モノレールに乗って尾根上の古民家へ！「重要文化財 小林家住宅」　東京都檜原村

「重要文化財　小林家住宅」は標高約750m、陣馬尾根と呼ばれる尾根筋上に建つ山岳民家。18世紀前半に建てられたものと推定されている。一帯の民家の生活を伝える貴重な住居として1978年に重要文化財に指定され、2011年から3年をかけた保存修理工事を経て、建てられた当時の姿に復元された。車では近づけない山間部にあり、モノレール（事前予約制）に乗って向かう。モノレールの走行距離は全長約450m、最大傾斜43度あり、乗車時間は約15分。歩いて行く場合は急な坂を約20分登ることになる。新緑が美しい季節、周辺の自然を楽しみながら往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せてみよう。

小林家住宅から車で約20分の「払沢（ほっさわ）の滝」は、落差60m、全4段からなる名瀑。最下段の落差23.3mの滝は、遊歩道から見ることができる。江戸時代から景勝地として知られていたといい、東京都で唯一「日本の滝百選」に選出された。駐車場から遊歩道を歩いて15分ほどで滝までいくことができ、新緑の時期はもちろん、夏まつりのライトアップや、厳寒期の氷瀑を見に多くの人が訪れる。

払沢の滝から車で約10分の「山ごはんカフェ　ヒノハラテラス」は、ペットも一緒に食事を楽しめるテラス席を設けたおすすめカフェ。1日10食限定の「山ごはん定食」をはじめ、ヒノハラ欧風カレーや山ピザ、スイーツが揃う。檜原産の舞茸やひのはら紅茶、檜原はちみつなど地元の特産品を使っているのが特長だ。人気店なので、営業日をチェックし電話予約してから行くと安心だ。

青葉がまぶしい季節、都内ながら自然にあふれた檜原村で、ドライブや食事を楽しもう。

檜原村の山岳地域にある、復元された民家。古くから炭焼きが行われていた檜原村において、木炭の運搬に使用できる尾根道が近いなど木炭づくりの作業に適した環境にあり、自然と共生した人々の生活を推察できる。

一の滝23.3m、二の滝16.8m、三の滝13.7m、四の滝2.3mの4段からなる滝。滝水が流れ落ちる様子が僧侶が使う仏具、払子（ほっす）に似ていたことから、払子の滝、滝がある沢なので払子の滝沢、転じて払沢の滝と呼ばれるようになったとの説がある。

2018年7月にオープン。ランチセットは料理に加えお代わり自由のフリードリンク付き。手ごね煮込みハンバーグや寝かせ玄米の「山ごはん定食」（1日10食限定）、檜原産舞茸や自家製ベーコン、季節の素揚げ野菜がたっぷりの山ピザ、4種のチーズと檜原はちみつのピザなど、どれも人気。パンケーキやスコーン、パフェなどデザートも充実。

■重要文化財　小林家住宅
住所：東京都西多摩郡檜原村藤倉4994
TEL：090-5543-0750
見学可能時間：10～16時（11～3月は～15時）
定休日：火曜（祝日の場合は翌日）、年末年始
料金：無料
アクセス：中央自動車道上野原ICから車で約1時間
駐車場：あり（モノレール乗り場駐車場）
URL：https://kobayashike.tokyo/

■払沢の滝
住所：東京都西多摩郡檜原村本宿5545
TEL：042-598-0069（檜原村観光協会）
アクセス：中央自動車道上野原ICから車で約45分
駐車場：あり

■山ごはんカフェ　ヒノハラテラス
住所：東京都西多摩郡檜原村神戸3395
TEL：042-588-4828
営業時間：11時30分～18時　LO17時、ランチ11時30分～14時30分LO（ランチ11時30分～、12時～、12時30分～は予約可）
定休日：月・火・水曜（変動の場合あり。HPの営業カレンダーで告知）
アクセス：中央自動車道上野原ICから車で約45分
駐車場：あり
URL：https://www.hinoharaterrace.jp/

※記事内のデータは2023年4月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

［GAZOO編集部］