紅白のウメがかぐわしく香る！海を見渡す高台に広がる生石公園　兵庫県洲本市

「生石（おいし）公園」は、2kmほど続く砂州がある無人島、砂州で知られる成ヶ島を見下ろす高台の公園。あわじ花へんろ第31番札所であり、ウメの名所として知られている。園内の展望台からは大阪湾や紀淡海峡が一望できる、風光明媚なスポットだ。紅梅と白梅合わせて約150本のウメの見頃は、例年2月中旬から3月上旬。凛と咲くウメと光る海のコントラストに、ひと足早い春の訪れを体感できそう。

生石公園から車で約20分の「洲本城跡」は、戦国時代から江戸時代にかけて淡路国を治めた拠点、洲本城の城跡。標高133mの三熊山（みくまやま）山頂にあり、山頂からは紀淡海峡や遠く堺の市街地を見渡せる。最高所に設けた天守閣は、1928年（昭和3年）に展望台として建てられた模擬天守閣（現在天守閣へは入場不可）。模擬天守閣としては日本最古のものだ。戦国時代の様式を伝える城郭や東西800m、南北600mほど続く壮大な石垣が往時を偲ばせる、洲本のシンボルだ。

洲本城跡から車で約10分の「バウムクーヘン専門店　cafe maaru（カフェ マアル）」は、バウムクーヘンをはじめ、食事やドリンクを楽しめる人気カフェ。おすすめは、なんといっても淡路島の鶏卵や淡路島牛乳、淡路島産の米粉や兵庫県産小麦を使った「淡路島ばぁむ」。淡路どりのチキン南蛮ランチや、淡路産牛ハンバーグランチも好評だ。洲本港近くにあり、海を見渡すオープンテラスと青いドアが目印。

ウメの開花が始まれば、春の訪れももうすぐ。海に囲まれた島へ、早春ドライブに出かけよう。

あわじ花へんろ第31番札所。急峻な斜面に広がる公園は、高台に位置するため見晴らしは上々。展望台から海を背にして咲くウメの花を観賞できる。旧日本陸軍が防衛拠点とした由良要塞があり、砲台跡や弾薬庫跡が残されている。

1526年（大永6）、淡路水軍を率いた安宅（あたぎ）氏が築いたと伝わる。1928年（昭和3年）頃に建てられた模擬天守閣（展望台）は、日本最古という（現在、天守閣には入場できない）。上の城と下の城をつなぐ全国でも珍しい「登り石垣」が良好な状態で保存されていることから「続日本百名城」に選定された。
洲本城跡（上の城）の本丸内には洲本城跡本丸売店 「HANARE」がある。

洲本港近くの海岸通りにあるカフェ。白い外観に青いドア、バウムクーヘンのロゴが目印。バウムクーヘンやドリンク、淡路島牛乳を使ったmaaruソフトはテイクアウトOK。店舗前から大浜公園まで、海辺の遊歩道の散歩も楽しめる。
オンラインショップあり。

■生石公園
住所：兵庫県洲本市由良町由良2869
TEL：0799-25-5820（淡路島観光協会洲本観光案内所）
休園日：無休
入園料：無料
アクセス：神戸淡路鳴門自動車道洲本ICから車で約30分
駐車場：あり

■洲本城跡
住所：兵庫県洲本市小路谷1272-2
TEL：0799-25-5820（洲本観光案内所）
入場料：無料
アクセス：神戸淡路鳴門自動車道洲本ICから車で約15分
駐車場：あり

■バウムクーヘン専門店　cafe maaru
住所：兵庫県洲本市海岸通1-7-19
TEL：0799-20-5624
営業時間：10～18時（テイクアウト10～17時(バウムクーヘン販売は～18時)、ランチ11～15時LO、カフェ11～17時LO）
定休日：火曜
アクセス：神戸淡路鳴門自動車道洲本ICから車で約20分
駐車場：専用駐車場なし（洲本港第3駐車場を利用。駐車券を持って来店すると1組につき最大2枚（3時間無料）の駐車チケットをもらえる）
URL：https://maaru-group.com/

※記事内のデータは2024年1月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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