夕日色に染まる茶器!星野焼や山上の展望所、絶景棚田ランチを楽しもう 福岡県星野村

星野村の「古陶星野焼展示館」は、江戸時代に久留米藩の御用窯として人気を誇った星野焼の展示館。八女茶の産地である土地柄、星野村では古くから茶器や茶道具など数多くの名品が生まれた。陶窯を模して造られた煙突部分が開口し、吹き抜けになった屋内庭園には水をたたえた池があり、自然光が差し込む明るい空間(top画像)。庭園を囲むように配置された八角形のギャラリーに、星野焼の逸品が展示されている。なかでも、お茶を注ぐと器の底が夕日のような金色に見えるようつくられた夕日釉煎茶器は、明治初期のもので、必見の品だ。

古陶星野焼展示館から車で約10分の「星野村 カフェ&ジムSora」は、眼前に棚田を望みつつランチを楽しめる、絶景カフェ。目の前に広がるのは広内・上原(ひろうち・うえばる)の棚田だ。カウンター前の窓やテラスから雄大な棚田を眺めながらのランチは、ここでしか味わえないもの。メニューは定食形式の「棚田ランチ」やカレー、ピザ。手作りランチを賞味しながら、おだやかな時間を過ごせそう。

ランチの後は、隣接するうきは市方面まで車を走らせてみよう。星野村 カフェ&ジム Soraから車で約50分の「鷹取山展望所」は、標高802mの鷹取山山頂にある展望台。星野村全体を一望できるスポットだ。隣接するうきは市との境に連なる耳納(みのう)連山は、鷹取山を最高峰とする山並みで、鷹取山山頂からは、星野村の隣のうきは市や築後川流域一帯を一望できる。

星野焼の優品を観賞し、山頂の展望台までドライブして、眺望や絶景ランチを楽しもう。

古陶星野焼展示館

建物は、星形の屋根に陶窯を模した煙突が特徴的。江戸時代に隆盛した星野焼は、明治期に一度途絶えたものの1969年に再興。館内では、3名の窯元による作品を購入できる。

  • 杉檜山に囲まれた自然豊かなロケーション。

  • 急須と湯のみが揃った「夕日釉煎茶器揃い」。注いだお茶が夕日のような金色に輝いて見える。

星野村カフェ&ジム Sora

棚田を眺めながらランチを楽しめる人気カフェ。運動できる器具を揃えたジムも併設している。2018年12月に開通した、合瀬耳納(おうぜみのう)トンネルの星野口付近にある。

  • 三角屋根とブルーグレーの壁の外観が目印。

  • 「棚田ランチ」950円(税込)。メインはその時期によって変わる。カウンター席の前に棚田が広がる。

  • 開放的なテラス席からも、棚田を一望。

  • 山の形に沿って石が積み上げられた階段状の棚田。標高差237m、137段にもなる。

鷹取山展望所

鷹取山山上の展望所。山には、鎌倉時代から18代にわたって一帯を支配した星野氏の出城、鷹取城があった。城跡の東方には、敵の攻撃から守る防御の空堀跡と推察される遺構もある。

  • 星野村やうきは市を見渡せる。星野村とうきは市は明治に入る前まで同じ生葉(いくは)郡だった。

■古陶星野焼展示館
住所:福岡県八女市星野村千々谷11865-1
TEL:0943-52-3077
入館料金:大人200円、高校生100円、小・中学生50円開館時間:9~17時
休館日:火曜(祝日の場合は開館)、12~2月は月・火曜(祝日の場合は開館)、12月29日~1月3日
アクセス:九州自動車道広川ICから車で約40分
駐車場:あり

■星野村カフェ&ジム Sora
住所:福岡県八女市星野村7925-1
TEL:080-1722-1228
営業時間:11~17時
定休日:月・火曜、日曜は不定休
アクセス:九州自動車道広川ICから車で約40分
駐車場:あり

■鷹取山展望所
住所:福岡県八女市星野村3538-2
TEL:0943-31-5588(星野村観光協会)
アクセス:九州自動車道みやま柳川ICから鷹取山山頂まで車で約15分
駐車場:なし(山頂まで車で走行可)

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※記事内のデータは2023年5月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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[GAZOO編集部]

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