オーシャンビューの神社やホテルをめぐろう！世界遺産沖ノ島がある海辺のまち　福岡県宗像市

周囲を美しい海に囲まれた「織幡（おりはた）神社」は、赤い柵と白い鳥居、緑の木々が美しい社（やしろ）。鳥居をくぐり、奥へと進むと右手に海女の石碑「筑前鐘崎海女の像」があり、神社が位置する鐘崎（かねざき）が「日本海沿岸の海女発祥の地」であると記されている。岬の小高い場所にあり、参道や境内の至るところから海が見える神社だ。

織幡神社から車で約15分 の「海の道むなかた館 」は、世界遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群に関するガイダンス施設。ジオラマや、出土品のレプリカがある「世界遺産解説コーナー」をはじめ、宗像の歴史をたどる「常設展示室」や3Dシアタールーム、体験学習室などがあり、視覚的・体感的に学べる展示施設だ。福岡県文化財指定の、海女の道具も展示されている。

海の道むなかた館から車で約10分の「オテルグレージュ」(top画像)はまるで地中海のリゾートのような、海に面した白亜のデザイナーズホテル。館内のプールサイドカフェ「ラ・ギャルリー」はガラス張りのオーシャンビューで、夕暮れ時には窓いっぱいに広がる夕焼けが美しい。極上の眺めとともに、アフタヌーンティー（前日までに要予約）やケーキセットなどのスイーツを楽しもう。

宗像市をドライブし、海に囲まれた神社やホテルをめぐろう。

宗像大社沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮、鎮国寺とともに「宗像五社」のひとつに数えられ、古くから宗像大社に続き朝廷より崇敬されてきた古社。本社に祀られている本地如意輪観音は、神功皇后に仕えた武内大臣（たけうちのおおおみ）のご霊神とされている。鐘崎を霊地とした武内大臣を祀り、異族襲来の際に海浜を守るため、海浜に鎮座されたという。

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の情報発信を担うとともに、宗像の歴史についても学べる施設。世界遺産に登録されたのは、宗像大社の三宮である沖津宮（神が住む神秘の島、沖ノ島を含む）、中津宮、辺津宮の3つの宮と、沖津宮遙拝所（ようはいしょ）、新原・奴山古墳群（しんばる・ぬやまこふんぐん）。宗像大社沖津宮は「沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩」の4つに分かれており、世界遺産の構成資産としては全部で8つ。

世界的に知られるフランス人インテリアデザイナー、カトリーヌ・メミが日本で初めてプロデュースしたホテルで全6室の客室はすべてオーシャンビュー。フレンチレストラン「ロルキ・デ・ブランシュ」は、三ツ星レストラン出身のエグゼクティブシェフによるプロデュースで、ウェディングの会場としても人気だ。

■織幡神社
住所：福岡県宗像市鐘崎224
TEL：0940-36-0037（宗像市商工観光課）
アクセス：九州自動車道若宮ICから車で約35分
駐車場：あり

■海の道むなかた館
住所：福岡県宗像市深田588
TEL：0940-62-2600
開館時間：9～18時
定休日：月曜（祝日の場合は翌日）、12月29日～1月3日
入館料：無料（特別展示等の場合、有料となることあり）
アクセス：九州自動車道若宮ICから約20分
駐車場：あり
URL: https://searoad.city.munakata.lg.jp/index.html

■オテルグレージュ
住所：福岡県宗像市神湊600
TEL：0940-38-7700（代表）
アクセス：九州自動車道若宮IC、古賀ICから車で約30分
駐車場：あり
URL: https://www.greges.jp/

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［GAZOO編集部］