湖面に映る色鮮やかな紅葉！秋の芦津渓谷へドライブ　鳥取県智頭町

氷ノ山後山那岐山国定公園（ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん）にある「芦津渓谷（あしづけいこく）」は、千代川（せんだいがわ）の支流、北股川流域の美しい渓谷。垂直に切り立った崖や川底に堆積した巨岩、急流や瀬・淵が続く渓谷美がすばらしい。なかでも三滝（みたき）は3筋の滝が流れる名勝で、自然林の中、水煙をあげながら滝つぼへ落ちる様子は見事だ。三滝ダムコースをはじめ、芦津渓谷のウォーキングコースは、実験によって癒しの効果が実証されている「森林セラピーロード」に認定されている。

芦津渓谷から車で約25分の「旧山形小学校」は、1942年築の木造校舎の小学校。智頭の木材で造られ、木のぬくもりを感じる校内は、郷愁を誘うレトロな雰囲気。懐かしい木の窓枠や81mもある長い廊下が特徴だ。2012年に廃校となり、現在は森林鉄道のジオラマなど智頭の林業に関する展示や木工、クラフト体験の場などに活用されている。

最後は旧山形小学校から車で約10分、宿場町だった智頭宿にある「楽之 tanoshi」へ。築135年の古民家を改装した、ゲストハウス兼備の食堂とコミュニティースペースだ。「みんなの食堂」で、智頭の食材で作った自然派イタリアンが食べられる。地元の人々や智頭を訪れた観光客、ゲストハウスの宿泊客と、さまざまな人が利用し食を通じたコミュニケーションを交わせる場だ。

紅葉の渓谷や木造校舎、古民家カフェを車で訪ねて、森林豊かな智頭町ならではのドライブを楽しもう。

渓谷の清流沿いにはスギやミズナラの自然林が続き、多くの野鳥も生息している。総面積の9割以上を森林が占める智頭町は、県内唯一の森林セラピー基地。

1階の旧音楽室は智頭林業資料展示室、旧給食室は木工加工室として、2階の教室はパソコンルームや会議室として利用されている。

ランチやディナーを楽しめる「みんなの食堂」をはじめ、コミュニティースペース「みんなのリビング＆蔵」、宿泊施設「みんなのゲストハウス」からなる施設。店名には、それぞれの之(これ)を楽しむ家(やど)でありたいという願いが込められている。

■芦津渓谷
所在地：鳥取県八頭郡智頭町芦津
TEL：0858-76-1111（智頭町総合案内所）
アクセス：鳥取自動車道智頭南ICから車で約25分
駐車場：あり

■旧山形小学校
所在地：鳥取県八頭郡智頭町郷原238
TEL：0858-75-0343（恋山形運営協議会）
営業時間：9～17時
定休日：日・月曜、祝日
料金：無料
アクセス：鳥取自動車道智頭南ICから車で約5分
駐車場：あり
URL：https://smapano2.com/chizu/yamagata/

■楽之 tanoshi
所在地：鳥取県八頭郡智頭町智頭484
TEL：0858-71-0634
営業時間：水～金曜　ランチ 11～14時(13時30分LO)、ディナー 17～22時（21時30分LO）、カフェ14～17時（16時30分LO。土・日曜のみ）
定休日：月・火曜
アクセス：鳥取自動車道智頭ICから車で約5分
駐車場：あり
URL:https://chizutanoshi.com/

※記事内のデータは2022年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

［GAZOO編集部］