「天守炎上」といわれる紅葉絶景！郡上八幡城やせせらぎ街道へドライブ　岐阜県郡上市

「郡上八幡城」は、戦国武将、遠藤盛数が1559年（永禄2）に戦のための陣を置いたのがその始まりと伝わる城。1933年（昭和8）に再建された模擬天守は、90年を超える日本最古の木造再建天守だ。約100本のモミジが赤く染まる紅葉の山城としても知られ、紅葉シーズンの毎年11月（2024年は11月2日（土）～24日（日））には「郡上八幡城もみじまつり」が開催される。期間中には、天守閣を囲む木々の根元などに50基以上のライトを設置し城内を照らすライトアップも。白亜の天守閣が周囲の燃えるような紅葉に彩られ「天守炎上」と形容される、紅葉と天守閣の見事なコントラストは必見だ。

郡上八幡城から車で約30分の「せせらぎ街道」は、郡上八幡エリアから明宝エリアへと続く道路。その名の通り吉田川、馬瀬川、川上川沿いを走り、川のせせらぎが聞こえてくるような情緒豊かなドライブコースだ。例年10月中旬から11月上旬にかけては、街道沿いの山々が鮮やかに染まる紅葉が素晴らしい。街道始点の郡上八幡から飛騨清見までは700mの標高差があるため、最も標高が高い西ウレ峠から始まる、濃淡異なる美しい紅葉を長期間にわたって目にすることができる。

郡上八幡城から車で約50分の「満天の湯」は、ゴンドラ遊覧やキャンプ、スキーなどを楽しめる「ウイングヒルズ白鳥リゾート」内の温泉施設。標高1000mに位置し、眼前に山肌が迫り夜には満天の星を見上げる絶景露天風呂をはじめ、ヒノキと御影石の個室露天風呂や内風呂、サウナ、休憩所、セルフサービスの飲食コーナーを完備。フェイスタオルやバスタオルは購入できるので、手ぶらで立ち寄ることも可能だ。

紅葉が見事なせせらぎ街道を走り、名城や名湯を訪ねるドライブに出かけよう。

1871年（明治4）の廃藩置県により廃城となり、石垣を除いて取り壊されたのちに再建。二代目城主の遠藤慶隆は、初代郡上藩主。再建された木造の模擬天守からは、郡上八幡の城下町を見下ろせる。「日本一美しい山城」とも評され、最近は朝霧に包まれた姿は「天空の城」としても人気。「続日本百名城」に選ばれている。

水の町として、また郡上おどりで知られる郡上八幡と、飛騨の小京都・飛騨高山を結ぶ全長約65kmの街道。街道沿いにナラやコナラ、ブナ、クヌギ、ナナカマドなどの広葉樹が続き、紅葉を間近に見ながら走れる絶好のドライブコース。急なヘアピンカーブや信号が少なく、路面は整備され運転しやすい。街道の人気紅葉スポット、西ウレ峠付近の紅葉の見頃は例年10月中旬～11月上旬。

泉質は、肌がつるつるになると評判のナトリウム・炭酸水素塩温泉。日帰りで貸し切り利用できる個室露天風呂は10室あり、各個室には脱衣所、御影石の床のシャワー付き洗い場を2つ設置。畳敷の小上がり78席とテーブル16席がある休憩所・飲食コーナーでは、セルフサービス形式で飛騨牛ステーキ丼や郡上味噌ラーメンなどを提供。

■郡上八幡城
住所：岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
TEL：0575-67-1819（郡上八幡産業振興公社）
料金:入城 高校生以上400円、小・中学生200円
開館時間：9～17時（11～2月は9時～16時30分、6～8月は8～18時）。入城受付は閉館の15分前まで
●郡上八幡城もみじまつり2024
開館期間：2024年11月2日～11月24日9～20時、入城受付は閉館の15分前。※ライトアップは2024年11月8～17日、日没17～20時ごろまで。
休館日：12月20日～1月10日
アクセス：東海北陸自動車道郡上八幡ICから車で約12分
駐車場：あり
URL：https://hachiman-castle.com/

■せせらぎ街道
所在地：郡上八幡～飛騨清見
TEL：0575-66-1239（郡上市観光連盟）
アクセス：東海北陸自動車道郡上八幡ICから車で約40分（郡上市明宝奥住まで）
駐車場：なし

■満天の湯
住所：岐阜県郡上市白鳥町石徹白峠山1-1
TEL：0575-86-3487
料金：大人900円、3歳～小学生400円
営業時間：11～20時 ※入館は閉館の30分前まで、飲食コーナーのLOは閉館の60分前まで
定休日：月～金曜、祝日の場合は営業
アクセス：東海北陸自動車道白鳥ICから車で約30分
駐車場：あり
URL：https://winghills.net/bath/

※記事内のデータは2024年10月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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