丘の上から絶景を眺めよう！新型ダムを望む展望台へドライブ　北海道下川町

2021.09.29 14:00

下川町は、面積約644.2㎢で東京23区の面積と同程度だが、その9割が森に覆われている。そんな下川町の市街地全景を見渡すことができるスポットが「象の鼻森林公園展望台」だ。洪水調整や水道用水の貯水、発電などの役割を持つ多目的ダム「サンルダム」のダム湖である「しもかわ珊瑠湖（さんるこ）」のほとりにあり、珊瑠湖やサンルダムを見渡せる。9月下旬～10月上旬頃からは紅葉も楽しめるのでおすすめだ。展望台の名前は、上空から見ると周辺の森林が象の鼻のような形になっていることが由来だという。

「恵林館」は、象の鼻森林公園展望台から車で約10分の、旧下川営林署庁舎。淡いブルーの外壁にレトロな半円形の飾り窓や独特の造りの二重窓が印象的な建物だ。建物内では下川町と切っても切り離せない森林や林業に関する資料を展示。国道239号沿いにあるので車でふらっと立ち寄ることもできる。

お腹が空いたら、ぜひ下川自慢の「手延べうどん」を食べてみよう。手延べ麺の里として知られる下川町には7つの製麺所があり、町内には職人が丁寧に製麺した手延べうどんを食べられる飲食店も多い。恵林館から車で約1分の「手延べうどん・炭火焼きみなみ家」では、希少価値が高く、幻の小麦と呼ばれる下川産ハルユタカ100％の生麺「雪の華舞」を使用している。京都で和食の修業を積んだ店主がこだわり選んだ、もちもちとした食感の手延べうどんを賞味しよう。

象の鼻森林公園展望台/しもかわ珊瑠湖

「象の鼻森林公園展望台」は、標高約238mの丘に建つ展望台。手塩川水系サンル川に位置するサンルダムは2019年に完成した。展望台から見下ろせるサンルダムのダム湖「しもかわ珊瑠湖」の名は、公募により下川町はじめ全国から寄せられた名前をもとに決定したもの。

季節ごとに景色を楽しめる（冬期は閉鎖）。
台形形状の新型ダム。サクラマスの生息環境に留意した日本最大級の魚道も設けられている。

恵林館

昭和初期の建築様式を伝える建物で、SNS映えする撮影スポットとしても人気。森林や林業に関するパネル展示を通じて、林業とともに歩んできた下川町の歴史にふれることができる。樹木の標本も展示されている。

町民のサロンやイベントの開催場所として使用されることも。

手延べうどん・炭火焼きみなみ家

日本最北の手延べ麺の町として知られる下川町で人気のうどん店。豊かな風味とコシのある食感のうどんをはじめ、定食類も充実。

店舗入口の暖簾に描かれた、うどんの原料である小麦「ハルユタカ」のマークが目印。
カウンター8席、小上がりは4名席4卓と6名席2卓を完備。
手延べうどんは「かけうどん」680円（税込）、「温玉うどん（冷・温）」880円（税込）ほか20種類以上ある。

■象の鼻森林公園展望台/しもかわ珊瑠湖
住所：北海道上川郡下川町北町1164-15
TEL：01655-4-2718（しもかわ観光協会）、01655-4-2511（下川町役場）
定休日：冬期（11～4月頃）は閉鎖
アクセス：道央自動車道士別剣淵ICから車で約50分
駐車場：あり

■恵林館
住所：北海道上川郡下川町緑町
TEL：01655-4-2511（下川町役場）
開館時間：10～17時
定休日：月曜、11～4月は閉館
入場料：無料
アクセス：道央自動車道士別剣淵ICから車で約45分
駐車場：あり

■手延べうどん・炭火焼きみなみ家
住所：北海道上川郡下川町錦町29
TEL: 01655-4-3194
営業時間：11～14時（LO13時30分）
定休日：月曜
アクセス：アクセス：道央自動車道士別剣淵ICから車で約45分
駐車場：あり
URL: http://shimokawa-minamiya.com/

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[ガズー編集部]