水と光と緑あふれる野外博物館!古今伝授の里フィールドミュージアム 岐阜県郡上市

郡上市の「古今伝授(こきんでんじゅ)の里フィールドミュージアム」は、1993年に開館した野外博物館。室町時代の武将・歌人であり、郡上領主であった東常縁(とうのつねより)ゆかりの施設で、東家より寄贈された歴史資料などを展示する「東氏記念館」や国の名勝「国名勝東氏館跡庭園」、古代から現代に至る和歌通史を紹介する「和歌文学館」など、東氏や和歌に関する施設が並ぶ。東西約2kmにわたって広がる敷地には緑豊かな木々やきれいな池があり、水と光と緑であふれている。水上のレストラン「ももちどり」の本格フレンチも人気で、心豊かに過ごせるおすすめのミュージアムだ。

古今伝授の里フィールドミュージアムから車で約35分の「矢納ヶ渕(やどがふち)」は、巨大な杉に囲まれた美しい滝。深みのあるエメラルドグリーンの滝水が特長的だが、時間帯によって巨木の間から差し込む光量が変わり、水の色が青みがかって見え、より神秘的な雰囲気に。清流・長良川が流れる岐阜県の名水50選に選定されている。

同じエリアの「釜ヶ滝(かまがたき)」は、矢納ヶ淵から車で約15分。一の滝、二の滝、三の滝と3つの滝が連なるダイナミックなエリアで、釜ヶ滝の名は二の滝の岩盤が釜のように見えることから付けられたという。夏に訪れたい涼スポットとして最適だ。

きれいな水や光、緑に満ちたスポットをドライブして、暑い夏をさわやかに楽しもう。

古今伝授の里フィールドミュージアム

長良川の支流・栗巣川沿いの山間にある博物館。「古今伝授」とは、注釈なしでは内容を正確に理解することが出来なかった古今和歌集の解釈を、秘伝として弟子に伝えること。館内では、和歌に秀でた東氏のなかでも「古今伝授の祖」といわれた9代目東常縁にまつわる資料などを展示。東常縁は歌人としても知られ、切紙による古今伝授の形式を確立したため、「古今伝授の祖」と言われている。

  • 柿本人麻呂から斎藤茂吉まで、各時代を代表する歌人を紹介する「和歌文学館」の展示。

  • 国名勝「東氏館跡庭園」には、『古今和歌集』や『新古今和歌集』に詠まれている花木が植栽されている。

  • 敷地内にあるレストラン「ももちどり」は、水上に浮かぶガラス張りのレストラン。

  • ディナーコースは3900円と5500円(ともに税込)。

矢納ヶ渕

平安時代の歌人であり藤原北家の一人、藤原高光がここで使用した矢を納めたことから矢納めの滝、渕は矢納ヶ渕と呼ばれるようになったという。

  • 観瀑台から、エメラルドグリーンの水をたたえる深い渕をのぞき見ることができる。

釜ヶ滝

美並ICから国道156号経由で滝の駐車場まで車で約15分進むと到着。駐車場から歩いて5分ほどで一番下の三の滝に到着。そこから階段をのぼって二の滝、一の滝まで上がっていく。一の滝までは駐車場から歩いて約20分。釣り堀(釜ヶ滝マス園)もある。

  • 水が流れる渓谷は、避暑に最適な涼スポット。

■古今伝授の里フィールドミュージアム
住所:岐阜県郡上市大和町牧912-1
TEL:0575-88-3244
営業時間:9~17時 12~3月は10~16時(施設により異なる)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日、ほか臨時休館あり)
アクセス:東海北陸自動車道ぎふ大和ICから車で約7分
駐車場:あり
URL:https://www.kokindenju.com/

■矢納ヶ淵
住所:郡上市美並町高砂 粥川の森内
TEL:0575-79-3111(美並観光協会)
アクセス:東海北陸自動車道美並ICから車で約10分
駐車場:あり

■釜ヶ滝
住所:岐阜県郡上市美並町上田
TEL:0575-79-3111(美並観光協会)
アクセス:東海北陸自動車道美並ICから車で約15分
駐車場:あり

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※記事内のデータは2021年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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