湖面にくっきり映る二重橋！碧の湖や高原、秘湯をめぐるドライブ　愛知県豊根村

「みどり湖」は、着工1968年（昭和43)、竣工1973年（昭和48）の新豊根ダム造成時にできたダム湖。その名の通り緑色の水面が美しい湖だ。サクラや紅葉の穴場の名所としても知られている。ダム周辺の一部には散策路が整備され、大声で叫び山の神様と対話できるという「ヤッホーやまびこポイント」を4か所に設置。ダムは高さ116.5m、長さ311 mの珍しい非対称放物線ドーム型アーチ式で造られており、予約制の見学コースが人気を集めている。みどり湖周辺の二重橋や（top画像）豊根大橋は、人気のフォトスポットだ。

みどり湖から車で約30分の「茶臼山（ちゃうすやま）高原」は、標高1415mの県内最高峰・茶臼山を中心に広がる高原。シバサクラや紅葉、スキーと、四季折々の自然を楽しめる。展望台への観光ペアリフトや草原の斜面を駆け下りるマウンテンバイクや、マウンテンボード、やはず池でのボートなど、アクティビティも充実。150種類以上の高山植物が自生し、9～10月はリンドウやアケボノソウ、ツリフネソウなどが咲き揃う。

ドライブの最後は、奥三河の秘湯「湯の島温泉」へ。茶臼山高原から車で約50分、旧富山村（とみやま地区）にある日帰り温泉施設だ。入れるのは土・日曜、祝日のみ。ナトリウム－炭酸水素塩・塩化物泉で、疲労回復はもちろん、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果があるといわれている。静かで人が少なく時間帯によっては貸切状態で入浴でき、遠方からわざわざ訪れる人もいるという。野趣あふれる人気の露天風呂は、2024年は4月6日から11月24日まで営業（冬期は内湯のみの営業）。

秋を迎えた豊根村へ、湖や高原、秘湯を訪ねるドライブに出かけよう。

展望台、ダム堤頂は自由に見学できる。ダムの建物内やダム内部、ゲートなどの見学は電話予約制（平日のみ）。毎秋恒例の「とよね・みどり湖ハーフマラソン」では、ハーフマラソン（21.0975km)または5km、10kmのいずれかのマラソンに老若男女が参加し、キノコ汁のサービスや抽選会が行われる。2024年は11月3日(日・祝）に開催。

豊根村と長野県の根羽村にまたがる茶臼山高原。2024年9月14日（土）より11月4日（月・祝）まで、「秋の茶臼山高原まつり」が行われる。茶臼山に次ぎ県内で2番目に高い萩太郎山（はぎたろうやま）は、標高1358m。茶臼山の南にあり、春に咲く40万株ものシバザクラの花畑は、萩太郎山山頂に広がる。

豊根村と合併するまで「日本一のミニ村」と呼ばれていた旧富山村にある、日帰り温泉施設。奥三河の自然に囲まれながら、湯浴みを楽しめる。富山地区の拠点となるのは、宿泊施設「とみやま来富館（らいふかん）」。目の前は佐久間湖、湯の島温泉の近くにあり、特産品を購入できる。

■みどり湖（新豊根ダム）
住所：愛知県北設楽郡豊根村大字古真立字月代1-3
TEL：0536-76-1103（新豊根ダム管理支所）、0536-85-1336（新豊根ダム操作室）
アクセス：三遠南信自動車道鳳来峡ICから車で約1時間30分
駐車場：あり

■茶臼山高原
住所：愛知県北設楽郡豊根村坂宇場字御所平70-185
TEL：0536-87-2345（茶臼山高原協会）
アクセス：三遠南信自動車道鳳来峡ICから車で約1時間
駐車場：あり

■湯の島温泉
住所：愛知県北設楽郡豊根村富山字兎鹿ノ平12-3
TEL：0536-89-2062
営業時間：土・日曜、祝日の13～19時
料金：大人500円、小学生400円、未就学児無料
アクセス：三遠南信自動車道佐久間川合ICから車で約40分
駐車場：あり

※記事内のデータは2024年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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