高所に咲くアジサイは8月中旬まで見頃!ロープウェイで行く雲の上の名刹 徳島県三好市

四国霊場第66番札所「雲辺寺(うんぺんじ)」は、標高911mと四国霊場では最も高い場所にあり「雲の上の名刹(めいさつ)」と呼ばれる寺。標高が高いため平地より気温が低く、例年8月中旬頃までアジサイを楽しめるという。アジサイの数はおよそ3万株あり、毘沙門天像まで続く参道脇や境内に安置された五百羅漢像を背に、ブルーやピンクのアジサイが咲き誇り、目を楽しませてくれる。山頂にある雲辺寺へは、毎秒10mで運行する雲辺寺ロープウェイに乗って行くことができる。

吉野川が造り出した美しい渓谷、大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)は、剣山国定公園に指定されている。雲辺寺から車で約50分の「小歩危展望台」は、国道32号線から車で数分上ったところにある展望台。吉野川下流に広がる小歩危峡の壮大なパノラマを一望できる絶景スポットだ。1950年代初頭には四国最大の多目的ダムの建設が計画されたが中止となり、今も美しい景観を楽しめる。

小歩危展望台から車で約30分の「祖谷(いや)のかずら橋」は、重さ約6トンのシラクチカズラを編み連ねた吊り橋。橋の下を祖谷川が流れる長さ45m、幅2m、水面上14mの吊り橋は歩く度に揺れ、足元の隙間からは谷底が見えるとあってスリル満点。毎日、夜間(19~21時30分)はライトアップされ、日中とは違う幻想的な光景を目にできる。ライトアップ中は、観賞のみで渡ることはできないので注意。

盛夏までアジサイが見頃の寺や絶景を望む展望台、秘境に架かる吊り橋。三好市を一日ドライブしよう。

雲辺寺

789年(延暦8)、16歳の弘法大師がお堂を建立したのが始まりとされる。本堂の千手観音座像は、国重要文化財。弘法大師が刻んだと伝わる。

  • 高所にあり「雲の上の名刹」と呼ばれる境内には、神秘的な雰囲気が漂う。

  • 五百羅漢像を囲むように、見事なアジサイが咲く。

  • 緑に囲まれた、雲辺寺の新本堂。

小歩危展望台

2022年にできた展望台。国道32号線から県道271号線を「とびの巣峡」方面に入り、700mほど進んで「小歩危展望台」の看板に沿って右折、細い道を上がると右側に展望台、すぐ先の左側に駐車場がある。

  • 眼下に、足がすくむような渓谷が広がる。

祖谷のかずら橋

源氏との戦に敗れ逃れた平国盛の一行が、平家再興を願い土着したと伝わる隠田集落にあり、平家の落人が追手から逃れる際に、すぐに切り落とすことができるように樹木の蔓で橋を架けたという説がある。国の重要有形民俗文化財であり、3年毎に架替えが行われる。

  • ライトアップされ闇夜の中に照らされた「かずら橋」が幻想的。

■雲辺寺
住所:徳島県三好市池田町白地763-2
TEL:0883-74-0066(雲辺寺)0875-54-4968(雲辺寺ロープウェイ)
ロープウェイ料金:大人片道1200円、往復2200円、中・高校生片道900円、往復1650円、小学生600円、往復1100円、未就学児は乗車券1枚につき1名無料
ロープウェイ運行時間:7時20分~17時(12~2月は8時~17時)
アクセス:高松自動車道大野原ICから車で約15分
駐車場:あり(ロープウェイ山麓駅)

■小歩危展望台
住所:徳島県三好市山城町重実殿野
TEL:0883-76-0877(三好市観光案内所)
アクセス:徳島自動車道井川池田ICから車で約30分
駐車場:あり

■祖谷のかずら橋
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
TEL:0883-76-0877(三好市観光案内所)
営業時間:7時30分~18時30分(4月~6月は8時~18時、9月~3月は8時~17時)
定休日:無休(雨天営業。大雨警報発令などで臨時休業あり)
料金:中学生以上550円、小学生350円、未就学児無料
※毎日19時~21時30分の間ライトアップされます。(ライトアップ中は、観賞のみで渡ることはできない。)
アクセス:徳島自動車道井川池田ICから車で約60分
駐車場:あり(かずら橋夢舞台の市営駐車場を利用。駐車場から橋まで徒歩約5分)

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※記事内のデータは2023年6月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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[GAZOO編集部]

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