世界遺産 高野山と和歌山の名所を巡る おすすめドライブルート

ユネスコ世界遺産に登録された高野山と、和歌山の人気スポットをめぐるルート。和歌山ICを降り30分程で、かつて遠見番所として利用されていた、番所庭園へ。海に面した庭園はパワースポットやロケ地としても有名。ほど近い、趣ある町屋が立ち並ぶ黒江は江戸時代に紀州漆器の産地として栄えた。散策を楽しんだら、東へ向かい、小原洞窟恐竜ランドへ向かおう。洞窟内に展示された恐竜の模型は迫力満点。最後はメイン、荘厳な空気が漂う霊験あらたかな高野山へ。静かな時間に身をゆだねよう。

ルートマップ:約3時間50分 (約97km)

S:和歌山IC

約12km 県道145号、15号 約30分

1:番所庭園

スポット情報
紀伊水道に突き出た場所を整備した、芝や松の緑が美しい庭園。紀州藩時代の「見張り番所」を整備した開放感いっぱいの庭園だ。

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約11km 国道42号 約25分

2:黒江の町並み

スポット情報
海南市北部の黒江地区は室町時代から続く紀州漆器の産地。会津塗、山中塗、輪島塗と並び全国四大漆器産地のひとつに数えられる。かつて漆器問屋が軒を連ねた一帯は今もジグザグと軒を斜めに立ち並ぶ独特の家並みが残り、繁栄した往時の面影を偲ぶことができる。

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約47km 国道370号、県道115号 約110分

3:小原洞窟恐竜ランド

スポット情報
迷路のような洞窟の内部にブロントサウルスやティラノサウルスなど、20体以上の恐竜の模型を配し、リアルな鳴き声と照明などの演出で探検が楽しめる。洞窟内は年間を通して12~13度と、夏は涼しく冬は暖かい。所要時間はゆっくり歩いても約1時間。家族連れに人気のスポット。

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約27km 国道371号 約65分

4:高野山

スポット情報
高野山は、弘法大師によって開かれた、真言密教の修行道場であり、全国に広がる高野山真言宗の総本山。標高およそ900mで、山の上の盆地に、壇上伽藍と称する聖地がある。総本山金剛峯寺をはじめ、様々な文化財が納められた霊宝館など、たくさんの寺院が並び、仏像や曼陀羅が参拝者を迎える。また、うっそうと杉の樹の茂る奥の院には、太閤秀吉から太平洋戦争の英霊まで、さまざまな人々のお墓が立ち並んでいる。平成16年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。

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ベストシーズン

春の高野山を体感するならば、暖かさを感じるGW過ぎに訪れよう。この頃、高野山金剛三昧院では天然記念物に指定されたしゃくなげが見頃を迎える。

小原洞窟恐竜ランドの近隣には「恐竜館」があり、恐竜の生きた時代の体感学習ができるので、夏休みの子供との旅行にぴったり。

例年10月下旬~11月初旬に見頃を迎える高野山の紅葉。期間中はライトアップも実施している。

黒江の古い町並みの残る地区では、正月を迎える準備で建物に渋墨塗りを施す。

ドライブ情報

  • 冬の高野山周辺地域では、積雪や路面凍結の恐れがあるため、十分な装備で向かおう。
  • 小原洞窟恐竜ランドへ向かう山道はかなりのワインディングロード。車酔いと運転に気を付けよう。