朱塗りの門に色鮮やかな紅葉!12月中旬まで見ごろの名刹へドライブ 千葉県南房総市

南房総市の古刹「檀特山 小松寺(だんとくざんこまつじ)」は、房総きっての紅葉の名所。「もみじの寺」ともいわれ、1300年以上の歴史をもつ。寺院に映える色鮮やかなカエデやイチョウ、そしてモミジは圧巻の一言だ。一年を通じて温暖な気候の南房総市は、11月中旬~12月中旬が紅葉の見ごろ。11月第3土曜~12月第1土曜(2021年は11月21日~12月4日)まで、紅葉のライトアップも行われる。

小松寺から車で約30分の「沢山不動堂」も、おすすめの紅葉スポット。山中にある不動堂は、かつては僧侶の修行の地だったという。不動堂正面のかじか橋は、南房総市唯一の吊り橋として知られ、橋からは不動滝と紅葉を一緒に眺めることができる。また、かじか橋の下を流れる長沢川の渓流沿いは不動七滝遊歩道として整備され、紅葉を眺めながら散策を楽しめる。

ドライブ帰りに立ち寄りたい道の駅「ちくら 潮風王国」は、沢山不動堂から車で約40分。磯浜の海岸線を望むロケーションや広々とした芝生広場、漁業で栄えた千倉を象徴する漁船「第一千倉丸」が特徴的な道の駅だ。館内中央の生け簀には鮮魚が泳ぎ、市場では活アワビやサザエ、イセエビ、魚介を使った加工品などを購入できる。「レストラン はな房」の海鮮丼「王様丼」は、メディアでもたびたび紹介される大人気メニューだ。

12月に入っても紅葉が楽しめる南房総へ、紅葉狩りドライブに出かけよう。

檀特山 小松寺

真言宗智山派の寺院で、安房国札三十四観音霊場の第26番霊場。開基は718年とされ、二度の火災により全焼するも、1855年には現在の本堂が再建されたと考えられている。朱塗りの仁王門や、県指定有形文化財の梵鐘は見どころ。

  • 正面の本堂には、本尊「薬師如来像」が安置されている。

  • 奥に見えるのは、1854年の火災による全焼後、1888年に再建された鐘楼堂。梵鐘には、小松寺の七不思議にも語られる安房守(あわのかみ)嫡男、千代若丸の名が刻まれている。

沢山不動堂

安産、商売繁盛、学業成就などのご利益があるという「沢山の不動さま」。拝殿向拝の彫刻は安房の名工、後藤義孝による1940年の作品。

  • ©南房総市

    穴場の紅葉スポットとして知る人ぞ知る沢山不動周辺。遊歩道をのんびり散策できる。

  • 本堂正面にあるかじか橋。橋の下には深い渓谷が続く。

道の駅「ちくら 潮風王国」

千田海岸に望む道の駅。東安房漁業協同組合直営の鮮魚店「海市場 ちくら」をはじめ、カフェやレストラン、海を感じる雑貨やサザエカレーなどを扱うみやげ店が揃う。

  • サバやサンマ漁で活躍した70t級の漁船のレプリカ、第一千倉丸が目印。

  • イセエビや10種類以上の海鮮ネタを盛り込んだ「王様丼」6380円(税込)。限定10食、先着順で当日のみ予約できる。ほかにも、クジラやマグロなどを使った名物丼が勢ぞろい。

■檀特山 小松寺
住所:千葉県南房総市千倉町大貫1057
TEL:0470-44-2502
アクセス:富津館山自動車道路富浦ICから30分
駐車場:あり
URL:https://www.komatsuji.jp/

■沢山不動堂
住所:千葉県南房総市上滝田沢山52
TEL:0470-36-4116(道の駅「三芳村 鄙の里」)
アクセス:富津館山自動車道路鋸南富山ICから30分
駐車場:あり

■道の駅「ちくら 潮風王国」
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
TEL:0470-43-1811
営業時間:10~16時(土・日曜、祝日は9~16時)
定休日:水曜(1~4月・8月は無休)
アクセス:館山富津自動車道富浦ICから車で約 30分
駐車場:あり
URL:https://shiokaze-oukoku.jp/

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※記事内のデータは2021年10月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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