琵琶湖に浮かぶパワースポット!竹生島(ちくぶしま)へ行こう 滋賀県長浜市
「竹生島」は、琵琶湖に浮かぶ島のうち、沖島に次いで2番目に大きな島。琵琶湖八景に数えられる、神秘的で美しい島だ。古来より、浅井姫命が鎮座し、付近を通る船の安全を守る神として崇められ、琵琶湖に浮かぶパワースポットの島とされている。また、日本で最初に弁才天信仰が根付いた島として、弁天様が登場する能の舞台ともなった。竹生島へは、長浜港の駐車場に車を停めて、クルーズ船に乗ること35分。船を降りてすぐの165段の石段を登ると、島の名刹「宝厳寺(ほうごんじ)」に到着する。宝厳寺には国宝「唐門」や重要文化財「五重石塔」「観音堂」「舟廊下」など、見どころが満載。なかでも本尊の大弁才天は、江ノ島・厳島と並ぶ「日本三弁才天」のひとつで、その中で最も古くに建立された弁才天であることから、三弁才天のうちで唯一「大弁才天」と称している。能の舞台である竹生島の宝厳寺にある唐門は、能の愛好家として知られる豊臣秀吉が建立した大坂城極楽橋の一部とされ、現存する大坂城唯一の遺構として高く評価されている。能に関連する品々が数多く収蔵された宝物殿にも注目だ。
宝厳寺から徒歩約1分の「都久夫須麻(つくぶすま)神社(竹生島神社)」。宝厳寺とは舟廊下でつながっている。本殿内部は非公開だが、狩野光信筆と伝わる襖絵や絵天井があり、黒漆地に花鳥文様の蒔絵が施された柱や床は華麗な桃山文化を留めている。拝殿からは、かわらけ投げができ、願いを書いた素焼きの小皿を海に面した岩場の鳥居に向かって投げ、投げた小皿が鳥居をくぐれば願い事が叶うという。拝殿からの眺めも一見の価値あり。
クルーズ船で再び長浜港まで戻ったら、長浜港駐車場から車で約10分の「舎那院(しゃないん)」へ。長濱八幡宮の別当とされていた真言宗豊山派の寺だ。長浜城主だった豊臣秀吉の厚い保護を受け、千年以上の歴史をもつ。8月上旬から9月上旬にかけ、ピンクや白のフヨウの花が咲く。9月には、朝は白いが時間がたつにつれて赤くなる様子が酒に酔ったように見えることからその名がついた「酔芙蓉」も。隣には「長濱八幡宮」もあるので、あわせて参拝しよう。
長浜までドライブし、クルーズ船でパワースポット・竹生島まで足をのばして、歴史ある寺社を訪ねてみよう。
宝厳寺
宝厳寺観音堂は西国33所観音霊場の30番目札所であり、多くの人が参拝に訪れる。宝厳寺のある竹生島へは、琵琶湖汽船が長浜港と今津港から、オーミマリンが彦根港から運航している。航路は複数あり。
都久夫須麻神社(竹生島神社)
本殿(国宝)は、伏見城の遺構とされる。明治時代に神仏分離令が制定される以前は、宝厳寺に属しており「竹生島明神」または「竹生島弁才天社」とも呼ばれていた。
舎那院
814年(弘仁(こうにん)5年)弘法大師空海が開基したと伝わる。その後戦火により焼失したが、安土桃山時代に豊臣秀吉により再建された。本堂、観音堂、太子堂、地蔵堂、護摩堂などの多くの堂宇が建ち並ぶ。
■宝厳寺
住所:滋賀県長浜市早崎町1664-1
TEL:0749-63-4410、各種問い合わせは0749-53-2650(長浜観光協会)へ。
入島料:大人600円、子ども300円(石段手前のゲートで支払う。宝厳寺は通常拝観料はかからないが、宝物殿を見学する場合は宝物殿拝観料として大人300円、子ども250円が必要)
アクセス:長浜港(または今津港、彦根港)からクルーズ船で約35分(航路により異なる)
駐車場:あり(各港に駐車場あり)
URL: https://www.chikubushima.jp/
■都久夫須麻神社(竹生島神社)
住所:滋賀県長浜市早崎町1665
TEL:0749-72-2073、各種問い合わせは0749-53-2650(長浜観光協会)へ。
アクセス:長浜港(または今津港、彦根港)からクルーズ船で約35分(航路により異なる)
駐車場:あり(各港に駐車場あり)
■舎那院
住所:滋賀県長浜市宮前町13-45
TEL:090-7721-5383、各種問い合わせは0749-53-2650(長浜観光協会)へ。
アクセス:北陸自動車道長浜ICから車で約10分
駐車場:あり(隣の長濱八幡宮に駐車、参拝後、舎那院に参拝ください)
URL: https://jinmusic.sakura.ne.jp/shanain.html
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