音を浴びるように楽しめる！緑の山の中の「音浴博物館」　長崎県西海市

「音浴博物館」は深く静かな山の中にある、廃校を利用した音の博物館。アナログのSPレコード1万枚、LPレコード15万枚を所蔵し、あらゆるジャンルが揃うレコードの数々は、蓄音機やスピーカーで実際に音を流すことができる。蓄音機の使用はガイド案内時のみ、イベントホールのレコードプレーヤーは自由に操作できる。なつかしいアナログの音をその名の通り浴びるように楽しめる、世界的にも珍しい施設だ。かつての小学校らしく木枠の窓やオルガン、黒板などが残るレトロな雰囲気の館内で郷愁に浸れるとあって、テレビやSNSでも度々取り上げられる話題のスポット。

音浴博物館から車で約40分の「大島大橋」は、寺島大橋とともに大島と九州本土を結ぶ橋。長崎県西部の海沿いを走る国道202号や499号、その周辺エリアは「ながさきサンセットロード」として日本風景街道に登録されている。西海市内では長崎市へ続く国道202号、そしてこの大島大橋から崎戸町へ続く道が、ながさきサンセットロードのメインルート。空気が澄む冬は特に夕日が美しいとされ、日が沈む頃になると夕日観賞に訪れる人も多い。

大島大橋から車で約20分の「北緯33度線展望台」は、北緯33度線上に位置する崎戸島最西端の展望台。海に浮かぶ五島列島や平戸島を望む360℃ビューの絶景展望台だ。ハートがあしらわれたフォトフレームのモニュメントは、写真撮影にもってこい。大島大橋と同様に夕日スポットとして知られ、水平線に沈む夕日が美しいサンセットタイムに訪れるのもおすすめだ。

昭和の昔にタイムスリップしたかのような音の博物館、夕日の名所へドライブし、心安らぐ休日を過ごそう。

SPレコード、LPレコードのほか、ドーナツ盤といわれる7インチのレコードやソノシートなど16万枚のレコードに加え、レーザーディスクやジュークボックスなども所蔵。館内はエントランスホール、蓄音機の館、LPホール、イベントホール、廊下（ギャラリースペース）の5つに分かれている。初めて訪れた人向けに、館内を巡る無料のガイドツアーがある。

フェリーで行き来していた大島と西海を結ぶ橋で、1999年11月 11日 11時11分11秒に開通。橋桁をいくつものケーブルによって支える「斜張橋」は国内に17か所あり、そのうちのひとつとされる。

夕陽と語らいの宿ネットワーク（夕陽にこだわった宿・地域づくりに取り組む宿泊施設の集い）による夕陽サミットが行われたこともある、長崎最西端の崎戸町の展望台。展望台横には、旧日本海軍の聴音所（潜水艦や戦艦のスクリュー音の傍受施設）が残されている。

■音浴博物館
住所：長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80
TEL：0959-37-0222
開館時間：10～18時
入館料：大人750円、小・中学生320円、未就学児無料（要保護者同伴）
休館日：木曜（祝日の場合は開館、翌平日休館）、12月29日～1月3日
アクセス：西海パールライン小迎ICから車で約30分
駐車場：あり
URL: https://onyoku.org/

■大島大橋
住所：長崎県西海市大島町1367-19（大島大橋公園）
TEL：0959-34-2208（大島崎戸観光案内所）
アクセス：西九州自動車道佐世保大塔ICから車で約30分
駐車場：あり（大島大橋公園駐車場）

■北緯33度線展望台
住所：長崎県西海市崎戸町本郷362-1
TEL：0959-34-2208（大島崎戸観光案内所）
アクセス：西九州自動車道佐世保大塔ICから車で約50分
駐車場：あり

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［GAZOO編集部］