湖に消える線路！映画のシーンを彷彿とさせる湖底線路へ行ってみよう　北海道鹿追町

大雪山国立公園にある鹿追町の「然別湖」は、約3万年前の噴火により川が堰き止められてできた堰止湖。約13kmある湖の周囲をトドマツやダケカンバの原生林が囲み、ナキウサギをはじめ、オジロワシ、クマゲラなど貴重な野生動物が生息する、太古の大自然を今も残す湖だ。湖には湖底に向かって沈んでいくレールが見える一角があり、アニメ映画の有名なシーンを思い起こさせる「湖底線路」としてSNSなどで話題を呼んでいる。周辺の自然風景とも相まって神秘的な湖底線路は、然別湖の南西部にあるので探してみよう。

然別湖の湖底線路から車で約30分の「然別峡 かんの温泉」は秘境の温泉宿。こんこんと湧き出る源泉はその昔「治らぬ病なし」と湯治客に言わしめた名湯。数ある源泉の中から13の源泉を使い、貸し切り露天風呂も含めて11の湯船を満たしている。「ウヌカル」ゾーンと「イナンクル」ゾーンおよび宿泊こもれび荘1階にある半露天風呂「イコロ・ボッカの湯」とで、毎日20時に男湯と女湯が入れ替わる。どの湯も日帰り利用可能。

帰りは、かんの温泉から車で約30分の「お菓子のアトリエ しかおい roku.」へ行ってみよう。地元出身のオーナーが作る焼き菓子やケーキが評判の洋菓子店だ。牛乳や卵、フルーツなど十勝の新鮮な食材を使った芸術品のように美しいケーキを、窓から大自然が見えるイートインコーナーで賞味したい。

夏の休日、雄大な自然が魅力の鹿追町をドライブしてリフレッシュしよう。

大雪山国立公園の南東部、標高約810mと道内で最も高所に位置する湖。最深部は約100m。湖底線路と言われる線路は、遊覧船を引き上げるためのレールだという。

深い山間にある秘湯の一軒宿。源泉が多くあり、それぞれ泉質や効能が異なる。日帰りの場合、こもれび荘の「イコロ・ボッカの湯」は「イナンクル」ゾーンの利用者のみ15時まで入浴できる。貸し切り露天風呂の「幾稲鳴滝(いねなるたき)の湯」の日帰り入浴は、12～15時まで。12時より宿泊こもれび荘フロントで確認し空いていれば貸し切りで入浴できる。

オーナーは洋菓子コンテスト「キャレット･デ･ロワ」フランス大会にて日本人最高位受賞。2021年4月、「パティスリーroku.」から「お菓子のアトリエ しかおいroku.」に店名を変更した。

■然別湖
住所：北海道河東郡鹿追町
TEL：0156-69-8181(然別湖ネイチャーセンター)/ 0156-66-1135（鹿追町観光協会）
アクセス：道東自動車道十勝清水ICから車で約50分
駐車場：あり（然別湖ネイチャーセンター）

■然別峡 かんの温泉
住所：北海道河東郡鹿追町字然別国有林145林班
TEL：050-5319-4068
アクセス：道東自動車道十勝清水ICから車で約55分
駐車場：あり
URL: https://www.kanno-onsen.com/
日帰り入浴時間受付：12～16時30分（幾稲鳴の湯は14時、イコロ・ボッカの湯は14時30分受付終了）入浴は17時頃まで。幾稲鳴の湯、イコロ・ボッカの湯は15時まで
日帰り入浴料金：大人650円、中学生300円、小学生200円（入湯税込）貸切露天風呂「幾稲鳴滝の湯」は別途1000円

■お菓子のアトリエ しかおい roku.
住所：北海道河東郡鹿追町笹川北7線11-3
TEL：0156-66-4666
営業時間：10～18時（LO17時）
定休日：木曜（その他休業日は公式サイトの営業カレンダーにて告知）
アクセス：道東自動車道十勝清水ICから車で約25分
駐車場：あり
URL: http://sikaoi-roku.com/

※記事内のデータは2021年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]