山肌に浮かぶ幸せの黄色いハート！秋だけ出現するハートのイチョウ　山口県阿武町

2021.10.27 14:00

阿武町奈古にある「ハートのイチョウ」は、メディアでも紹介されたことがある話題のスポット。毎年11月上旬から下旬にかけて、山肌にハートの形となって現れる黄葉したイチョウ群だ。道の駅「阿武町」のある奈古中心部から車で山口県第二栽培漁業センター方面へ向かう町道「東方筒尾線（とうぼうつつおせん）」を走り、「土垰（つちだお）トンネル」を抜けると、正面の緑の山に黄色いハートが見える。きれいなハート型は青い空や周囲の田園風景との調和も美しい。秋ならではの景色をぜひ見に行こう。

ハートのイチョウから車で約20分の「御山神社（おやまじんじゃ）」は、県の史跡でもある経塚を有する神社。経塚とは、後世に教えを伝えるために、経典を経筒などに入れて地中に埋めた塚のこと。平安時代末期に造られたと思われるこの経塚からは埋納品がほぼそろった形で発見され、歴史的価値が高いとされている。境内は紅葉が美しく、秋に訪れるのがおすすめ。

ドライブの最後は物産直売所をはじめレストラン、温水プール、温泉などが揃う道の駅「阿武町」へ。「道の駅発祥の地」としても知られる道の駅だ。施設内の「LaPin(ラパン)」では、10月より萩のブランド豚「萩むつみ豚」の豚まんを販売中。ホクホクの温かい豚まんでひと休みしよう。日本海に浮かぶ、夫婦島として親しまれる鹿島を望む「幸せのモニュメント」もあり、ハートのイチョウとあわせて訪ねれば、恋愛成就のご利益が期待できるかも。

紅葉も見頃を迎える秋の阿武町を、のんびりドライブしてみよう。

ハートのイチョウ

山に植えられた、ハート型に密集して生えるイチョウの木々。40年ほど前、山の持ち主が母親へ感謝の気持ちを込めて山全体にイチョウの木を植えたところ、その中で成長した何本かのイチョウが偶然ハートの形をなし、毎年秋になると山肌に黄色いハートが出現するようになったという。

偶然の産物ながら、きれいなハート型になっている。
遠くからでもハート型がわかる。紅葉シーズンには訪ねる人も多いという。

御山神社

阿武町惣郷地区にある神社。社務所近くの土中から発見された経塚で知られる。

イチョウの鮮やかな黄色と趣のあるお堂が調和し、心安らぐ静かな境内。
鳥居の手前では、ひときわ大きなイチョウの木が迎えてくれる。。

道の駅「阿武町」

物産直売所「あぶの旬館」や日本海温泉「鹿島の湯」、温水プール、はじまりのレストラン「かしま」、軽食「LaPin（ラパン）」など多くの施設がそろっている。

「LaPin（ラパン）」で販売中の「萩むつみ豚まん」1個380円（税込）。食品残さなどを利用した飼料、エコフィードで育てたやさしい味わいの萩むつみ豚を使用している。味はネギ塩味。
日本海に面して建つ、幸せのモニュメント。遠く夫婦島と呼ばれる鹿島を望む。

■ハートのイチョウ
住所：山口県阿武郡阿武町奈古
TEL：08388-2-3111（阿武町まちづくり推進課）
アクセス：山陰自動車道萩ICから車で約30分
駐車場：なし

■御山神社
住所：山口県阿武郡阿武町大字惣郷
TEL：08388-2-3111（阿武町まちづくり推進課）
アクセス：山陰自動車道萩ICから車で約40分
駐車場：あり

■LaPin(ラパン)（道の駅「阿武町」内）
住所：山口県阿武郡阿武町奈古2249
TEL：08388-2-0355
営業時間：10～17時
定休日：年末年始（ほか臨時休業あり）
アクセス：山陰自動車道萩ICから車で約25分
駐車場：あり
URL：http://www.abucreation.com/facilities/lapin/

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[ガズー編集部]