石川県能登半島先端を通る、観光におすすめのドライブルート

二つの海を巡る旅

「輪島朝市」からスタートし、「九十九湾」を目指す、能登半島の里海シーサイドロード。日本海側に面した荒々しい波の外浦、富山湾に面した穏や​​かな波の内浦を体感​​することができます。「輪島朝市」を出発すると、道は荒々しい日本海を左手に、世界農業遺産のシンボル「千枚田」と続き、珠洲の塩の文化を堪能できる「塩街道」を経由しつつ、能登半島の最北端「禄剛崎灯台」を目指します。

ルートマップ:約2時間41分 (約89km)【充電スタンド 4スポット】

S:輪島朝市

スポット情報

輪島の市は、神社の祭日ごとに物々交換の場所として人が集まったのが市場の始まり。なんと、平安時代から千年以上続いています。朝市は、メインストリート河井町本町通り約360m両側に、200軒以上の露店がずらりと並び、鮮魚、干物、生鮮野菜、漬物と、様々な商品が売られています。

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約10km 国道249号 約18分​

1:道の駅・千枚田ポケットパーク【充電スタンド有】

スポット情報

世界農業遺産のシンボル的存在の千枚田。一番小さい田んぼでは、7株しか稲が植えられないところもあるのです。傾斜の厳しい棚田での稲作は、機械ではなく、人手による労力と多くの時間をかけているのです。最近では、この歴史を守る、生産者の高齢化のため耕作の継続が難しくなっているのが現状。この美しい景観を守り稲作の大切さを知るため、輪島市では「白米千枚田オーナー制度​」を実施してこの風景を守っているのです。

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約14km 国道249号 約23分

2:道の駅すず塩田村【充電スタンド有】

スポット情報

「揚げ浜式製塩」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている珠洲の技術。炎天下に海から海水を汲み上げ、何度も何度も砂地に水を撒き、天日で乾かす。その砂ごと、さらに海水で煮詰めて塩を凝縮させる製法で、慶長元年(1596年)頃に始まり、今も当時とほとんど同じ製法で作られています。「揚げ浜式製法」の塩は、ミネラルが豊富。苦味や、トゲトゲ感の無い、まろやかな塩味のあとに甘味がひろがります。おにぎりに使うと、次から他の塩が使えなくなるほど!是非、お土産にいかがですか?

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約23km 国道249号、県道26号 約40分

3:禄剛埼灯台 (道の駅 狼煙)【充電スタンド有】

スポット情報

道の駅「狼煙(のろし)」から坂道を15分で禄剛埼(ろっこうさき)灯台に到着。日本の灯台50選」の一つです。能登半島の最先端に位置する禄剛崎は、外浦と内浦の分岐点で、古くから日本海航路の重要地点でした。この海では事故が多く、航路の目印として狼煙が焚かれた場所でもありました。そこから今も「狼煙海岸」や「狼煙港」という名が残り、禄剛埼灯台は「狼煙の灯台」とも呼ばれます。明治16年(1883年)。設計は「日本の灯台の父」と呼ばれたイギリス人技師のリチャード・ブラントン(当時42歳)。海抜40m近い断崖の上に灯台は、すべて日本人技術者の手によって行われ、完成まで約2年かかりました。日本人だけで洋式灯台が作られたのは禄剛崎が初。灯台の正面には、菊の紋章がついた記念額があります。菊の紋章がつく灯台はここだけです。
なお、駐車場としてご利用いただける「道の駅狼煙」​​には、普通充電施設が設置されております。

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約21km 県道28、12号 約37分

4:道の駅すずなり【充電スタンド有】

スポット情報

2010年に旧のと鉄道の珠洲駅跡に誕生した、道の駅 すずなり。新鮮野菜や魚の干物のほか、お菓子、地酒、海水塩、珪藻土で作られたコンロ、珠洲焼、お米、ジャム、あごだし等々。見てるだけで、珠洲のことが楽しく学べます。人気なのが、珠洲で自生する、からし菜の種を原料にして作られたマスタード。鼻に抜ける、わさびに近い揮発性の辛み。からしの奥深い香りが、おでんやサンドイッチ、肉料理にも合う!と評判が高まり、地域限定のヒット商品となりました。甘いものでは、「泉谷のいも菓子」がお土産の定番。奥能登の素朴な風情を、「いも」の形で表わしていて、一つ一つ串に通して焼き上げた和菓子。ニッキの高い香りと白あんが、甘すぎず食べ飽きません。冷たいものが食べたい時には、珠洲の塩を使ったソフトクリームをどうぞ。

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約6km 国道249号 約11分

5:見附島

スポット情報

島の名称の由来は「弘法大師」、「空海」が佐渡島から能登半島へやって来て、最初に見つけたことから、見附島と命名された、と言われています。島は、七輪の原材料でもある「珪藻土(けいそうど)」でできています。珪藻土は植物性プランクトンの遺骸が化石となり、数千万年かけてできた堆積岩。能登半島のおよそ4分の3が、珪藻土でできていて、その埋蔵量は日本一とされてています。

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約15km 県道35号 約32分

6:九十九湾

スポット情報

九十九湾は、能登半島内浦側では、「見附島(軍艦島)」と並ぶ代表的な観光名所。東西約1km、南北約1.5kmの範囲なのに海岸線は13kmにもおよび、入り江の数が多いことから九十九湾と名付けられました。湾の中央には、蓬莱島(ほうらいじま)という島があり、スダジイやマツ、カツラの木などが群生しています。2か所ある遊覧船のうち、「能登九十九湾遊覧船」は、湾の最も奥にあたる所が船着き場になっています。湾内はほとんど波がなく、船酔いの心配は全くございません!35分間の「海からの絶景」周遊が楽しめます。遊覧船の船底は、左右にはガラス窓がついていて、透明度の高い海中の様子を観察できる潜水展望室になっています。

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ドライブ情報

  • 禄剛崎灯台を中間地点とした、前半の海と後半の海。それぞれの風景、歴史、町の表情の違いを楽しもう!