八方にらみの龍の天井絵！除夜の鐘が全国放映された「忠恩寺」　長野県飯山市

飯山市は、長野出身の文豪・島崎藤村が「雪国の小京都」とよんだ寺の町。飯山城址からほど近い「忠恩寺」は飯山に残る寺のひとつで、1559年長野市長沼に創建された。1601年、長沼城主・関一政の移封により飯山へ移転後は、歴代飯山城主の菩提寺として庇護され、境内には城主松平家と本多家の墓所がある。見どころは、本堂内部の外陣天井に描かれた「龍の天井絵」。どこから見ても鑑賞者と目が合うように見えることから「八方にらみの絵」といわれ、荘厳な雰囲気が漂う見事な天井絵だ。

忠恩寺から車で約10分の「道の駅花の駅千曲川」は、国道117号沿いにある道の駅。2022年からリニューアルを重ね、2023年11月にはモンベル飯山店、ビジターセンターが新たに加わり全館グランドオープンした。農産物直売所、Cafe里わに加え、約220坪の広い店内でアウトドア用品を販売するモンベル飯山店や2種類の電動アシスト付き自転車（EホップとEツール）のレンタルを行うビジターセンターで、飯山ならではの楽しみ方を提案してくれる。電動アシスト付き自転車のレンタルは事前にwebからの予約が必要だが、当日でも余裕があればレンタルできる。

道の駅花の駅千曲川から車で約10分の「いいやま湯滝温泉」は、一般社団法人信州いいやま観光局が運営する日帰り温泉施設。古くから「湯滝」と呼ばれた千曲川沿いは、江戸時代には湯治場としてにぎわったという。毎分900リットルが湧出する天然温泉は、肌にやさしいアルカリ性単純温泉。広々と開放的な内湯や露天風呂に食事処や大広間もあり、千曲川を望みながらゆったりとくつろげる。

古刹やグランドオープンした道の駅、日帰り温泉をドライブし、晩秋の休日を楽しもう。

梵鐘は除夜の鐘として過去に2度、テレビで放映された。天井絵がある本堂は1727年の大火で焼失したが、1733年に再建されている。

新たにオープンしたモンベル飯山店では、約220坪の広い店内にて登山用品やサイクリング、カヤックなどのウエアやグッズを販売。ビジターセンターでは電動アシスト付き自転車のレンタルのほか、レインウエアや長靴、トレッキングシューズ、スノーシュー（1月中旬よりレンタル開始）などもレンタルできる。いずれもモンベル製。

食事処では飯山特産のみゆきポークのとんかつや生姜焼き、ゆたき御膳（金・土・日曜限定）など、シェフが一品一品手づくりした料理を提供。食事のみの利用もできる。また、温泉入浴に食事や個室休憩を組み合わせたプランもある。

■忠恩寺
住所：長野県飯山市大字飯山奈良沢2029
TEL：0269-62-2574
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約20分
駐車場：あり

■道の駅花の駅千曲川
住所：長野県飯山市大字常盤7425
TEL：直売所、お土産コーナー0269-62-1815（携帯090-7811-7170）
お土産コーナー・Cafe里わ0269-62-1887、ビジターセンター0269-67-0873、モンベル飯山店0269-67-0785
営業時間：直売所、お土産コーナー8～17時、Cafe里わ平日8時30分～17時(16時30分LO) 土・日曜、祝日7時30分～17時(16時30分LO)、ビジターセンター9～17時、モンベル飯山店10～19時
定休日：直売所・お土産コーナー夏期無休、1～3月木曜、Cafe里わ第2木曜、12～3月木曜、ビジターセンター無休、12～3月木曜、モンベル飯山店無休
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約20分
駐車場：あり
URL: http://www.chikumagawa.net/

■いいやま湯滝温泉
住所：長野県飯山市大字一山1898
TEL：0269-65-3454
営業時間：10～21時（20時30分最終入館）、食事処11～15時、16時30分～19時
料金：大人（中学生以上）550円、小学生250円、未就学児無料、タオル大750円、小230円、個室利用料金あり
定休日：火曜（祝日の場合は営業、振替休館日あり）※2023年10月30日～11月30日まで臨時休館
アクセス：上信越自動車道豊田飯山ICから車で約25分
駐車場：あり
URL：https://www.yutakionsen.net/

※記事内のデータは2023年11月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

［GAZOO編集部］