ひと月だけ現れる神秘の光景!絵のように幻想的な白川湖の水没林 山形県飯豊町
飯豊町中津川地区にある「中津川観光わらび園」は、複数の園からなる観光わらび園。自然のままの広大な園内では、ワラビをはじめウドなどの山菜が時間内(7~11時の午前中)摘み採り放題だ。山形はわらびの生産量日本一ともいわれる山菜の宝庫。春風の中、野山で山菜狩りを体験しよう。わらび園の開園時期は例年5月中旬~6月いっぱい。
中津川観光わらび園のひとつ、白川わらび園から車で約10分の農家茶屋「いろり」は、母屋と離れからなる農家民宿「いろり」の離れにある食事処。囲炉裏のある部屋で昼食を楽しみながら、田舎に帰ったようなひとときを過ごせるおすすめの店だ。山菜や川魚を使った料理は好評。宿泊しなくとも食事だけの利用もできるが、予約必須なので、事前に連絡して行こう。
最後は、農家茶屋「いろり」から車で約10分の白川湖へ。白川ダムによってつくられた湖で、春先には雪解けの水が大量に湖へと流れ込み、新緑のシロヤナギの木が水の中から生えているかのような、神秘的な光景が出現する。湖が満水となる4月中旬から5月中旬の1ヵ間だけ見られる「白川湖の水没林」(top画像)だ。残雪の飯豊連峰をバックに、水をたたえた湖と新緑のシロヤナギは、豪雪の飯豊町に春の訪れを告げる美しい景観。人気スポットで連休中は混雑が予想されるので、可能なら連休前後の平日に行ってみよう。
山形特産のワラビを摘み、旬の山菜料理や幻想的な水没林と、春の息吹を感じる飯豊をドライブしよう。
中津川観光わらび園
中津川地区に複数あるわらび園の総称。広さや収容人数は園により異なるが、料金は中学生以上2000円(小学生以下は無料)と同一。7~11時まで採り放題となる。素手でもよいが、採ったワラビを入れるカゴや軍手、長靴、虫よけスプレーなどを持って行くとよい。
農家茶屋「いろり」
農家の暮らしや地元の料理を体験できる農家民宿「いろり」の離れが農家茶屋「いろり」。囲炉裏端で、女将の心づくしのランチを楽しめる。
白川湖の水没林
白川ダム湖岸公園で見られる水没林。水位が増した白川湖をカヌーやカヤック、SUPで漕ぐこともできる(要予約/いいでカヌークラブ TEL:050-5832-7512)。園内には5月上旬~中旬に開花する遅咲きの桜並木も。
■中津川観光わらび園
住所:山形県西置賜郡飯豊町大字中津川地内
TEL:0238-77-2124(中津川観光わらび園事務局(白川温泉いいで白川荘))
営業時間:7~11時
定休日:わらび園により異なる
料金:中学生以上2000円
アクセス:東北中央自動車道米沢北ICから車で約60分(園により多少異なる)
駐車場:各わらび園にあり
■農家茶屋「いろり」
住所:山形県西置賜郡飯豊町岩倉559
TEL:0238-77-2631
定休日:食事の場合は電話にて要予約
アクセス:東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約50分
駐車場:あり
■白川湖の水没林
住所:山形県西置賜郡飯豊町数馬218-1(白川ダム湖岸公園)
TEL:0238-86-2411(飯豊町観光協会)、0238-87-0523(飯豊町商工観光課観光交流室)
アクセス:東北中央自動車道米沢北ICから車で約40分
駐車場:あり(白川ダム湖岸公園専用駐車場)
※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。
※記事内のデータは2022年3月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。
[GAZOO編集部]
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