真っ白なコブシの花が見頃！花と眺望を楽しめる城趾やミズバショウの群生地へ　広島県北広島町

2024.04.10 06:30

「今田氏城館跡」は、室町・戦国時代に壬生氏一族が築城した山城跡。今田の谷の最奥部にある。城を囲む郭（くるわ）のほか土塁跡や井戸などが残され、小高い山にあるため眺めもよい。4月上旬には白いコブシの花が一斉に咲き、眺望と花を楽しめるとあって、多くの人が訪れる。山の麓に湧く、2012年（平成24）に発掘された名水も有名だ。イベント舞台建設にあたり井戸を掘り、水質検査の結果良質の水であることが確認されたもので、「こぶしの名水」として親しまれている。

今田氏城館跡から車で約1時間の「島川水芭蕉園」では、4月下旬頃までミズバショウが見頃。標高800mに位置し、水がきれいな山間部の湿地を好むミズバショウにとって、まさに理想的とあって1000株以上ものミズバショウが群生。いくつものミズバショウが早春にふさわしい可憐な姿を見せ、まさに絵のような美しさだ。

最後は、島川水芭蕉園から車で約50分の人気イタリアン「森のカフェ＆レストランDude（デュード）」へ。地元北広島町の食材や自家栽培の野菜を使った料理が人気だ。週末はウェイティング覚悟だが、絵本の中に入り込んだかのような森の中で、スープや肉料理、シーフード、ピザやパスタから盛り付けも美しいスイーツまで絶品の数々を味わえる。

春の花が見頃を迎える北広島町へドライブに出かけ、森の中のレストランで食事を楽しもう。

今田氏城館跡

壬生市一族が築城し、今田氏が拠点とした山城跡。コブシの花が咲くのは、頂上周辺と麓の水くみ場（今田城こぶしの名水）周辺。

今田城址のコブシの花は、例年4️月上旬より咲き始める。

島川水芭蕉園

ご夫婦が手入れする民間の水芭蕉園。白い花びらのようなものが「苞（ほう）」と呼ばれる葉で、中に小さな黄色い花が咲く。3月下旬から咲き始め、4月下旬まで花を楽しめる。

水を張った休耕田などで見られる、ミズバショウの群生。
白い葉、苞の中に咲く小さな黄色い花。

森のカフェ＆レストラン　Dude

標高約500mの山の中にあるレストラン。店内では、リンゴやレモン、オレンジなどの手作りジャムや手作り生タバスコを販売。毎年1～2月は冬季休業。

森に囲まれた一軒家レストラン。ドライブで訪れたい。
大きなエビが皿から飛び出た一品は、5月のメニューのひとつ。
花が添えられた見た目も美しいデザート。フルーツを使ったデザートが多い。

■今田氏城館跡
住所：広島県山県郡北広島町今田
TEL：0826-72-6908（北広島町観光協会）
アクセス：中国自動車道千代田ICから車で約10分
駐車場：あり

■島川水芭蕉園
住所：広島県山県郡北広島町西八幡原
TEL：080-6339-2136（北広島町観光協会芸北支部）
入園料：無料
アクセス：中国自動車道戸河内ICから車で約35分
駐車場：あり

■森のカフェ＆レストラン Dude
住所：広島県山県郡北広島町西宗13962-280
TEL：0826-85-0880
営業時間：平日11～16時（15時30分LO）、土・日曜11～20時（19時30分LO）
定休日：月曜（祝日の場合も休み）、1～2月冬期休業
アクセス：中国自動車道広島北ICから車で約30分
駐車場：あり

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※記事内のデータは2024年3月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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