アートを身近に感じよう！海近くの美術館や海鮮自慢の道の駅へドライブ　大分県佐伯市蒲江

「波当津（はとうづ）美術館」は、廃校となった小学校を活用した美術館。館内には神路祇隆（こおろぎたかし）氏の作品が展示されている。日本の白砂青松百選に選ばれた波当津海岸から、歩いて数分のところにある旧波当津小学校の校舎が、氏のアトリエ兼展示場だ。1階にアトリエ（制作室）やSMサイズの展示室、2階には100号以上の大きな作品が並び、F100号の白龍「阿（あ）」や白龍「吽（うん）」、黒板に描かれたドラゴンなどをじっくり鑑賞できる。遠浅で波のおだやかな波当津海岸とともに訪れれば、静かで心豊かな時間が過ごせそうだ。

波当津美術館から車で約30分の「里の駅たかひら展望公園」は、標高345.7mの高平山頂にある、海を一望する展望公園。全長3.2kmの自然遊歩道に植栽されたノジギクは、例年11月頃が見頃。かつてはその数100万本といわれ、現在はシカの食害により減少しているものの、地元の人々の努力により再び少しずつ増え始めている。青い空と海のパノラマを彩る、可憐な白い花を見に行こう。

里の駅たかひら展望公園から車で約10分の「道の駅かまえ Buri Laboratory」は、海に面した町、蒲江ならではの海の幸を堪能できる道の駅。「レストラン 海鳴り亭」では、自慢の魚介類で作る海鮮丼やブリ丼、あつめし、刺し身定食をはじめ、地魚フライビーフカレーや天丼などのメニューが揃う。時期によっては伊勢エビを使った料理も登場。直売所「きらり蒲江館」では、蒲江の特産品である干物や蒲江港の沖合に浮かぶ屋形島の特産品、緋扇貝（ひおうぎがい）などのおみやげを購入できる。

白砂青松の海岸や美術館、今が見頃のノジギク。海に臨む蒲江をドライブしよう。

館内の作品はすべて大分県出身の画家、神路祇隆氏の作品。「廃校を利用した美術館を通し、アートを身近に感じてもらいたい。そして、波当津のすばらしいところ、その魅力を沢山の人に知ってもらいたい」との願いが込められている。

つつじの名所である仙崎山と峰続きの高平山頂にある絶景公園。公園内には、四方を海と山に囲まれた「たかひらキャンプ場」がある。

レストランは50席、カウンター 6席、10テーブルと広く落ち着いた雰囲気。おすすめは海鮮丼やブリを使ったメニュー。物産館で販売する緋扇貝は、蒲江港沖合に浮かぶ屋形島の特産品。赤や黄、橙、紫などの美しい色の殻が特長。

■波当津美術館
住所：大分県佐伯市蒲江大字波当津浦928
TEL：080-1538-6476
開館時間：10時～16時30分
休館日：月曜（変更の場合あり）
入館料：無料
アクセス：東九州自動車道蒲江波当津ICから車で約5分
駐車場：あり

■たかひら展望公園(高平キャンプ場 outdoor lab.)
住所：大分県佐伯市蒲江大字竹野浦河内2156-171
TEL：050-5527-1821
アクセス：東九州自動車道蒲江ICから車で約10分
駐車場：あり

■道の駅 かまえBuri Laboratory
住所：大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦5104-1
TEL：050-5527-1818
営業時間：新鮮直売所9～17時、売店11～15時、レストラン11～15時（14時30分LO）
定休日：年末年始（不定休の場合あり）
アクセス：東九州自動車道蒲江ICから車で約10分
URL：https://buri.fish/index.php

※記事内のデータは2024年10月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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