大自然のパワーを実感!全国各地から湯治客が訪れる、効能あふれる玉川温泉 秋田県仙北市

仙北市の「玉川温泉」は、毎分9000ℓという驚異の湧出量を誇るマニアも垂涎の名温泉。源泉の温度が98℃と高く、酸性・アルカリ性を示すpH値が1.2と強酸性の温泉で、微量のラジウム放射線を含んでいるのが特長だ。さまざまな疾患に効き目があるとされ、玉川温泉、新玉川温泉の2つの宿泊施設に長期滞在する湯治客も多い。両施設とも日帰りの利用も可能で、玉川温泉自然研究路脇の岩盤一帯では、立ち寄り客がゴザを敷いて横たわり、天然の岩盤浴として噴気を浴びる独特の光景を目にすることができる。

玉川温泉から車で約30分の「抱返り渓谷(だきがえりけいこく)」は、東北の耶馬渓(やばけい)と称される景勝地。深みのあるコバルトブルーの渓流とアカマツやケヤキの自然林、岸壁を流れ落ちる大小さまざまな滝が織りなす、絵のように美しい景観が続く。特に、赤い吊り橋「神の岩橋」や「回顧(みかえり)の滝」などが見どころだ。

帰りは抱返り渓谷から車で約40分、田沢湖畔の「たつこ茶屋」でひと休み。伝説の美少女、たつこ姫のブロンズ像から車で5分ほどのところにある茶屋で、秋田の郷土料理きりたんぽの味噌バージョン「味噌たんぽ」発祥の地とされている。水深日本一の神秘的な湖面を眺めつつ、大きな囲炉裏で焼いた茶屋名物の味噌たんぽを味わえる。

初秋を迎えた仙北市で、名湯や自然美を満喫するドライブを楽しもう。

玉川温泉

十和田八幡平国立公園に位置する温泉。リウマチ等神経系統の疾患、血圧等循環器系統の疾患や皮膚病などの改善、免疫力・治癒力向上などが期待できる効能豊かな温泉として知られ、療養や静養目的の湯治客が多く訪れる。

  • 岩盤浴はもちろん、源泉付近を散策するだけでも、微量の硫化水素ガスを含んだ蒸気を吸入することにより、風邪や喘息などへの効果があるという。

抱返り渓谷

田沢湖南側に位置し、田沢湖抱返り県立自然公園に指定された新緑と紅葉の名所。道が険しく急峻なため、すれ違う際お互いを抱き抱えるようにしなければ通れなかったことが名前の由来といわれている。

  • 目の覚めるような独特のブルーの水面と、新緑や紅葉とのコントラストが印象的。

  • 全長約80mの「神の岩橋」は、石碑のある遊歩道入口から歩いて5~6分。渓谷美と青い水面を一望できる。

  • 木々の間から滝水がこぼれ落ち、美しさは渓谷随一といわれる回顧の滝は、落差約30m。

たつこ茶屋

田沢湖畔の大沢駐車場横にある茶店。冬期(11月中旬~4月中旬)は休業となる。

  • 「味噌たんぽ発祥の店」の看板が目印のたつこ茶屋。

  • 囲炉裏で焼く味噌たんぽはおいしさも格別。

■玉川温泉
住所:秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢
TEL:0187-58-3000(玉川温泉・新玉川温泉予約センター)受付時間9~19時
玉川温泉日帰り入浴時間:10~15時(受付~14時30分)
玉川温泉日帰り入浴料金:大人800円、子ども400円
新玉川温泉日帰り入浴時間:10時30分(土・日曜、祝日は10時)~15時(受付~14時30分)
新玉川温泉日帰り入浴料金:大人800円、子ども400円
アクセス:東北自動車道盛岡ICから車で約110分
※12月~4月中旬は国道341号線の田沢湖側二神館~鹿角側澄川間が冬期通行止め
駐車場:あり

■抱返り渓谷
住所:秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内
TEL:0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)/0187-54-2700( 仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)
※11月下旬~4月中旬までは冬期通行止め
アクセス:秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場:あり

■たつこ茶屋
住所:秋田県仙北市田沢湖潟字中山41
TEL:0187-43-0909
営業時間:9時30分~17時
定休日:11月中旬~4月中旬は休業
アクセス:秋田自動車道大曲ICから車で約60分
駐車場:あり(大沢駐車場)

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※記事内のデータは2021年8月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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