海岸沿いの国道を走り絶景を一望!漁港で採れたばかりの海鮮も味わおう 鹿児島県笠沙町

海沿いの国道226号を走って到着する笠沙町の「後浜(うしろはま)」は、薩摩半島屈指のビュースポット。南さつま市を代表する雄大な自然景観や文化遺産といった8つの景観「南さつま海道八景」にも選ばれた景勝地だ。透き通った海、その中にそびえる見事な立神(屏風岩)や、刻々と色を変える空。陽光がまぶしい日中、星がまたたく夜、そして海へと沈む太陽が息をのむように美しい夕暮れ時と、それぞれ違う表情を見せてくれる。駐車場や展望所があるので、自然が生み出す圧巻の光景をゆっくり観賞しよう。

後浜の展望所から車で約15分の「笠沙美術館」は、地元出身の黒瀬道則画伯の寄贈作品をはじめ、さまざまなアートを展示する美術館。海を一望する高台にあり、デッキからは、東シナ海や巨岩・奇岩の連立を眺望できる。ここから見える沖秋目島(おきあきめじま)は、荒々しい岩場に緑が生い茂る無人島。その眺めも後浜と同じく、南さつま海道八景のひとつだ。

笠沙美術館から車で約10分の「お食事処 玉鱗(ぎょくりん)」は、笠沙の魚介を使った料理を提供する食事処。毎朝仕入れる魚は、もちろん採れたての新鮮なものばかり。海の町、笠沙ならではのカンパチ、ヒラメ、ホウボウなどの活魚料理や寿司、タカエビの唐揚げなどの一品料理は、地元の人や観光客に大人気だ。いけす定食や地魚定食などの定食もおすすめだ。

素晴らしい海景が続く、海岸線のドライブを楽しもう。

後浜

大浦、笠沙、坊津を通る国道226号は、海を望む絶好のドライブコース。国道226号から野間池郵便局を左折し、さらに進むと後浜展望所がある。かつては離れ小島であった野間半島が、長い年月をかけ堆積した砂により陸続きとなった野間池の南側海岸にある。

  • 澄んだ海と、ゴツゴツとした岩肌が好対照。

  • 日没直後は、マジックアワーといわれる時間帯。グラデーションをなす空の色が美しい。

笠沙美術館

別名「黒瀬展望ミュージアム」。展望デッキから望む風景も、館内の作品と同じくアートのひとつのよう。

  • 横たわる怪獣の姿に似ているともいわれる沖秋目島。島には戸柱大明神祠がある。江戸時代の書籍に、中国の船が暗礁に乗り上げた際、船員が祠にお祈りして難を逃れたとある。

  • 笠沙美術館から車で約10分の坊津町秋目地区には、映画「007」のロケが行われた場所があり、撮影記念碑が立てられている。 時間に余裕があれば、立ち寄ってみよう。

お食事処 玉鱗

笠沙の海の幸を堪能できる活魚料理店。店内には生け簀がある。カウンター、テーブル席、座敷席とあり、昼食や夕食に利用できる。

  • その日の朝に仕入れた魚介類をさばいて作る、漁師町ならではの料理が並ぶ。

  • 4月に漁が解禁されるタカエビの唐揚げは、人気メニューのひとつ。

■後浜
所在地:鹿児島県南さつま市笠沙町片浦
TEL:0993-53-3751(南さつま市観光協会)
アクセス:指宿スカイライン谷山ICから車で約65分
駐車場:あり

■笠沙美術館
住所:鹿児島県南さつま市笠沙町赤生木8666番地1
TEL:0993-63-0990
開館時間:9~17時
休館日:火曜、12月28日~1月3日
入館料:無料
アクセス:指宿スカイライン谷山ICから車で約55分
駐車場:あり

■映画「007」撮影ロケ地
所在地:鹿児島県南さつま市坊津町秋目
アクセス:指宿スカイライン谷山ICから車で約60分
駐車場:あり

■お食事処 玉鱗
住所:鹿児島県南さつま市笠沙町片浦2306-13
TEL:0993-63-1958
営業時間:11~14時、17~22時
定休日:水曜
アクセス:指宿スカイライン谷山ICから車で約60分
駐車場:あり

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2023年8月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[GAZOO編集部]

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