アクアブルーに輝く清流！吊り橋や遊歩道もある木の俣渓谷　栃木県那須塩原市

那珂川（なかがわ）の支流、木の俣川（きのまたがわ）沿いに広がる「木の俣渓谷」は、緑と渓流が清らかな涼スポット。オオバヤナギの群生をはじめ、豊かな緑や巨石・奇岩が続き、夏には川遊びも楽しめるとあって多くの人でにぎわう。本流である那珂川との合流点まで遊歩道が整備され、途中に架けられた巨岩吊橋を渡って川沿いを回遊できる。駐車場に車を停めて、渓谷散策を楽しもう。

木の俣渓谷から車で約20分の「留春（りゅうしゅん）の滝」も、夏に行きたいおすすめの場所だ。冬の間は水が枯れ、春も終わろうとする頃になってようやく滝が現れることから「留春の滝」と名付けられたという。今では水が枯れることはないが、さらさらと優しく流れ落ちる滝水は豪快な滝とは違い優しげな雰囲気で、風情が漂う。

留春の滝から車で約20分の「幸乃湯（さちのゆ）温泉」は、平安時代より傷を癒す薬湯として親しまれた奥那須、板室温泉の宿。梁から下がる綱につかまり、立ったまま深い浴槽に浸かる伝統の入浴法「綱の湯」は板室温泉の名物だ。幸乃湯の「綱の湯」は、最深部で140センチあるという。もちろん、日帰りでも入浴できるのでドライブの最後に立ち寄ろう。

ブルーに輝く清流と渓谷美、優美な印象の滝や綱の湯を体験できる板室温泉へ。那須塩原でドライブを楽しもう。

那珂川の支流、木の俣川は澄み切ったブルーが印象的な清流。木の俣渓谷周辺は「木の俣園地」として整備されている。

駐車場から徒歩約10分、長さ約20メートルの「留春の吊り橋」を渡った先にある。塩原渓谷遊歩道は、歩道整備工事のため一部（留春の滝～回顧の吊橋右岸側口）通行止めになっているが、留春の滝は見ることができる。通行止めの解除は、2023年9月を予定。

敷地内に湧く源泉かけ流しの一軒宿。泉質はPH9.5のアルカリ性、浴槽は宿泊者専用も含め全部で8種類あり、綱の湯は深さ1.25メートルと1.4メートルの2段階。館内はすべて畳敷き。

■木の俣渓谷
所在地：栃木県那須塩原市百村
TEL：0287-46-5326（那須塩原市観光局）
アクセス：東北自動車道黒磯板室ICから車で約20分
駐車場：あり

■留春の滝
所在地：栃木県那須塩原市大網国有林内
TEL：0287-46-5326（那須塩原市観光局）0287-32-3000（塩原温泉観光協会）
アクセス：東北自動車道西那須野塩原ICから車で約15分
駐車場：あり

■幸乃湯温泉
住所：栃木県那須塩原市百村 3536-1
TEL：0287-69-1126
日帰り入浴営業時間：10～21時（受付は～20時）
綱の湯は月、水、土曜は男性、日、火、木、金曜は女性の日
日帰り入浴料金：午前の部（10～17時、食事受付は～15時）大人800円、子ども500円　午後の部（入浴のみ）（17～21時、入浴受付は～20時、大人500円、子ども300円）未就学児は1家族につき3名まで無料
アクセス：東北自動車道那須ICから車で約25分
駐車場：あり
URL:http://www.satinoyu-onsen.com/

※記事内のデータは2023年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

［GAZOO編集部］