学び、味わい、体験できる日本茶テーマ館!紅葉が見頃の「茶の文化館」 福岡県星野村
「茶の文化館」は、茶を学び、味わい、体験できる日本茶テーマ館。国内有数の高級茶、八女(やめ)茶の産地である八女市の中でも、奥八女と呼ばれる星野村や黒木町、上陽町、矢部村は、急峻な山と豊かな清流、寒暖差により特に品質の高い茶を育む地域だ。館内中央の「呈茶ホール」では、玉露を最大限においしく飲むために考案された「しずく茶」をはじめ、抹茶や和紅茶などを味わえる。「八女茶工房」は、手もみ緑茶づくり、抹茶ひき、ほうじ茶づくりや和菓子づくりなどを体験できる(有料)。館内にはほかに、八女茶を使った茶そばや茶がゆ、お茶のスイーツを提供する「お食事処 八女茶寮」も。茶の種類や生育などを紹介するパネルやモニターで、茶について理解を深めるのもおすすめ。例年11月上旬から中旬にかけて見頃となる紅葉観賞をかねて訪れよう。
茶の文化館から車で約5分の「麻生池」も、星野村の紅葉スポット。水面に映る赤や黄に色づいた葉が美しく、写真撮影におすすめだ。周囲700mの自然湖で、湖畔にはロッジやバンガロー、麻生神社が、池に浮かぶ中島には、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をご祭神とする弁才天社がある。麻生池には環境省の「絶滅危惧種」に指定されたスイレン科の多年草、オグラコウホネが自生。毎年5月下旬から10月にかけて、水面から茎を出しその先に咲く黄色い花が鮮やかだ。
麻生池から車で約5分の「古陶星野焼展示館」は、江戸時代に久留米藩の御用窯として栄えた星野焼の展示施設。八角形の回廊式ギャラリーに、江戸時代中期以降の星野焼の逸品が並ぶ。八女茶の産地だけあり、葉茶壷や茶道具などの名品が充実。お茶を注ぐと内側が金色に、外側が夕日色に見えるよう白土を薄く成形した「夕日釉煎茶器揃い」は必見の品。建物も個性的で、陶窯の煙突を模した外観に星の形の屋根、天井の開口部から光が降り注ぐ屋内庭園も見どころだ。
名茶の産地である星野村へ、紅葉を愛でるドライブに出かけよう。
茶の文化館
2024年で30周年となる文化館。展示エリアでは、茶葉を摘む前に日光を遮る被覆(おおい)を再現。玉露茶園の雰囲気を伝えてくれる。茶の文化館から車で約1分とすぐの「平和の広場」では、2024年で第37回目となる「八女星のまつり」(2024年11月16日(土)~17日(日))を開催。野菜や特産品の販売、九州和太鼓フェスティバルなどで盛り上がる。
麻生池
星野村観光の拠点「星のふるさと公園」にある池。水が涸れることがなく、干ばつが起きるたびに人々が麻生池に雨乞い祈願していたその昔、日頃のお礼を伝えたいと祈りを捧げた農夫の前に現れた白蛇がやがて美しい女性に変貌。この女性が麻生池の神様である弁才天だったという言い伝えがある。
古陶星野焼展示館
江戸時代に隆盛し、明治中期に途絶えたものの1969年(昭和44)に山本源太氏によって源太窯が再興された。その後丸田修一氏が十篭窯(じゅうごもりがま)を、山本拓道氏が錠光窯(じょうこうがま)を開窯し、その作品は美術工芸品として高く評価されている。館内では、3名の窯元による急須や花瓶などを販売。
■茶の文化館
住所:福岡県八女市星野村10816-5
TEL:0943-52-3003
入館料:無料。抹茶碾き500円(点茶体験は別途300円、和菓子付き)、ほうじ茶作り500円、ブレンドほうじ茶作り700円、手もみ緑茶作り1000円。※いずれも10分前までの要予約
開館時間:10~17時
休館日:火曜(祝日、5月、夏休み期間中、正月三が日は開館)
アクセス:九州自動車道八女ICから車で約50分
駐車場:あり
■麻生池
住所:福岡県八女市星野村
TEL:0943-52-2082(池の山キャンプ場)
アクセス:九州自動車道八女ICから車で約50分
駐車場:あり
■古陶星野焼展示館
住所:福岡県八女市星野村千々谷11865-1
TEL:0943-52-3077
入館料:大人200円、高校生100円、小・中学生50円
開館時間:9~17時
定休日:火曜(祝日の場合は開館)。12~2月は月・火曜(祝日の場合は開館)、12月29日~1月3日
アクセス:九州自動車道八女ICから車で約50分
駐車場:あり
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