思わず足がすくむ空中歩道！絶景空中展望台「スカイバード」　石川県珠洲市

空中展望台「スカイバード」は、聖域の岬といわれる能登半島最先端にある展望台。日本海を望む禄剛崎（ろっこうさき）、金剛崎（こんごうさき）、長手崎（ながてさき）といった美しい岬は「珠洲岬（すずみさき）」と総称され、そのうち金剛崎が「聖域の岬」と呼ばれている。聖域の岬は長野県の分杭峠、静岡県・山梨県の富士山と並ぶ「日本三大パワースポット」のひとつとされ、岬の上の空中展望台「スカイバード」からは、宙に向かい突き出た歩道が9.5メートル続く。歩道の先端は、日本海に向かって建つ「ランプの宿」（よしが浦温泉　ランプの宿）を見下ろす絶景スポットだ。ランプの宿の敷地内にあり、能登の海を一望する遊歩道や、洞窟内の海面が青く輝く「青の洞窟」とともに訪れよう。

空中展望台スカイバードから車で約20分の「珠洲市立珠洲焼資料館」は、平安時代末期から室町時代後期にかけて、珠洲郡（現在の珠洲市および鳳珠郡能登町の旧内浦町地域）で生産された珠洲焼や須恵焼などの焼きものを展示する資料館。展示室は第一展示室から第三展示室まで3つあり、復元窯で焼成した作品を展示する第三展示室の奥にはミニシアターがある。

最後は、珠洲焼資料館から空中展望台スカイバード方面へ戻り、車で約20分の「禄剛埼灯台」へ。同じ場所で海から昇る朝日と海へと沈む夕日の両方が見られる、こちらも絶好のビュースポットだ。白亜の円形灯台は石造りで、明治16年（1883）に設置された。狼煙（のろし）の灯台とも呼ばれ、無人灯台のため中には入れないが、年に数回ほど一般公開される。

能登半島先端の珠洲市へドライブし、冬の絶景や珠洲焼を見に行こう。

「よしが浦温泉　ランプの宿」敷地内にある、海抜25メートルに位置する2階建て展望台。展望台や歩道からは、眼下にランプの宿を見下ろせる。館内に約50個のランプが灯る、450年の歴史をもつ秘湯の一軒宿で、全室オーシャンビュー。数種類の露天風呂や離れの宿がある。(現在日帰り入浴は行っておりません。)

北海道南部から福井県にかけての日本海側地域に流通した、中世日本を代表する焼き物のひとつ「珠洲焼」を展示。
12世紀後半から16世紀後半（平安時代末～室町時代）に作られたもので、珠洲焼のほかに須恵焼、正院焼、三杯焼も収蔵。

外浦（能登半島の北、西岸、日本海側）と内浦（能登半島の東岸、富山湾側）の接点に位置。「日本の灯台50選」をはじめ「近代化産業遺産」、「恋する灯台」に認定された。記念額には菊の紋章がある。

■空中展望台「スカイバード」
住所：石川県珠洲市三崎町寺家10-11
TEL：0768-86-8000（よしが浦温泉　ランプの宿）
営業時間：6～21時（22時閉館）
定休日：無休
料金:大人1500円、小人(小学生以下)200円(空中展望台・岬遊歩道・青の洞窟共通入場券。聖域の岬 自然環境保護センター内で販売)
アクセス：のと里山海道のと里山空港ICから車で約55分
駐車場：あり
URL：https://www.lampnoyado.co.jp/（よしが浦温泉　ランプの宿）

■珠洲市立珠洲焼資料館
住所：石川県珠洲市蛸島町1-2-563
TEL：0768-82-6200
開館時間：9～17時
休館日：月曜、祝日の翌日、12月29日～1月3日（ほか臨時休館あり。公式サイトにて告知）
入館料：大人330円、小・中・高生160円
アクセス：のと里山海道のと里山空港ICから車で約45分
駐車場：あり（隣接する珠洲ビーチホテルの駐車場を利用。無料）
URL：https://www.city.suzu.lg.jp/site/suzuware-museum/index.html

■禄剛埼灯台
住所：石川県珠洲市狼煙町イ-51
TEL：0768-82-7776（珠洲市観光交流課）
アクセス：のと里山海道のと里山空港ICから車で約60分
駐車場：あり（道の駅狼煙駐車場を利用。無料）

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［GAZOO編集部］