清流・四万十川の川面を500匹が舞う!毎年恒例「こいのぼりの川渡し」 高知県四万十町
四万十町では、四万十川をまたぎ架けられる鯉のぼり「こいのぼりの川渡し」が、2024年も4月14日(日)~5月11日(土)まで行われる。この催しは、成長するにつれ家では鯉のぼりを上げてもらえなくなったという子どもたちの声を受け、1974年(昭和49)に十川(とおかわ)体育会のメンバーが川の上にロープを使って鯉のぼりを渡したことが始まり。以降40年以上もの間、十川地区では「こいのぼりの渡し」を続け、それがマスコミで取り上げられ、全国各地から鯉のぼりが送られてくるようになったという。当初は50匹ほどだった鯉は今では500匹余となり、県内外から多くの人が訪れる一大イベントとなった。
こいのぼり公園から車で約30分、「向弘瀬(むかいひろせ)沈下橋」は、四万十川に架かる沈下橋の中でも、重点的に保存・維持管理されている橋のひとつ。上流には佐賀取水堰があり、川の水量が少ないため、川面から低い位置に設計されているのが特徴だ。夏は子どもたちの川遊び場として人気。周辺は建物が少なく、自然豊かな四万十川中流域の風景を心ゆくまで楽しめる。
向弘瀬沈下橋から車で約15分の「古民家カフェ 半平(はんぺい)」は、1901年(明治34)に建てられた高知県(安芸郡芸西村和食)出身の実業家・都築半平の別邸を改修したカフェ。四万十川流域の上質な建築資材を使った豪壮な建物を往時のまま修復・復元した貴重な空間が魅力だ。カフェで供される、四万十町の和菓子店「松鶴堂」の季節を映した和菓子は、芸術品のような美しさ。座敷のほかテーブル席もあるため、幅広い年齢層に対応可能だ。和菓子やお茶とともにぜいたくなひとときを過ごせそう。
四万十川が流れる町で、川風を受けて泳ぐ鯉のぼりや川に架かる沈下橋を訪ね、築100年を超える古民家でのカフェタイムを楽しもう。
こいのぼりの川渡し
毎年4月中旬~5月中旬に行われる「こいのぼりの川渡し」は、今や全国で見かける鯉のぼりの川渡しの発祥となったともいわれている。期間中の5月3日(金・祝) には「こいのぼり公園」にて「よってこい四万十」が行われ、ステージイベントや屋台の出店などでにぎわう。
向弘瀬沈下橋
国道381号線を野路・谷地川方面へ向かい、左手に見える野地分岐(野地橋)で渡らずにその西の弘瀬トンネルを抜けてすぐ左(南)にある町道を進むと向弘瀬沈下橋が見えてくる。橋は車で走行でき、渡った先には道路がありUターンも可能。古くから住民の生活道として利用されている。
古民家カフェ 半平
終戦後は「半平旅館」の名で宿泊施設として利用されたほか、皇室の高知訪問時の休憩所としても使用された。趣のある空間を活かし、風鈴展やひなまつり展などの展示イベントも開催される。展示イベントや予約制の夜カフェ実施日は、SNSで告知される。支払いは現金のみ。
■こいのぼりの川渡し
期間:2024年4月14日(日)~5月11日(土)
※「よってこい四万十」は5月3日(金・祝)四万十町十川の「こいのぼり公園」にて開催(10~15時)
場所:高知県高岡郡四万十町十川
TEL:0880-28-5111(四万十町役場十川振興局)
アクセス:高知自動車道四万十町中央ICから車で約45分
駐車場:あり
■向弘瀬沈下橋高知県高岡郡四万十町十川
住所:高知県高岡郡四万十町弘瀬
TEL:0880-29-6004(四万十町観光協会)
アクセス:高知自動車道四万十町中央ICから車で約30分
駐車場:なし
■古民家カフェ 半平
住所:高知県高岡郡四万十町茂串町2-3
TEL:0880-22-2101
営業時間:9~17時(LO16時)
定休日:木曜
アクセス:高知自動車道四万十町中央ICから車で約5分
駐車場:あり
URL:https://npo-life.org/projects/cafe-hanpei/
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