落差40メートル超の滝水を間近から見上げる!おすすめの「次の滝」 和歌山県有田川町

町の東西を有田川が流れる「水が豊かなまち」、有田川町。なかでも「次の滝」は、落差46mを誇る県内でも有名な滝だ。県下の名瀑、那智の滝に次ぐ落差があるという言い伝えからその名がついた。陽光を受けながら一気に滑り落ちる滝水は、爽快そのもの。展望台から遠くに流れる滝を眺めたり、滝つぼまで歩いて降りて行ったりと、樹木が茂る中、新緑と滝を楽しめる。

次の滝から車で約20分の「粟生の巌(あおのいわお)」は、高さ25m、基底部の周囲100mという巨大な岩。有田川と四村川(よむらがわ)の合流地点にあり、国道480号からも見ることができる。古来より信仰の対象であったと考えられており、現在でも地域のシンボル的存在だ。ここから徒歩約1分、粟生の巌を見下ろす場所に立つ岩倉神社は粟生の巌を御神体とする神社。合わせてお参りしたい。

粟生の巌から車で約20分の道の駅「あらぎの里」は、同じく国道480号沿いにある道の駅だ。食堂では、名物である自家製豆腐やこんにゃくなどを使ったメニューを提供。日本一の生産量を誇る「ぶどう山椒」を使った商品や、紀州手漉き和紙「保田紙」の商品など、地域のおみやげも並ぶ。あわせて、車で2分の「あらぎ島展望所」から扇形の水田「あらぎ島」を眺望するのもおすすめだ。

水と緑が美しい滝や御神体である巌、道の駅を訪ねに、初夏の有田川町をドライブしよう。

次の滝

深淵に奇岩が続く早月峡(はやつききょう)にある滝。駐車場から約200m上り坂を歩くと、遠くに滝を望める展望台がある。展望台から滝つぼまで降りていく途中に、滝を裏側から見られるスポットもある。展望台からの道は舗装等の整備がされていないので注意が必要。

  • 水流は、岩に当たってから滝つぼに流れ落ちる。

  • 流れ落ちる滝水が岩に当たり、豪快な音をたてる。

粟生の巌

2006年に合併して有田川町になった旧清水町が制定した「清水町名所八景」のひとつ。毎年10月に行われる岩倉神社の例大祭では、粟生の巌で「御渡り」が行われる。

  • 自然の産物とは思えないような大きさと形状で、神々しさも漂う御神体。

道の駅「あらぎの里」

地元産にこだわった商品やメニューが揃う道の駅。54枚の水田が扇状を描く美しい棚田、「あらぎ島展望所」まで徒歩約10分。

  • あらぎ島展望所から近く、多くの人が訪れる。

  • 地元で採れた新鮮な野菜が並ぶ店内。

  • 大きな窓から日が差し込む、明るい食堂。

  • 地元の新鮮な野菜をたっぷり使った日替わりの「あらぎ定食」700円(税込)。

  • 展望台から見るあらぎ島。水が張られているのは5月頃。

■次の滝
所在地:和歌山県有田郡有田川町延坂
TEL:0737-22-4506(有田川町役場商工観光課)
アクセス:阪和自動車道有田ICから車で約30分
駐車場:あり

■粟生の巌
所在地:和歌山県有田郡有田川町粟生
TEL:0737-22-7105(有田川町役場産業振興室)
アクセス:阪和自動車道有田ICから車で約30分
駐車場:なし(岩倉神社の駐車場を利用する場合はひと声かけて)

■道の駅「あらぎの里」
所在地:和歌山県有田郡有田川町三田664-1
TEL:0737-25-0088
営業時間:10時~17時30分(11~2月は~17時)
定休日:火曜(祝日の場合は営業、翌日休み)、年末年始
アクセス:阪和自動車道有田ICから車で約50分

■あらぎ島展望所
所在地:和歌山県有田郡有田川町三田461-2(駐車場)
TEL:0737-22-7105(有田川町役場産業振興室)
料金:無料
アクセス:阪和自動車道有田ICから車で約50分
駐車場:あり

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2022年5月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[GAZOO編集部]

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