大地の恵みと歴史を感じる、酪農・スイーツ・鉄道遺産巡りのドライブ 北海道大樹町
4世代に渡り酪農を営む「半田ファーム」では、牛が自由に動けるフリーストールバーン方式を採用し愛情を込めて牛を育てている。敷地内にある直売所で販売しているチーズは、搾りたての牛乳を使用してつくられており、コンテスト入賞歴がある。熟成された濃厚な味わいが特徴だ。また、自家製のヨーグルト、パンも販売しており、酪農家のこだわりが詰まった製品は土産にも喜ばれる逸品。
「半田ファーム」から車で約5分の「ami poire(アミ ポワール)」は、2023年オープンのフランス菓子をメインとした洋菓子店。シンプルかつ技のある上品な味わいで人気急上昇中だ。ケーキや焼き菓子の原料となる乳製品は半田ファームから仕入れるなど、道産食材を多く使用していて、優しい甘さが特徴。住宅街に漂う甘い香りに誘われて連日多くの人が訪れる。
「ami poire(アミ ポワール)」から車で約5分の「旧国鉄広尾線 大樹駅跡(大樹交通公園)」は、1987年(昭和62)に廃線になった大樹駅の駅舎。線路があった場所は「大樹交通公園」という広場として整備され、ホーム跡には駅名標や信号レバーが残されており、鉄道ファンも多く訪れる。
大樹町の美味しい特産品を味わい、地域の歴史を感じる鉄道遺産を巡るドライブに出かけよう。
半田ファーム
全国にもファンが多いチーズは、ウォッシュタイプの「チモシー」、セミハードタイプの「オチャード」、ハードタイプの「ルーサン」など牧草の名前がつけられている。チーズの製造を最初から最後まですべて手がけているという半田ファームの自信作だ。
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マイルドなチーズ「オチャード」を味噌につけて6ヶ月熟成した「熟成チーズみそ漬け」は、おにぎりの具材にもおすすめ。
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「ヨーグルト プレーン(左)」と「ヨーグルトドリンク シュガー(右)」。どちらも成分を調整しておらず、自然そのままの味わい。
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酪農場の一角にある直売所。
ami poire
大手洋菓子店や個人店で長く経験を積んだオーナーが作る、可愛らしい菓子がショーケースに並ぶ店内。店名はフランス語でアミが「友」、ポワールは「梨」を意味していて、オーナーの名前が由来。
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定番スイーツは、マカロン生地でカリカリ食感のシュークリーム「シュー・ア・ラ・クレーム」。
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パリッと焼き上げたシューと濃厚クリームの「エクレール・ショコラ」。
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国産レモンを使用した洋酒香る大人のレモンケーキ「ケーク・シトロン」。
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グリーンののぼり旗が目印。
旧国鉄広尾線 大樹駅跡(大樹交通公園)
廃線になって35年以上経った今もなお、当時の面影を残した駅舎が建ち、訪れる人々に歴史の息吹を感じさせている。
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駅舎内には改札や待合室が残されている。
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ホームの端の駅名標。
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ホーム跡に残されている信号レバー。
■半田ファーム
住所:北海道広尾郡大樹町下大樹198
TEL:01558-6-3182
営業時間:11~18時(冬期10月下旬~17時閉店)
定休日:月・火曜
アクセス:帯広広尾自動車道更別ICから車で約20分
駐車場:あり
URL:http://handa-farm.com/
■ami poire
住所:北海道広尾郡大樹町柏木町12-23
TEL:01558-6-2818
営業時間:10時30分~18時30分
定休日:水曜(仕込み等により不定休あり)
アクセス:帯広広尾自動車道更別ICから車で約20分
駐車場:あり
URL:https://www.instagram.com/ami_poire_/
■旧国鉄広尾線 大樹駅跡(大樹交通公園)
住所:北海道広尾郡大樹町寿通1-11
アクセス:帯広広尾自動車道更別ICから車で約25分
駐車場:あり
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