温泉と静岡おでんと手打ちそば!紅葉が見頃を迎える秘境をドライブ 静岡市葵区梅ヶ島

梅ヶ島温泉は、安倍川源流域の静岡市葵区梅ヶ島に位置する温泉地。安倍街道(県道29号線)を北へ走って最奥、標高約1000mの山間の秘境に湧く硫黄泉で、1700年以上もの歴史があるという。「梅ヶ島温泉 湯元屋」は、梅ヶ島温泉街をなす旅館や民宿など10軒のうちのひとつで、かけ流しの源泉に浸かれる日帰り温泉施設。38~39℃の源泉を少し加熱するのみで、循環させないようこだわった「ほんもののかけ流し」を楽しめる。食事処では、田舎こんにゃくや黒はんぺんが入った静岡おでんや、通をも唸らせる数量限定の絶品手打ちそばが食べられる。入浴におでんやそばなどが付いたセットメニューがおすすめだ。

「おゆのふるさと公園」(TOP画像)は、梅ヶ島温泉 湯元屋から赤い橋「湯橋」を渡った対岸にある公園で、公園脇の沢には温泉湯滝が流れ落ちている。公園内の階段を上った山の中腹には、洞窟の岩肌から梅ヶ島温泉の源泉である39℃の硫黄泉が滴り落ちる穴ぶろや、良純(りょうじゅん)入道親王によって建立されたと伝えられる湯之神社がある。11月上旬頃からは、紅葉も見頃となる。

おゆのふるさと公園から車で約10分の「赤水の滝」にも行ってみよう。落差約50mと大きな滝で、専用の駐車場から滝を見られる展望台まで、歩いて約1分とすぐ。毎年、紅葉シーズンには滝のライトアップも行われる。

温泉やおでんなど温かいものが恋しくなる季節。今度の休日は、梅ヶ島温泉へドライブに出かけよう。

梅ヶ島温泉 湯元屋

梅ヶ島温泉郷にある4つの温泉地のひとつ、梅ヶ島温泉にある日帰り温泉施設。高pH値の源泉かけ流しの湯をたたえる「虹乃湯」、静岡おでんやそばを楽しめる食事処がある。

  • 「虹乃湯」の泉質は、硫黄の匂いが特徴的な単純硫黄泉。

  • 畳敷でくつろげる食事処。窓から見える木々が季節を伝えてくれる。

  • 玄そばを使った手打ちそば。「もりそば」900円、「とろろそば」1100円、「山菜とろろそば」1300円(いずれも税込、数量限定、予約可)などがある。シカやイノシシなどのジビエ料理も好評だ。

  • 名物「静岡おでん」は大根やガツ(豚の胃)、さつま揚げなど。1本120円(税込)。

おゆのふるさと公園

1970年に開業した市営浴場が1999年梅ヶ島新田へ移転、その跡地に整備された公園。梅ヶ島温泉の源泉が湧く洞窟、穴ぶろは通常閉鎖されていて、外から見るのみ。紅葉の名所でもある。温泉街の駐車場に車を停めて、湯橋まで歩いて2~3分。

  • 紅葉は例年10月下旬頃から色づき始め、11月上旬~中旬頃まで見頃となる。

  • 階段を上がって左手にあるのが湯之神社。後陽成天皇の皇子、良純親王を夢のお告げで梅ヶ島の霊泉へと導いた三蛇大権現をまつったのが始まり。

赤水の滝

1707年の宝永大地震で近くの大谷嶺が崩れた際、安倍川が堰き止められてできたといわれる滝。崩落時には赤く染まった滝水が流れ落ちたことからこの名が付いたとされる。ライトアップは例年11月上旬に開催。

  • 写真提供:静岡県観光協会

流れ落ちる滝と周辺の紅葉の美しい光景は、安倍街道沿いにある展望台から見ることができる。

■梅ヶ島温泉 湯元屋
住所:静岡県静岡市葵区梅ヶ島5258−13
TEL:054-269-2318
営業時間:10~16時
料金:700円(入浴料)
入浴+おでん(5本)+とろろそば(冷)のセット2000円、入浴+おでん(5本)+とろろそば(冷)+鹿のたたき+岩魚塩焼きのセット3500円(いずれも税込)
定休日:不定休(木曜は要問合わせ)
アクセス:新東名高速道路新静岡ICから車で約50分
駐車場:あり(無料の梅ヶ島温泉街駐車場を利用)
URL:https://umegashima-yumotoya.blogspot.com/

■おゆのふるさと公園
住所:静岡県静岡市葵区梅ヶ島
TEL:054-269-2525 (梅ヶ島温泉観光組合)
アクセス:新東名高速道路新静岡ICから車で約50分
駐車場:あり(無料の梅ヶ島温泉街駐車場を利用)

■赤水の滝
住所:静岡県静岡市葵区梅ヶ島
TEL:054-269-2525 (梅ヶ島温泉観光組合)
アクセス:新東名高速道路新静岡ICから車で約45分
駐車場:あり

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2021年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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