海をバックにコスモスが咲き乱れる風車の丘へ！玄界灘に浮かぶ絶景離島「大島」　福岡県宗像市

玄界灘に浮かぶ「大島」は、宗像市に属する県内最大の離島。神湊（こうのみなと）港渡船ターミナルからフェリー、旅客船に乗り、約25分で到着する。島の北部、瀬山牧場内を通る遊歩道を歩いた先にある「風車展望所」は、小高い丘に建つ風車と背後に広がる海を見渡す絶景スポット。ウォーキングを楽しめる約2kmの遊歩道脇は、10月ともなるとコスモスが満開となり、花畑と風車、青い海が絵のような風景をなす。コース途中にはほかにも、砲台跡や馬蹄岩、大島灯台などの観光スポットが点在。風車展望所から徒歩50分程度の、朱の鳥居と松の緑が美しい小島「夢の小夜島」も見どころだ。

大島行きのフェリーが出向する神湊港渡船ターミナル近くの駐車場から車で約15分の「光岡八幡宮」は、境内にある大クスノキで知られる八幡宮。クスノキは県の天然記念物に指定され、宗像市の木に制定されている。胸高周囲 9.2m、樹高 28.6mという大樹で環境汚染に強く、根を張り枝を広げた樹姿は生命力に満ち、パワースポットとして訪れる人が年々増えている。

光岡八幡宮から車で神湊港方面へ戻って約20分の「道の駅 むなかた」は、宗像市唯一の道の駅。玄界灘の海の幸や地元の農産物を販売する直売所、食堂や米粉パン工房などが揃う。RVパーク（日本RV協会認定の車中泊スペース）も完備。2024年9月に宗像観光おみやげ館をリニューアルした花き園芸と工芸雑貨のお店「higoro」(ひごろ)、コンシェルジュが常駐する観光ステーション「むなたびラボ」がオープン。ドライブの拠点に最適のスポットだ。

絶景を望む離島、大島やパワースポット、新施設がオープンした道の駅をめぐるドライブに出かけよう。

世界遺産の構成資産である宗像大社中津宮（なかつみや）や、通常上陸できない神宿る島・沖ノ島を拝む沖津宮遙拝所（おきつみやようはいしょ）などがある。また、九州各地に設けられたオルレコースの「宗像・大島コース」が整備されている。オルレコースとは、韓国・済州島の言葉「オルレ」（通りから家に通じる路地の意）に由来するハイキングコース。

唐津街道の原町近くにある神社。大クスノキをはじめ境内には古木が多く、イチョウやムクノキ、カゴノキなどの巨樹がある。

2008年4月に開業し、2023年8月店内をリニューアルした。観光ステーション「むなたびラボ」では、常駐する観光コンシェルジュが対応するほか、レンタサイクルの申し込み、キッチンカーの駐車スペースを備え、観光客をバックアップ。

■大島
所在地：福岡県宗像市大島
TEL：0940-62-3811（宗像観光協会）
アクセス：神湊港渡船ターミナルからフェリーおおしまで約25分、しおかぜで約15分
所要時間：フェリー「おおしま」約25分　旅客船「しおかぜ」約15分
駐車場：あり（神湊港渡船ターミナル周辺）
●フェリーおおしま（1日5便）は車の乗船も可能。
予約：車の乗船は要予約（1ヶ月前から可。当日でも空きがあれば可能）
予約TEL：0940-72-2535（受付7～17時）
料金：12歳以上570円、子ども290円
自動車航送運賃：3090円（片道、車の全長3m未満の場合、1人分の乗船料含む）
URL: https://www.city.munakata.lg.jp/w050/040/040/050/050/0050/201501270633.html

■光岡八幡宮
住所：福岡県宗像市光岡949
TEL：0940-62-3811（宗像観光協会）
アクセス：九州自動車道若宮ICから車で約15分
駐車場：あり

■道の駅 むなかた
住所：福岡県宗像市江口1172番地
TEL：0940-62-2715
営業時間：9～17時
定休日：第4月曜(祝日の場合は翌日)、8/15～17、年末年始 ※変更の場合あり。公式サイト、SNS要確認
アクセス：九州自動車道若宮ICから車で約30分
駐車場：あり
URL: https://www.michinoekimunakata.co.jp/

※記事内のデータは2024年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。