噂の秘境・オクシズへドライブ！温泉や紅茶づくり体験工房、茶屋カフェを訪ねよう　静岡市葵区梅ヶ島

「黄金（こがね）の湯」（top画像）は、葵区梅ヶ島にある日帰り温泉施設。バーベキューやキャンプ、4輪バギーも楽しめる人気のスポットだ。陽光が差し込む全面ガラス張りの内湯や、デッキチェアでくつろげる露天風呂、個室がある食事処「黄金の里」、畳敷の休憩室などを備え、2024年3月にリニューアルオープンした。2025年春に向け、さらなるリニューアル工事を継続中。泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉で、無色透明、とろりとした肌ざわりが特長だ。入浴後にはソファのあるテラスでくつろげる。晴れた日に車で出かけよう。

黄金の湯から車で約5分の「湯之神社（ゆのじんじゃ）」は、開湯1700年という梅ヶ島温泉の源泉が湧き出る「おゆのふるさと公園」上にある神社。江戸時代初期に徳川家康の猶子（ゆうし・親子関係を結んだ義理の子ども）であった良純（りょうじゅん）入道親王が「三蛇権現湯之神社」を建てたのが始まり。病身の良純入道親王が三匹の蛇に導かれ梅ヶ島温泉に滞在し病気が治癒したことから、三蛇権現湯之神社を建て、今も湯之神社がこの地に祀られているという。

再び黄金の湯方面へ向かい、車で約5分。紅茶やチャイの製造・販売を行う「梅ヶ島くらぶ」は、紅茶づくりや焙煎などの体験ができる「梅ヶ島紅茶体験工房」を黄金の湯の裏庭に開設。土日限定で紅茶づくりやオリジナルチャイのティーバッグづくり、コーヒーのハンドロースト（焙煎）などを体験できる。清流・安倍川の上流に位置する梅ヶ島は、インドのダージリンに似て茶の栽培に適した自然条件が揃い、標高700～1000メートルの山間に茶畑が点在。梅ヶ島くらぶで販売する、農薬や化学肥料を使わずに育てた紅茶の茶葉やチャイシロップは、人気を博している。

「オクシズ」の愛称で親しまれる静岡市内の中山間地、奥静岡。歴史ある温泉が湧き、茶畑が広がるオクシズを、ドライブしよう。

標高800メートルの高所に位置。天然ひのき抗菌防臭加工がされたタオルをフロントで購入でき、手ぶらでも入浴できる。とろみのある湯は、肌がしっとりつるつるすると好評。紅葉のテラスでは季節を楽しみながら、ホットコーヒーをいただける。

神社の三蛇権現として、守り刀の「備前長船祐定」と紺色の紙に経文を書写した「願経」、水晶で八房の「数珠」が祀られている。温泉街の「湯橋」を渡った先にあり、近くには梅ヶ島七滝に数えられる「湯滝」や梅ヶ島温泉の源泉がある。

茶葉の栽培には農薬や化学肥料の代わりに、水をきれいにする効果がある、手づくりの竹の肥料を使用。竹の肥料は茶に必要なケイ素を豊富に含んでいるため、緑茶から紅茶へスムーズに加工することができる。独自の製法で仕上げた渋みのない紅茶は、茶葉やティーバッグ、チャイのティーバッグやチャイシロップとして販売。

■黄金の湯
住所：静岡県静岡市葵区梅ヶ島5342-3
TEL：054-269-2615
営業時間：9時30分～16時30分（入館は16時まで）4～11月は9時30分～17時30分（受付は17時まで）
休館日：月曜（祝日の場合は翌日）、年末年始
入浴料：大人700円、小人（3歳～小学生）300円、2歳以下無料
アクセス：新東名高速自動車道新静岡ICから車で約50分
駐車場：あり
URL：https://www.koganenoyu.com/

■湯之神社
住所：静岡県静岡市葵区梅ヶ島5267
TEL：054-269-2525 (梅ヶ島温泉観光組合)
アクセス：新東名高速自動車道新静岡ICから車で約50分
駐車場：あり（梅ヶ島温泉街駐車場）

■梅ヶ島くらぶ（梅ヶ島紅茶体験工房）
住所：静岡県静岡市葵区梅ヶ島5342-1(黄金の湯の裏庭)
TEL：080-3711-3112（9～17時）
営業日：土・日曜
営業時間：10～16時
アクセス：新東名高速自動車道新静岡ICから車で約50分
駐車場：あり
URL：https://umegashima.love/

※記事内のデータは2024年11月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。