一度は見たい松島湾の美景！宮戸島や市内のおしゃれカフェへドライブ　宮城県東松島市

2024.05.08 06:30

松島四大観（しだいかん）と呼ばれる「大高森（おおたかもり）」、「富山（とみやま）」、「多聞山（たもんざん）」、「扇谷（おうぎだに）」は、松島湾の絶景を見渡す4つのビュースポット。そのひとつ「大高森」は、松島湾に浮かぶ最大の島、宮戸島の中央にある標高105.8mの高峰だ。登山口から歩いて約15分の山頂からは、東に金華山、北に栗駒山、西の松島湾が舟形の峰に広がり、猛々しい嵯峨渓と優美な松島湾の対比を一望できる。ここから見る、松島湾に沈む夕日は特筆ものの美しさだ。

大高森から車で約10分の「稲ヶ崎公園」は、宮戸島の南端、太平洋に臨む月浜海岸近くにある景勝地。松島湾はもちろん、蔵王連峰や牡鹿半島、晴れた日には福島県相馬地方まで望めるという。稲ヶ崎公園は大高森とともに、韓国・済州島で始まったトレッキングコース「オルレ」を受け継ぐ「宮城オルレ」の奥松島コースに設定されている。風光明媚な宮戸島を一周する同コースは、随所から奥松島の絶景を360度のパノラマで俯瞰でき、人気のコースだという。

稲ヶ崎公園から車で約15分の「ル・ニ・リロンデール」は、ほっとひと息つける市内でも人気のカフェ。チョコスポンジの上に練乳を使ったプリンをのせたブラジルプヂンや、すりおろした人参がたっぷり入ったキャロットケーキ、日替わりのキッシュやチーズケーキなどを楽しめる。もちろん、ドリンクメニューも充実。居心地のよい空間は、ドライブ中の休憩にもってこいだ。

大高森や稲ヶ崎公園のある宮戸島へは、陸続きの島のため奥松島パークラインを経由し車で行くことができる。奥松島の絶景に出会いに、ドライブへ出かけよう。

大高森

松島湾に浮かぶ260余の島々を一望できる「四大観」のひとつ。四大観は、宮戸島にある高峰の「大高森」、頂に奥州三観音の富山観音がある「富山」、代ヶ崎の断崖絶壁に臨む「多聞山」、双観山の背後にある高地「扇谷」の4つの高所。眺望の印象から、それぞれ「壮観」「麗観」「偉観」「幽観」と呼ばれている。

四大観の中の「壮観」と呼ばれる大高森。東に金華山、北に栗駒山、西の松島湾が舟形の峰に広がる。
松島湾に陽が沈む夕景は、息を呑むような美しさ。

稲ヶ崎公園

小高い峰に広がる公園。近くにツバキの群生があり、3月の開花シーズンには周辺の新緑とのコントラストを楽しめる。宮城オルレは、済州島から始まったトレッキングコース「オルレ」（もとは済州島の方言で路地の意）の姉妹道。

稲ヶ崎公園は宮戸島の美しい風景「新宮戸八景」8か所のひとつに指定されている。
野生の子馬を表す赤いオブジェは「カンセ」と呼ばれる、「オルレ」のシンボル。カンセの頭の向きは、その方向に進むという道順を示す指標でもある。

ル・ニ・リロンデール

白い外壁が目印、町中に建つこぢんまりとしたカフェ。定番メニュー以外にも、旬の果物や食材を使った季節ごとの菓子が登場。テイクアウトできる、焼き菓子やパンも豊富。「リロンデール」はフランス語で「ツバメの巣」の意味。

ほっと落ち着ける雰囲気の店内。ツバメのマークが付いた窓に面して、カウンター席が設けられている。
ブラジルプヂン研究家・中津雄春さん直伝のレシピで作る「ブラジルプヂン」。
スコーンをはじめ、ベーグルやキッシュなどはテイクアウトもイートインもOK。
ラザニアとティラミスのランチも登場するかも（写真は試作）。

■大高森
所在地：宮城県東松島市宮戸大高森
TEL：0225-86-1511（東松島観光物産公社）
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約15分
駐車場：あり

■稲ヶ崎公園
所在地：宮城県東松島市宮戸月浜田82
TEL：0225-86-1511（東松島観光物産公社）
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約20分
駐車場：あり

■ル・ニ・リロンデール
住所：宮城県東松島市小野字中央17-1
TEL：070-1145-4420
営業時間：木・金曜10時30分～15時、土曜10～15時（L.O.14時30分）
定休日：月～水曜、日曜　臨時休業あり（SNSで告知）
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約5分
駐車場：あり
URL：https://lenid2015.jp/

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2024年4月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。