足元にうず巻く潮流がダイナミック！真っ青な海に架かる優美な橋を車で渡ろう　長崎県西海市

2021.05.26 14:00

「西海橋（さいかいばし）」は、海に面した西海市の西彼杵半島（にしそのぎはんとう）と佐世保市の針尾島（はりおじま）の間、針尾瀬戸に架かるアーチ橋。西海橋と並ぶように架かるのが、2006年に開通した有料道路・西海パールラインの一部である「新西海橋」で、この新旧2つの西海橋は、橋の下を流れる針尾瀬戸の急流とうず潮でも有名だ。新西海橋車道の下に設けられた遊歩道では、急潮として全国的にも知られるダイナミックなうず潮を体感できる。西海橋たもとの西海橋公園に車を停め、遊歩道も歩いてみよう。

新西海橋から車で約25分の「大島大橋」は、1999年に開通した白く優美な斜張橋。斜張橋とは塔から斜めに張ったケーブルで橋げた（車の走行部分）を支える構造の橋を指す。全長は約1095mもあり、九州本土の西彼杵半島と、その西方に浮かぶ大島とを結んでいる。橋のたもとにある大島大橋公園からは、白く輝く橋が間近に見えて大迫力。公園はフォトスポットとしても注目されている。

ドライブ休憩に訪れたいのが、大島大橋から車で約15分のレストラン「海の駅船番所」。海に臨む西海市ならではの、新鮮な魚介類をバイキング形式で楽しめる。舟型のテーブル台に並ぶのは、西海市呼子ノ瀬戸（よぶこのせと）名物の光ブリ（みつぶり）の刺身や寿司など。押し寿司や魚のあら煮、煮しめといった郷土料理もおすすめだ。

美しい橋をめぐって海と潮風を満喫できる、初夏のドライブへ出かけよう。

西海橋と新西海橋

1955年に完成した西海橋は全長約316m。完成当時、固定アーチ橋として東洋一、世界でも第3位という規模を誇り、「陸の孤島」と言われていた西彼杵半島と佐世保市を陸路で結んだことでも話題を呼んだ。新西海橋は全長約300m。遊歩道の床にはめられたガラス張りの小窓から、真下を流れるうず潮を見ることができる。

写真提供：（一社）長崎県観光連盟

手前の赤い橋が西海橋、奥の白い橋が新西海橋。

大島大橋

平成11年11月11日午前11時11分11秒に供用が開始されたという。全長約1095m、高さ約126m。開通当初は通行料が有料だったが、現在は無料。車道の脇には歩道があって歩いて渡ることもできる。

写真提供：（一社）長崎県観光連盟

橋のふもとの大島大橋公園内に観光案内所あり。公園から橋を一望しよう。

写真提供：（一社）長崎県観光連盟

夜間は照明が点灯し、昼間とはまた違う雰囲気。

海の駅船番所

ポルトガルとの貿易港として栄えた横瀬浦にあるバイキングレストラン。宿泊のほか、芋掘りやみかん狩りなどの農業体験もできる（要予約）。

西彼杵半島の北、横瀬浦にあり、貿易港として栄えた港町の風景をここ船番所からも見ることができる。県内外から多くの人が訪れる人気店。
佐世保湾を望む落ち着いた雰囲気の店内。座敷のほかテーブル席、カウンター席もある。
ごま豆腐やひじき煮など家庭的な料理が並ぶ。おすすめは、酢飯の上に魚のそぼろやシイタケ、錦糸卵をのせた西海独自の押し寿司。

■西海橋・新西海橋
住所：長崎県西海市-佐世保市間
TEL：0956-58-2004（西海橋公園管理事務所）
アクセス：西九州自動車道佐世保大塔ICから車で約20分
駐車場：あり（西海橋公園）

■大島大橋
住所：長崎県西海市大島町
TEL：0959-32-9779（大島大橋管理事務所）、0959-34-2208（大島崎戸観光案内所）
アクセス：西九州自動車道佐世保大塔ICから車で約35分
駐車場：あり（大島大橋公園）

■海の駅船番所
住所：長崎県西海市西海町横瀬郷3550-3
TEL: 0959-29-4120
営業時間：月・水・木曜 11時30分～14時30分（最終入店13時30分）/土・日曜、祝日 11～15時（最終入店14時）/17～21時（最終入店19時30分）
定休日：火・金曜（夜の部は月～金曜休み）
※2021年5月現在コロナの影響で変則営業中
アクセス：西九州自動車道佐世保大塔ICから車で約30分
駐車場：あり
URL：https://www.funabansho.jp/

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[ガズー編集部]