トヨタ自動車の工場見学と香嵐渓を巡る 紅葉におすすめのドライブルート
最先端技術工場と宿場町を見学、時を超えた自然美にも感動
日本をリードするグローバル企業のトヨタ自動車の本拠地が豊田市。まずは、トヨタ自動車の展示施設で、自動車技術などへの取り組みや最新モデルを紹介するトヨタ会館の見学を。元町、高岡、堤の3工場のうちのひとつを見学する工場見学は、トヨタ会館が発着所。世界最先端の技術で車が生産される様子には目を見張るものがある。足助・香嵐渓へは、清流巴川沿いに続く県道39号(足助街道)を北上する。駐車場に車を止めて香嵐橋あたりまで遊歩道を散策しよう。途中には香嵐渓の紅葉ゆかりの香積寺(こうじゃくじ)、その門前に三州足助屋敷がある。三州足助屋敷では、機織りや藍染めなどの手仕事を体験してみたい。旧足助宿は香嵐渓から徒歩ですぐ。香嵐渓そばのボランティアガイドセンターで無料ガイドを申し込んで足助の町並みを案内してもらおう。散策後はレトロなマンリン書店の蔵の中のギャラリーでひと休み。帰路の猿投(さなげ)グリーンロードでは快適なドライブを楽しんで。
ルートマップ:約1時間(約33km)
S:豊田東IC
約3.3km 国道248号、県道491号 約10分
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1:トヨタ会館
スポット情報
トヨタ自動車の展示施設で、ハイブリッド、燃料電池自動車などの自動車技術や交通安全、品質などトヨタの取り組みを紹介。人と同じようにトランペットを演奏する「パートナーロボット」のショーを間近で見ることができる。ショールームには新型車が勢揃い。トヨタ会館地下には、一般の来館者が利用できるレストランもある。利用は昼時(11時30分~13時30分)のみで、詳細は事前に確認を。
トヨタ会館受付 工場により異なる
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2:トヨタ自動車 工場見学
スポット情報
工場案内スタッフが組立工場や溶接工場などの生産工程を案内してくれる。トヨタ生産方式によるクルマづくりが見学できる。作業者一人一人の知恵がつまったモノづくりの現場や、高品質なクルマづくりを目指しているトヨタの姿を見に行こう!なお、工場見学の「見学バスツアー」は、元町工場、堤工場、高岡工場などの中から、1つの工場のみ見学できる。ただし、時期により公開をしている工場が異なり、また、見学の工場は指定できない。「見学バスツアー」は、見学希望日の3カ月前の同日から3日前まで受付。申込みは、トヨタ自動車ホームページ「トヨタ企業サイト」から申込む。
約20km 県道491号、国道301号、県道39号、国道153号 約35分
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3:香嵐渓
スポット情報
東海地区を代表する紅葉の名所。寛永11年(1634)に、香嵐渓にある香積寺の三栄和尚が、巴川沿いの参道から香積寺境内までカエデや杉を植えたのが始まりといわれている。毎年11月中旬~12月初旬、飯盛山を中心に足助川と巴川が合流する巴橋から約1km上流の香嵐橋付近まで、約4000本のモミジが紅葉。香嵐渓のシンボルともいえる待月橋(たいげつきょう)から吊橋の香嵐橋までは、特に見事な景観を見せ多くの観光客で賑わう。もみじまつり期間中、夜はライトアップが行われ、幻想的な雰囲気が味わえる。
香嵐渓内
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4:三州足助屋敷
スポット情報
香嵐渓の中ほどにある、明治から昭和中期の豪農の家屋を再現し、山村の暮らしや手仕事の技術を紹介する施設。足助屋敷で親しまれる約3000平方mの屋敷の敷地内には、茅葺きの長屋門や母屋、土蔵、作業小屋などが立ち並び、懐かしい雰囲気。各棟では、紙漉きや機織り、鍛冶屋など約10種類の職人の実演が見られる。紅葉時期以外は各種体験ができ、当日可のものもある。所要15分~1日。豆腐料理の店や茶屋も好評だ。
約1.7km 一般道 徒歩往復約25分
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5:旧足助宿
スポット情報
香嵐渓の巴川と足助川が合流する地域が旧足助宿の町並み。足助宿は江戸時代に伊那街道と呼ばれ、中馬(馬で荷を運ぶ人々の組合)によって三河湾の塩が信州に運ばれる「塩の道」(中馬街道)の宿場。塩問屋が数多くあった宿場町の面影は2kmほど残され、妻入り型や平入り型などの古い家々や馬頭観音、白壁と黒板塀の美しいマンリン小路、かつての銀行を利用した資料館の足助中馬館など、散策に格好。無料の三州足助観光ボランティア・ガイドもいる。国の重要伝統的建築物群保存地区に、足助八幡宮、鈴木家住宅は重要文化財に指定されている。
旧足助宿内
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6:マンリン書店・蔵の中ギャラリー
スポット情報
足助の町並みの中ほどにある、黒い板壁と白い漆喰壁のコントラストが美しいマンリン小路。その入口にある築150年の蔵を利用した書店がマンリン書店。“マンリン”という名前は、店の屋号が萬屋で、代々の当主は林右衛門を名のったことからとか。書店奥のギャラリーは呈茶券で見学でき、陶器や手織りのキリムなどさまざまなジャンルの工芸品を展示・販売している。鑑賞後には蔵の中のカフェスペースで、ゆっくりとティータイムを。
約9.5km 国道153号 約15分
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7:力石IC
ベストシーズン
3月下旬~4月下旬の香嵐渓には、カタクリの花がまるで薄紫の絨毯のように咲き誇る。香嵐渓の鮮やかな新緑は5月頃が格別。
8月初~中旬に「足助夏まつり」を開催。期間中、“たんころりん”という竹と和紙で作られた行灯が町中に並べられ、万灯まつりや花火大会も同時に開催される。夜の楽しみが多いので足助周辺の温泉宿に泊まるのもいい。
11月中旬~12月初旬の香嵐渓の紅葉は有名。「香嵐渓もみじまつり」が開催され、夜のライトアップでは幻想的な雰囲気が醸し出され、ロマンチックな夜を演出。
2月上旬~3月上旬の「中馬のおひなさん」は、足助中馬館や足助公民館を拠点に、足助の町並みをつくる家々が衣装びなや土びななど、さまざまな年代・表情のおひなさんを展示する。
ドライブ情報
- 香嵐渓や足助の駐車場は、香嵐渓手前の宮前駐車場のほか西町駐車場など有料駐車場が数カ所ある。紅葉期には臨時駐車場も開設されるので事前にチェックを。
- 紅葉最盛期の香嵐渓へ至る道路渋滞は必至。県道33号や県道344号などの迂回路や、国道153号の足助バイパスを利用するなど、足助観光協会や「みちナビとよた」の交通情報をこまめにチェックしよう。
- 猿投グリーンロードは、名古屋市街と香嵐渓へ至る国道153号を結ぶ全長13.1kmの有料道路。通常は車も少なく、快適なドライブが楽しめる。22時~翌6時は無料になる。
問合せ先情報
- 豊田市観光協会(豊田市商業観光課内) 0565-34-6642
- 足助観光協会 0565-62-1272
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※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。
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