TEL：070-1148-5010
営業時間：夏季9～18時、冬季9～17時（なくなり次第終了）
定休日：水曜
アクセス：東北自動車道浪岡ICから車で約50分
駐車場：あり
URL: https://www.instagram.com/marugotojuice/

※記事内のデータは2021年4月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]